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親の言うことを聞けない子の本当の理由

子どもが親の言うことを聞かない時、
「なんで言うことを聞かないの?」と感じてしまうことはないでしょうか。私自身、4人の子どもを育てる中で、同じように悩んだ場面は何度もありました。

ただ、振り返ってみると「聞かない」のではなく、
「聞けない状態になっている」ことが多いと感じています。

まず一つ目に考えられるのは、「納得ができていない」という点です。
子どもは、大人が思っている以上に理由を求めています。
ただ「やりなさい」と言われるよりも、
「なぜそれをするのか」が理解できた時の方が、行動に移しやすくなります。
これはスポーツ指導でも同じで、意図が伝わらないままの指示は、どうしても形だけになりがちです。

二つ目は、「自分で決めた感覚がない」ということです。
人は誰でも、強制されるよりも、自分で選んだことの方が動きやすいです。
子どもも同じで、
「やるかやらないか」を一方的に決められると、反発しすくなります。
一方で、「どっちにする?」と選択肢を与えるだけで、行動が変わることも少なくありません。

三つ目は、「できる自信がない」ケースです。
やらないのではなく、
「失敗したくない」という気持ちが先に立っている状態です。
この場合、叱ったり急かしたりしても、状況はあまり改善しません。
むしろ、小さな成功体験を積ませることで、「やっても大丈夫」と感じられる環境を整えることが重要になります。

そしてもう一つは、「関係性」の問題です。
日頃の関わりの中で、否定的な言葉が増えてしまうと、子どもは親の言葉そのものを受け取りにくくなります。
逆に、普段から認められている実感があると、同じ言葉でも受け取り方は大きく変わります。

ここまで挙げた内容は、特別なことではありません。
どれも日常の中で少し意識するだけで変えられる部分です。

私自身も、すべてができているわけではありませんが、
「なぜこの子は動かないのか」と一度立ち止まって考えるようになってから、子どもとの関わり方は少しずつ変わってきました。

言うことを聞かせることが目的になると、どうしても対立が増えてしまいます。
そうではなく、
「どうすればこの子が動きやすくなるか」という視点に変わると、同じ場面でも選ぶ言葉や関わり方が変わっていきます。

子どもが動かない時は、問題があるのは子ども側だけとは限りません。
環境や伝え方、関係性など、様々な要素が影響しています。

少し遠回りに感じるかもしれませんが、一つ一つ丁寧に向き合っていくことが、結果的には一番の近道になるのではないかと、日々感じています。

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