失敗した子どもへの接し方
子どもが失敗した時、親としてどんな言葉をかけるべきか悩むことは多いと思います。
我が家も4人の子どもを育てる中、テストで間違えた、試合で負けた、約束を忘れた、物を壊したなど、さまざまな失敗を見てきました。
親としては
「次は同じことをしないようにしてほしい」
という思いがあるので、つい強い言葉を言ってしまうことがあります。私自身も、感情的になってしまい反省したことが何度もあります。
ただ、子どもが失敗した時ほど、親の言葉は強く残ります。
特に言わない方が良いと感じる言葉があります。
ひとつ目は、
「だから言ったでしょ」
です。
親からすると、本当にその通りな場面も多いと思います。
事前に注意していたことを守らず失敗した時には、つい口に出したくなります。
ですが、この言葉を言われた子どもは、
「失敗したこと」よりも「責められたこと」が強く記憶に残ります。
すると、
次からは失敗を隠したり、親に相談しなくなったりすることがあります。
ふたつ目は、
「なんでそんなことしたの?」
です。
もちろん理由を知りたい場面はあります。
しかし、失敗した直後の子どもは、自分でも理由をうまく説明できないことが多いです。
特に小さい子どもは、感情や勢いで行動していることも多いため、「なんで」と詰められると黙ってしまいます。
本当に聞きたいのは原因ではなく、状況や気持ちのはずです。
その場合は、
「どうしてそうなったのかな」
「何があった?」
と少し柔らかく聞いた方が、子どもも話しやすくなります。
三つ目は、
「○○ちゃんはできているのに」
です。
兄弟や友達と比べる言葉は、その場では子どもを動かせるかもしれません。しかし長い目で見ると、自信を失いやすくなります。
特にスポーツの現場でも感じますが、子どもは誰かと比べられるよりも、「前の自分と比べてどうだったか」を見てもらえた方が伸びやすいです。
昨日よりできたこと、前回より頑張れたことを見つけてもらえる方が、もう一度挑戦しようという気持ちにつながります。
四つ目は、
「そんなことで泣かないの」
です。
子どもにとっては、大人から見ると小さな失敗でも大きな出来事です。
積み木が崩れた、試合で負けた、絵がうまく描けなかった。
その悔しさや悲しさは本人にとって本物です。
感情を否定されると、
「悲しいと思ってはいけないんだ」
と感じてしまうことがあります。
泣いている時は無理に励ますより、
「悔しかったね」
「悲しかったね」
と気持ちを受け止めるだけでも十分なことが多いです。
子どもは、失敗しないことで成長するわけではありません。
失敗した後に、どう立ち直るか、どう次につなげるかを少しずつ学んでいきます。
そして、その時に親がどんな言葉をかけるかはとても大きいです。
我が家でも、失敗した時ほど「次はどうする?」を一緒に考えるようにしています。
親も完璧ではないので、つい強い言葉を言ってしまう日はあります。
それでも、失敗した子どもに必要なのは、
責める言葉より
「大丈夫」
「一緒に考えよう」
という安心感なのだと思います。
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