職場の怖い女の子
前に、何人もいた日本人同僚に、ひとり変わったのが混ざっていた。
彼女は言った。
「男とのハグにはやり方があるんですよ〜。」
* *
職場での挨拶には色々ある。
握手、ハグ、ラ・ビーズ(ほっぺを付けて口でチュっと音を立てるフランス人がやるヤツ)。
言葉だけもあり。
コロナ禍で唯一良かったことは、挨拶は接触ナシで、だったこと。
自分のいるセクションは、オーケストラ最大の人数。
握手やハグをいちいちしていたら時間がかかるのだ。
メンドクサイ。
「おはよっ❗️」
っと皆んなにいっぺんに言って済ませたい。🙂↕️
* *
ハグの作法…⁉️
はて?
件の彼女が言うには、
ハグは、相手の身体に回した手をすぐ離しちゃダメ。
手は、相手の上腕の後ろ側を撫でながらゆっくり下ろし、肘まで行ってやっと離す❤️
ギャー‼️
それを聞いた、他の日本人女性陣から悲鳴があがった。
それ以来、彼女は職場とキャバクラの区別がつかない危険な女として認知されるようになったのだった。
* *
ちょっと面白くなってオジサン(夫)にやってみた。
ちゃんと説明しながらやった。
「このように〜上腕部をゆっくりと〜」
「キモい!」
と逃げられた。
* *
彼女は、同性の同僚に誤解され、
「身体を使って仕事を取るな!」
と罵倒されて泣いていた。
* * *
言葉は大事だけれど、言葉によるコミュニケーションは外国に来たてだと上手くできない。
そんな時、身体を張って何かをゲット出来た経験があるのではないだろうか?
にっこり笑うだけでなく、ちょっと身体を寄せたり、軽く腕に触ったり。
ソレが成功体験になり、彼女の中で万能の公式みたいになっちゃったのかなー?
* *
ま、合コンに行って、そんな女の子がいたらあざと❗️と思うのだろうが、私はそんな場で似たような年齢の女子とシノギをけずる年ではないのだった。
* *
彼女は結婚して子供も出来たようだ。
あの技は旦那さんにだけにいっぱい使ってあげてほしい。
落ち着いてるといいね。
