「自分の生き方が正解」という驕りと、鏡としての人間関係から気づいたこと 【読書感想文】『CHANCE』犬飼ターボ
どこかで「自分の生き方が正解だ」「自分の生き方が誰よりも一番いい」と思って生きていました。
中高生の頃の私は、今よりも自信がなく、自己肯定感も低く、孤独感や周りから見下されているような感覚を抱えて生きていました。
便所飯をしていたほど、性格も暗かったです。
けれど、恩師や大切な友人、信頼できる方々との出会いのおかげで、私は少しずつ変わることができました。
まだまだ成長の途中段階ではありますが、
「あの頃の自分よりも明るく、幸せで、輝けている」と自信を持って言えるようになれたのです。
しかし、その「自信」の裏側で、私はある落とし穴にはまっていました。
1. 他人を評価する視線が、巡り巡って自分を傷つける
自分の生き方に自信が持てるようになった反面、私はいつの間にか「他人の生き方」を内心で見下すようになってしまっていました。
本来、生き方に正解なんてありません。人それぞれに合う・合わないがあるだけです。それなのに、「自分の選択こそが正解だ」と思い込むことで、周囲を評価し、ジャッジしていたのです。
そして気づきました。
時折感じる「私なんかが…」という自信のなさや、「馬鹿にされたらどうしよう」という恐れは、
まさに自分が周囲に向けていた視線そのものだったのだと。
自分が相手に対して「こんなやり方で意味があるのかな?」「質が低いな」と否定的な感情を抱いているからこそ、その思考の矢印が無意識に自分にも向き、「自分もそう思われているのではないか」と恐怖を感じていたのです。
「思考や人間関係はすべて鏡である」
データとしての証拠はなくても、これはひとつの真理なのだと痛感しました。
2. 「協力と感謝の循環」に乗り切れていなかった自分
学生時代のインターン活動を通して、「協力と感謝の循環」の大切さを学んでいたはずでした。
誰かの成功に協力し、感謝が生まれ、それが巡り巡って自分に戻ってくるというサイクルです。
けれど、これまでの私はどうしても「自分のこと」でいっぱいいっぱいになってしまい、その循環にうまく乗れていませんでした。
「もらいっぱなし」の状態でいるのは、どこか気持ちが悪いものです。
これからは、全体の成功のために、もっと他人の成功(先輩や上司、クライアント、周りの仲間たちの成功)に貢献していきたいと考えています。
「今の自分にできる小さな支援や協力は何か?」
を模索し、少しずつでも行動に移していくこと。それが時間はかかっても、必ず巡り巡って自分自身を支える糧になるのだと思います。
3. 「自分を許し、愛する」ことから始まる
過去の恋愛や人間関係で、相手に嫌な思いをさせてしまったり、別れを経験したりしたこともありました。
当時は辛い出来事でしたが、今振り返れば
「人を本当の意味で大切にするとはどういうことか」「人を愛するとは何か」を学ぶための大切な時間だったと感じています。
「自分を許せる人間が、他人を許すことができる」
「自分を愛せる人間が、他人を愛することができる」
この本にも書いてありましたが、
尊敬する方からいただいたこの言葉が、今になって胸に深く刺さります。
私も自分を許して、愛せるようになりたい。
これから向き合っていくこと
まずは、今自分が置かれている環境や組織、共に働く仲間の提案や仕事を、客観視して否定するのをやめます。
自分が所属する組織や役割に誇りを持つこと
先輩や主担当の方々の力を信じ、尊敬すること
「批判する側」ではなく、当事者として「信じて協力する側」に立つこと
他者を尊重し、周りの成功に協力すること。
自分のことを許し深く愛すること
その姿勢こそが、自分自身の生き方を本当の意味で豊かにし、肯定してくれるのだと信じて、一歩ずつ進んでいきます。
