Fox『ルークはどこへ行く。ジェダイなしにフォースの均衡は訪れない』
By Alexander Hall, Fox News, 2025/8/19
「スター・ウォーズ」の俳優マーク・ハミルは、トランプ大統領が再選したとき、アメリカを離れることを本気で考えていたとイギリスの新聞に明かした。妻には「ロンドンかアイルランドに移るかやな」と話していたという。
ハミルは「スター・ウォーズ」シリーズでルーク・スカイウォーカーを演じたことで有名であり、また「バットマン」作品でジョーカーの声を担当していることでも知られている。
彼はまた、ハリウッドでもっともリベラル色の強い俳優のひとりとして知られており、そのことは『タイムズ』紙の寄稿編集者マット・ラッドが長いインタビューの中で指摘している。
ラッドはこう書いた。「今の彼はライトセーバーではなく、キーボードで戦っている。ザッカーバーグに腹を立ててFacebookを辞め、マスクに腹を立ててTwitterを辞め、今はBlueskyでアメリカの現状に対する恐怖を吐き出しているのだ」と。
「トランプの話題は会話の最後まで避けていた。丸一日持っていかれる危険があるからだ。案の定、最後にハミルに“今のアメリカをどう見ているか”を尋ねたら、長い独演会になった」と。
イギリスの日刊紙との長いインタビューで、ハミルはトランプが選挙に勝った後、自分が経験した苦悩を率直に語った。彼は当時の大統領ジョー・バイデンを熱心に支持し、さらにバイデンが指名したカマラ・ハリス前副大統領も民主党候補として応援していた。
トランプ政権の現実は、彼にとって「政治スリラー小説として想像しなければ耐えられない」ものだったと述べた。
「いじめやら無能やら、ようわからん人らがえらいとこ座っとるやろ……。気ぃ狂わんようにするにはな、分厚うて長ったらしい政治小説や思て眺めるしかないねん」
「ある意味おもろいで。『これでホンマに終わりかもなぁ』思えるさかいな。アメリカの地位はガタガタにされてもて、何十年も響くやろ。カナダを51番目の州にする? ほんまアホやなぁ。グリーンランド取って、メキシコ湾の名前変えるとか、もう笑けてくるわ」
ハミルはバイデン政権下でも熱心な支持者で、2024年5月にはホワイトハウスを訪れて大統領と会談し、報道官カリーヌ・ジャン=ピエールとともに記者会見室にも顔を出した。
「ワシはまだ信じとんねん。正直でまっとうな人の方が、MAGAの連中よりようけおるってな。もしそれ信じられへんかったら、イギリス帰っとるわ」
彼はまた、他のリベラル系俳優と同じように、英語圏の別の国に移ることを本気で考えたことも認めた。『タイムズ』紙によると「トランプが再選したとき、奥さんに“ロンドンかアイルランドや”と選ばせた」という。
ハミルは当時を振り返り、こう語った。
「うちの嫁はしっかり者やねん。すぐ答えんと、一週間ぐらいしてから言いよったわ。『自分の国から、あの人に追い出されるんを許すなんて、あんたらしくないわ』ってな。ほんま、腹立つやっちゃなぁ思たけど、『せやな、ワシ出て行くわけにいかんわ』ってなったんや」
これに対してホワイトハウスの広報は俳優を批判した。
「マークがアメリカに留まることを決めたので、彼はトランプ大統領がアメリカ国民のために確保している多くの勝利を享受することになるでしょう。そして本当に、ロージー・オドネルと同じ場所に移る計画を再考することを誰が責められるでしょうか」とホワイトハウスの報道官は答えた。
【注】ロージ・オドネルは、俳優など多岐にわたる活動をする反トランプ派。2025年初頭、政治的・社会的な理由からアメリカを離れ、アイルランドに移住した。
