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シンプル 長袖 インナー つなぎ 開発の背景 ~着心地のために工夫したこと~

品番:14-05077-1、24-05023-1、24-05034-1

四つ足つなぎだからこそ、パターンには妥協できませんでした

タンクトップと比べると、四つ足タイプのつなぎは構造が複雑です。

体の広い範囲を覆うからこそ、少しのズレが動きにくさにつながることがあります。

立っているときにはちょうど良く見えても、歩くと引っ張られる。
伏せると窮屈そう。
後ろ足が抜ける。
排泄するときに邪魔になる。
そんなことが起こらないように、細かな調整が必要になります。

このベア天竺つなぎでパタンナーが目指したのは、全身を覆いながらも、犬ちゃんの自由な動きを妨げないこと。

そのために、パターンを何度も見直してきました。

まず大切にしたのは、よく伸びること

本体に使っているのは、40ベア天竺。

綿94%・ポリウレタン6%です。
伸縮性は5段階中5。
フルオブビガーの素材の中でも、とてもよく伸びる生地です。

四つ足タイプの場合、前足や後ろ足まで生地がつながっているため、伸びない素材では動きにくさが出やすくなります。

その点、ベア天竺は体の動きに合わせて伸びてくれます。

歩く。
走る。
伏せる。
丸くなって眠る。
伸びをする。
後ろ足で体を掻く。
そんな犬ちゃんらしい動きにもついていきやすい素材です。

薄手なのに、体に沿ってくれる

厚さは5段階中2。
比較的薄手の素材です。

四つ足まで覆うつなぎだからこそ、生地そのものが重すぎないことも大切です。

全身を覆っているのに、できるだけ軽やか。
それでいて、ただ薄いだけではなく、伸縮性によって体に沿いやすい。

このバランスが、ベア天竺の特徴です。

季節の変わり目にも使いやすく、お部屋着として長時間着る場合にも取り入れやすい素材です。

体型が違っても、できるだけ自然にフィットするように

犬ちゃんの体型は本当にさまざまです。

同じ体重でも、胴の長さは違います。
胸の厚みも違います。
脚の長さも違います。
特に四つ足つなぎの場合、
首と胴だけ合えばいいというものではありません。

背丈。
胸まわり。
お腹まわり。
前足と後ろ足の位置。
それぞれのバランスを考える必要があります。

だからこそ、さまざまな体型の子にできるだけ自然にフィットするよう、細部までパターンを調整しています。

「着せやすい」ことも、着心地の一部

犬ちゃん本人が快適でも、着せるたびに大変。
足を一本ずつ入れるのに時間がかかる。
生地が伸びず、飼い主さんも犬ちゃんも疲れてしまう。

それでは毎日使いづらくなります。

そこで、ベア天竺の高い伸縮性を活かし、着脱のしやすさも大切にしました。
よく伸びるため、足を通すときにも生地が追従しやすい。

毎日使うウエアだからこそ、「着せる時間」まで快適であることを考えています。

排泄のしやすさまで考えて、何度も見直しました

パタンナーが特にこだわった部分のひとつが、
着用したままでも排泄しやすいこと。
です。

四つ足タイプのつなぎは、体の広い範囲を覆います。
だからこそ、お尻やお腹まわりのカットが少し違うだけで、
排泄物が服についてしまう。
排泄しにくそうにする。
そんな問題が起こることがあります。

毎日着るウエアなのに、トイレのたびに脱がせなければならない。
それでは、犬ちゃんにも飼い主さんにも負担です。

そこで、動きやすさ。
覆える範囲。
排泄のしやすさ。
排泄物が付きにくいこと。
そのバランスを考えながら、パターンを何度も見直し、細部まで調整を重ねました。

見た目には分かりにくい部分ですが、毎日使う服だからこそ、こうした細かな設計がとても大切です。

「大きめを選ぶ」が正解ではない理由

つなぎを着せるとき、「窮屈だとかわいそうだから、大きめにしておこう」
と思う方もいるかもしれません。

でも、四つ足つなぎの場合、大きすぎるサイズはおすすめできません。

生地に余りが出ると、前足や後ろ足が袖の中に入り込んだり、足が抜けたり、生地に引っかかってしまったりする可能性があります。

特に寝起きや走ったときなど、大きく体を動かす場面では注意が必要です。

大切なのは、大きいサイズを選んで余裕を作ることではなく、その子に合ったサイズを、伸縮性のある素材で着てもらうこと。

ベア天竺はよく伸びるため、適正サイズでも体の動きを邪魔しにくくなっています。

ダックスから大型犬まで。同じ考え方で作る

このベア天竺シリーズは、ダックスや小型犬だけのものではありません。

中型犬。
大型犬。
イタグレ。
フレブル。
さらに猫ちゃんサイズまで。
さまざまな体型に合わせた展開があります。

もちろん、同じパターンを単純に大きくしているわけではありません。
体格や骨格が違えば、必要なバランスも変わります。

それぞれの体型に合わせながらも、
「よく伸びる」
「動きやすい」
「着せやすい」
という、このシリーズの基本的な着心地は共通して大切にしています。

体型が違っても、おそろいを楽しめる

サイズ展開が広いことで、もうひとつできることがあります。
それが、おそろいコーデです。

ダックスとトイプードル。
小型犬と中型犬。
フレブルと大型犬。
体型もサイズも違う子たちが、同じカラーで並ぶ。
多頭飼いならではの楽しみです。

体型が違うからおそろいにできない。
そんなことが少しでも減るように、幅広いサイズを用意しています。

長く使われる服ほど、細かなところが大切

このつなぎは、発売から10年以上使われ続けています。

長く続いている商品だからこそ、大きく目立つ変更をすることより、毎日の中で気になる小さな部分を少しずつ整えることが大切だと考えています。

歩きやすいか。
寝やすいか。
着せやすいか。
排泄しやすいか。
サイズが選びやすいか。
長時間着ても負担になりにくいか。

ひとつひとつは地味かもしれません。

でも、それらが積み重なって、「またこの服を選びたい」につながっているのだと思います。

全身を包む四つ足つなぎだからこそ、できるだけ自由に。できるだけ自然に、犬ちゃんがいつもの犬ちゃんのまま過ごせるように。

そのためのパターンと素材を、これからも大切にしていきます。

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