結果よりも過程を評価することの本当の意味
「結果よりも過程を評価することが大切です」
子どもの関わりの中で、よく耳にする言葉ではないでしょうか。
私自身、4人の子どもを育てる中で、この言葉の意味を何度も考えてきました。
ただ正直なところ、「過程を評価する」とは具体的にどういうことなのか、少し曖昧に感じることもあると思います。
今回は、その『本当の意味』について、私なりの考えを記事にしました。
まず前提として、結果を評価してはいけないという話ではありません。
試合に勝つ、テストで良い点を取る、記録を更新する。
これらは子どもにとって大きな喜びですし、成長の一つの指標でもあります。
ただ、結果だけを見てしまうと、どうしても評価が「できた・できない」の二択になりがちです。
例えば、試合に負けたとき。「負けた=ダメだった」と受け取ってしまうと、子どもは次第に挑戦を避けるようになります。
なぜなら、結果が出なければ評価されないと感じるからです。
ここで大切になるのが過程です。
過程を評価するというのは、「どれだけ努力したか」を褒めることだけではありません。
もう少し具体的に言うと、
「行動の選択」と「取り組み方」
を見てあげることです。
・自分から練習に向かったか
・できないことに対して逃げずに向き合ったか
・昨日よりも少しでも工夫しようとしたか
こうした部分は、結果とは切り離して評価することができます。
私の家庭でも、うまくいかなかった日ほど「今日はどんな工夫をしたの?」と聞くようにしています。
すると子どもは、「こうやってみたけどダメだった」と話してくれます。
この時点で、その子はすでに『考えて行動している』状態です。
ここに価値を見出すことが、過程を評価するということだと考えています。
もう一つ大切なのは、過程の評価は「次につながる」という点です。
結果はその瞬間で終わりますが、過程は積み重なります。
良い取り組み方ができていれば、たとえ今回は結果が出なくても、次に繋がる可能性が高くなります。
逆に、結果だけを評価してしまうと、「たまたまうまくいった」ことも成功として扱われてしまい、再現性が低くなります。
指導の現場でも、「なぜそれができたのか」「次も同じことができるか」を重視します。
これは家庭でも同じだと感じています。
もちろん、子どもは結果を求めます。
「勝ちたい」「できるようになりたい」という気持ちはとても大切です。
その気持ちを否定する必要はありません。
だからこそ、結果に一喜一憂するのではなく、その裏側にある過程に目を向けてあげることが重要になります。
結果が良かったときは、
「どうやってそれを達成したのか」を一緒に振り返る。
結果が出なかったときは、
「次にどうするか」を考えるきっかけにする。
その繰り返しが、子どもを『自分で成長できる状態』に近づけていくのだと思います。
私自身、子どもたちと関わる中で感じるのは、「見てもらえている」と感じたときに、子どもは一番前向きになれています。
結果ではなく過程を見るというのは、言い換えれば「その子の取り組みそのものに目を向ける」ということなのかもしれません。
もし日々の関わりの中で迷うことがあれば、「この子はどんな過程を歩んでいるのか」という視点で一度見てみる。
それだけでも、関わり方は少し変わってくると思います。
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