100日連続投稿の節目に。ペイフォワードカフェの原点を、今の自分のことばで綴ります
今日で、連続投稿が100日になりました!!🎊
数字そのものにたいした意味はないのかもしれません。でも、ひとつの区切りに立つと人は自然と「はじまり」を振り返りたくなるもの。
だから今日は、ぼくの原点の話を書きます。何度か触れてきたけれど、改めて、自分のことばで綴りたいと思います。
「100円いただけませんか」
2017年。当時のぼくは福島に住んでいました。ある日の夕方のこと。福島駅の近くで、前から何度か見かけていた方に、声をかけられたんです。
「100円、いただけませんか」
路上で暮らしている方でした。その時、興味本位だったのか、なんなのか。自分は咄嗟にその人にこう声をかけたんです。
「何に使うんですか?」
するとその方は、「おにぎりを買いたい」とおっしゃっていました。
そのとき、ぼくの口から出たのは、こんなことばでした。
「じゃあ、一緒に買いに行きませんか?」
コンビニで、おにぎりを二つ
近くのコンビニまで、並んで歩きました。おにぎりと、お水。ついでに、自分の分も。それを持って外に出て、食べながら、ぽつぽつと話しました。
そのなかで、こんな話が出てきたんです。
「自分は、老齢年金をもらえるはずだったんだ」と。
くわしく聞くと、こういうことでした。雇い主からは「厚生年金に入っている」と言われていた。でも、解雇されたときに、実は入っていなかったことがわかった。
年金は、決められた年数を払っていないと受け取れません。だから、もらえない。家もない。それで、こうしているんだ、と。
ぼくが伝えた、たったひとつの情報
聞きながら、ぼくは、あることを思い出していました。
ちょうどその頃、年金の制度が変わったばかりだったんです。老齢年金を受け取るために必要な期間が、「25年以上」から「10年以上」に短縮された。その直後でした。
(参考:必要な資格期間が25年から10年に短縮されました|日本年金機構。この改正で、新たに約64万人に受給権が生まれたと言われています)
「もしかしたら、もらえるかもしれませんよ」
そう伝えると、その方は言いました。
「ありがとう。今度、市役所に行ってみる」
それだけの、短いやりとりでした。ぼくらはそこで別れました。
それ以来、一度も見かけなくなった
それから、1週間、2週間、1ヶ月、、、。
不思議なことに、それからその方を、ぼくは一度も見かけなくなりました。
いつも同じ場所にいたのに、ぱたりと。
しばらく経って、ふと思ったんです。
もしかして、あのとき伝えた情報で、年金を受け取れて、住むところが見つかったんじゃないか。
確かめるすべは、ありません。ただの想像かもしれない。
ぼくがしたことは、たった2つのことでした。「一緒におにぎりを食べたこと」と、「ちょっとした情報を伝えたこと」。
ほんのちょっとしたことです。それだけで、見知らぬ誰かの状況が大きく変わったのかもしれない。
その可能性を感じたとき、ぼくは、自分自身があたたかく満たされていくのを感じました。何か見返りをもらったわけでもないのに、です。
ほんのちょっとが、当たり前になったら
ほんのちょっとの思いやりが、
見知らぬ誰かに届くことが当たり前になったら。
送る側も、送られる側も、幸せになったら。
これが双方向ではなく、巡り巡って循環していったら。
そんな景色が広がったらいいなあ、と。
あの夕方から、ずっと描いている、ぼくの理想の世界です。
その景色を自分の手の届く範囲でカタチにしたくて、ペイフォワードカフェを仲間たちと行なうようになりました。

そして、その実践が、福島を中心に8年、10回以上続いています。この景色に共感する仲間が一人、また一人と増えて、現在、栃木や東京でも同じ取り組みを行う仲間がいます。

「思いやりを広げる」人をふやすために
そして今。ぼくは本を書いています。ペイフォワードカフェという形じゃなくてもいい。この価値観に共感する人たちに届いて、ペイフォワードの循環につながれば。
このペイフォワードの輪を大きくでかくしたいわけじゃありません。いたるところで輪がふえていったら、と思っています。なぜなら、ぼくの使命は「思いやりを広げる人をふやす」だから。

ぼくにとって、ペイフォワードカフェは「思いやりを広げる」活動の一つです。しかし、ぼくが成し遂げたいことは、広げる担い手をふやすこと。これが、ぼくにとっての「思いやりを広げる人をふやす」になります。
そう思って一つの本に想いをしたためています。

より多くの人にこの価値観が伝わるように。今後も「思いやりを広げる人をふやす」ため、邁進していきます。
ペイフォワードの考え方を広めるための書籍出版プロジェクトに挑戦中です。なぜ本を書くのか。なぜいま挑戦するのか。その想いをクラファンページ↓にまとめました。この挑戦、ぜひ応援してください!よろしくお願いします!!
いいなと思ったら応援しよう!
もしよかったら応援お願いします!大変励みになります!