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子どもの為にも頑張りすぎない親がいい

子どものためにと思って、つい先回りしてしまうことはないでしょうか。

忘れ物をしないように準備してあげる。
宿題をやったか確認する。
朝は起きるまで何度も声をかける。
片付けが終わらなければ代わりにやってしまう。

親としては
「困らないように」
「失敗しないように」
という気持ちでやっていることですが、
実は、
頑張りすぎるほど、子どもが自分でやらなくなってしまうことがあります。

我が家も4人育てているので、その難しさはよく感じます。
忙しい朝などは、こちらが全部やったほうが早いですし、散らかった部屋は自分で片付けたほうが楽です。

ですが、親が先に動けば動くほど、
子どもは
「自分でやらなくても誰かがやってくれる」
と学習していきます。

これは怠けているというより、人として自然な反応だとのことです。

例えば、
大人でも誰かが毎回準備してくれるなら、自分で準備しようという意識は薄れます。
職場でも、誰かが必ずフォローしてくれる環境では、自分で責任を持って動く意識は育ちにくいものです。

子どもも同じで、
「自分でやる必要がない環境」
になると、自分で考えて動く力が育ちにくくなります。

特に小さい子は、失敗しながら覚えていきます。

靴を左右逆に履く。
宿題をやり忘れる。
着替えに時間がかかる。

親からすると見ていられないこともありますが、実はその失敗の積み重ねが、自分で気づく力につながっていきます。

忘れ物をした子は、次から忘れない方法を考えるようになります。
片付けを後回しにして困った経験をした子は、少しずつ先にやる大切さを覚えていきます。

反対に、親が毎回全部防いでしまうと、子どもは困る経験をしないため、「なぜ自分でやらなければいけないのか」が分からないままになります。

サッカーやバスケットボールのコーチをしていても、
上達する子ほど、
「自分で考える経験」
をたくさんしているのだなと感じます。

指示されたことだけをやる子よりも、自分で失敗し、自分で工夫し、自分で修正した子のほうが、長い目で見て伸びていきます。

育児も同じで、親が全部正解を与えるより、子ども自身が考える余白を残してあげることが大切なのだと思います。

もちろん、全部放っておけばいいという話ではありません。

危険なことや、年齢的にまだ難しいことはサポートが必要です。
ただ、できることまで親が先回りしすぎると、
子どもの
「自分でできた」
という経験を奪ってしまうことがあります。

おすすめなのは、「全部やる」でも「全部やらせる」でもなく、一部を任せることから始めることです。

例えば、最初は、翌日の持ち物は子ども自身が準備し、最後だけ親が確認してあげる。
片付けも最初から最後まで親がやるのではなく、
「本だけは任せるね」
「机の上の片付けは任せるね」
と範囲を絞る。
といった具合です。

そうすると、子どもは
「自分でできた」
という感覚を持ちやすくなります。

親が頑張ること自体は決して悪いことではありません。
むしろ、それだけ子どものことを大切に思っている証拠だと思います。

ただ、子どもが将来、自分で考えて動けるようになってほしいのであれば、少しだけ手を離してみることも必要なのかもしれません。

時間はかかりるし、失敗も増えると思います。
でも、その遠回りが、結果として子どもの自立につながっていくのだと思います。

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