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『自分で考え動ける子』に育つ環境設計

「どうすれば、自分で考えて動ける子に育つのか」

これは、4人の育児の中で、私自身が何度も考えてきたテーマです。
つい親としては「早くして」「こうやりなさい」と手を出したくなるものですが、その積み重ねが、結果として“指示待ち”を生んでしまうことも少なくありません。

では、どのような環境を整えれば、子どもは自分で考え、行動できるようになるのでしょうか。

まず大切なのは、
「正解を先に渡さないこと」だと感じています。

例えば、子どもが何かに困っているとき、すぐに答えを教えるのではなく、「どうしたらいいと思う?」と問いかける。
最初は時間もかかりますし、遠回りに見えるかもしれません。
それでも、自分の頭で考えた経験は確実に積み重なっていきます。

実際、我が家でもこの関わり方を意識するようになってから、子どもたちの行動に変化が見られるようになりました。
以前はすぐに
「どうすればいい?」
と聞いてきていた場面でも、自分なりに考えて動こうとする姿が増えてきました。

次に重要なのは、
「失敗できる余白を残すこと」です。

大人の目線で見れば、明らかにうまくいかないと分かる場面もあります。
それでも、あえて止めずに見守ることには意味があります。
なぜなら、失敗から得る気づきは、他人から与えられた正解よりも深く残るからです。

もちろん、安全面に関わることや、取り返しのつかないことは別ですが、それ以外の多くは経験として受け止めることができます。
この、
「小さな失敗の積み重ね」
が、自分で考える力の土台になっていくと感じています。


そしてもう一つは、
「親がすべてを管理しすぎないこと」です。

スケジュール、準備、判断…これらをすべて親が先回りしてしまうと、子どもは考える必要がなくなります。
結果として、
「言われたことだけをやる」
状態になりやすくなります。

例えば、習い事の準備ひとつでも、
「忘れ物がないように親が全部確認する」のではなく、
「自分で確認する習慣」を作ることが大切です。
最初は忘れることもありますが、その経験が次につながります。

ここで一つ前提としてお伝えしておきたいのは、
「すぐにできるようになるものではない」ということです。

環境を整えたからといって、翌日から急に変わるわけではありません。
むしろ、時間をかけて少しずつ変化していくものだと思います。
だからこそ、親の側にも『待つ姿勢』が求められるのだと感じています。

私自身も、まだまだ試行錯誤の途中です。
ただ、子どもたちの変化を見ていると、
「環境の影響は確実にある」と実感しています。

自分で考えて動ける子に育ってほしいと願うのであれば、何か特別なことを教えるよりも、「どう関わるか」「どんな環境を用意するか」が重要なのかもしれません。

日々の小さな積み重ねではありますが、その一つ一つが、子どもの将来につながっていくと感じています。

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