文学フリマ東京41に向けて。
明後日の11月23日(日)、文学フリマに行きます。
本の中身がどうであるか、それは知りません。苦手を自認しているエッセイ集ですし、読み味としてはいつも書いてる noteとさほど変わりのない印象の本だと思います。ただし、質の保証ができないぶん、量だけは書きました。全30本、まるまる書きおろしの176ページです。ぜんぜんふつうに本です。
そしてなにより、今回はモノとしての価値にこだわりました。デザイナーの清水肇さん(prigraphics)、イラストレーター・漫画家のながしまひろみさんの全面バックアップにより、これ以上ないくらいキュートな一冊になっています。
また、造本も豪華に「仮フランス装」を採用しました。これは表紙の上下左右を内側に折り込んで糊づけした、上製(ハードカバー)と並製(ソフトカバー)の中間みたいな風合いを出せる仕様です。

「そんなことしてなにがいいの?」と思われるかもしれませんが、仮フランス装を採用すると表紙が(本文用紙より)やや大きくなるのでスピンを入れることができるんですよ。スピンってのはあの、紐のしおりのこと。ねえ。これまで100冊くらいの本をつくってきたけど、仮フランス装もスピンも、はじめてなんです。まあ、読者のみなさまにとってはどうでもいい話かもしれませんが、うれしいことなんですよこれ。
そして目次は以下のとおり。
・ ぼくはエッセイが書きたかった
・ 何者かになるカード
・ 末は博士か大臣か
・ ポップであること
・ カブトムシの話をしないまま
・ 防水スプレーのちょうどよさ
・ ビザール・ラヴ・トライアングル
・ 意味よさらば
・ わたしの趣味は読書です
・ 隣のマンションの解体工事
・ わたしが世界でいちばん好きなことば
・ 理事会のキリギリス
・ エモいの発見
・ ライターってどんな仕事だと思いますか?
・ 人生のピークはここじゃない
・ 脱ぎ捨てられたスニーカー
・ 開けてしまった扉の向こうで
・ 目を見て話せる自分になろう
・ あのころのおれは、ここにいる
・ 人生を変える準備が整わないまま
・ ぼくはただ、彼のことばをわかりたかった
・ ワカサギの天ぷら、いりこの味噌汁
・ 人は自分のことばを追いかける
・ 危なっかしい俗説にすがる三カ月を
・ その名はフードプレッシャー
・ 誰かの尻を拭ってまわる職業
・ 問答無用の独占契約
・ 他力本願でいきましょう
・ かわいいとしか言えない
・ あとがきにかえて、本のこと

さあみなさん、ぜひ文学フリマ東京41の会場でこの本を手に取り、お買い求めください。手に取ればかならず「モノ」のよさがわかる本です。しかも定価の2300円は「完売してようやく採算ギリギリに到達するのかもね」という非営利価格になっています。
なお、同じブースではバトンズの同僚である田中裕子さんも『書きたいことはないのですが』(定価1800円)というエッセイ集を販売します。きのうようやく見本を見せてもらったのですが、こちらもいい感じに、見たことのない装幀で仕上がってますよー。
文学フリマ東京41(公式サイト)
開催日:2025年11月23日(日)
時間 :12:00〜17:00(最終入場16:55)
会場 :東京ビッグサイト 南1〜4ホール(アクセス)
入場料:前売1000円
当日スマチケ1350円、当日現金1500円
出店名:バトンズ
ブース:南4ホール つ - 21・22
販売書:『意味よさらば』古賀史健
『書きたいことはないのですが』田中裕子

なお、『意味よさらば』につきましては文学フリマの終了後、いずれかのタイミングで通販をおこなう予定でいます。定価をおさえるため会場に持ち込めない部数を刷っていますので。当日会場にお越しいただけない方、とくに地方在住の方、もろもろの準備が整うまですこしだけお時間をください。
では11月23日(日)、東京ビッグサイトで!
【追記】
おかげさまで11月19日に発売した『集団浅慮』が大変なご好評をいただいております。幾人もの方々からご推薦をいただき、こんなに「応援」を実感できている本は、はじめてかもしれません。

この週末には全国の書店にも並びはじめるのではないかと思います。ぜひ、書店でお手に取ってみてください。
