カリフォルニア州の都市とスポーツ
ワールドカップの1, 3, 4戦が全てテキサス州だったため、生まれて初めて訪れ、しばらく滞在したテキサス州。気候や思想はやや違うが、カリフォルニア州(と同じ規模の州)がもう一個あると感じた。実はこの前後に3度カリフォルニア州に来ていて今も滞在している。テキサス州と違って日本との関係が深く、私も毎年に近いくらい来ているが、あらためてカリフォルニア州の都市とスポーツについて整理したい。
カリフォルニア州は、面積が42万km2で米国3番目、日本と比べて1割強大きい。人口は3936万人で米国最大、日本の32%ほど。GDPも米国最大で、日本全体より3割弱大きい。こちらも世界で有数の国家(State)のひとつと言える。そんなカリフォルニア州を構成する都市とスポーツを見ていこう。
1. Los Angeles ロサンゼルス
LAと呼ばれる世界で名前を知らない人はいないだろう大都市。人口390万人、半径人口242万人、都市圏人口1292万人にのぼる。NFLのLos Angeles RamsとLos Angeles Chargers、NBAのLos Angeles LakersとLos Angeles Clippers、MLBのLos Angeles Dodgers、NHLのLos Angeles Kings、MLSのLos Angeles FCとLA Galaxy、MLC(クリケット)のLos Angeles Knight Ridersがあり、女子はWNBAのLos Angeles Sparksと、ナタリーポートマンらが経営に関わるNWSLのAngel City FCがある。
さらにUCLAやUSCなどのスポーツにも力を入れている有名大学が複数あるほか、2028年には3度目のオリンピックが開催される。まさにスポーツを楽しむにはもってこいの都市である。
2. San Diego サンディエゴ
メキシコと国境を接するカリフォルニア州南端の都市。人口140万人、半径人口121万人、都市圏人口330万人の大都市。MLBのSan Diego Padres、MLSのSan Diego FC、NWSLのSan Diego Wave FCがある。そしてSan Diego State Univercityがあり、PGAツアーが毎年開催されるTorrey Pines Golf Courseがある。
3. San Jose サンノゼ
サンフランシスコの南に位置するベイエリアの最大都市。人口101万人、半径人口128万人、都市圏人口200万人。NHLのSan Jose Sharks、MLSのSan Jose Earthquakesに加えて、AHLのSan Jose Barracuda、Single-AのSan Jose Giants、NCAA FootballのSan Jose State Spartansなどがある。NFLのSan Francisco 49ersが隣のサンタクララにあり、2026ワールドカップの会場となった。
4. San Francisco サンフランシスコ
ゴールデンブリッジで有名なカリフォルニア北部の中心都市。IT企業の集積により物価がとくに高騰し、治安の悪化やゴーストタウン化が進み、人口も減少している。人口87万人、半径人口110万人、都市圏人口は465万人。MLBのSan Francisco Giantsがあるほか、San Francisco DonsがNCAA Division Iに所属している。前述のとおりSan Francisco 49ersは2014に移転したが、鉄道Caltrainで1時間でスタジアム横までリーズナブルに移動できる。
5. Fresno フレズノ
カリフォルニア中部の中心都市。人口56万人、半径人口76万人、都市圏人口116万人。California State University, Fresnoがあり、バスケットボール、アイスホッケー、ソフトボール、野球に力を入れている。なお、ベイエリアまで3時間ほど、LAまで4時間ほどで移動できる。
6. Sacramento サクラメント
カリフォルニア州の州都で、サンフランシスコから150km北東にある。人口54万人、半径人口98万人、都市圏人口246万人。NBAのSacramento Kings、USL ChampionshipのSacramento Republic FC、サンフランシスコジャイアンツ傘下でAAAのSacramento River Catsがある。なおMLBのAthleticsはラスベガスに球場が完成して移転するまでの3年間をサクラメントで開催する。
7. Long Beach ロングビーチ (ロサンゼルス都市圏)
LA南部の。人口46万人、半径人口166万人。以前はF1で現在はIndyCarのGrand Prix of Long Beachや毎年10月にロングビーチマラソン、セーリングのCongressional Cupなどが開催されている。以前はサーフィンの重要地域だったが、海軍のための防波堤の影響で一般的ではなくなった。
8. Oakland オークランド (サンフランシスコ都市圏)
サンフランシスコ湾の対岸にある都市。人口44万人、半径人口86万人。NFLのOakland Raidersは2020年に、MLBのOakland Athleticsは2025年を最後に、いずれもラスベガスへ移転した。NBAのGolden State Warriorsは2019年にサンフランシスコにアリーナを建設して移転した。サンフランシスコ地域のスポーツの中心地だったOakland Coliseumはわずか数年のうちに状況が全く変わってしまった。
9. Bakersfield ベーカーズフィールド
ロサンゼルスとフレズノの間にある都市。人口42万人、半径人口65万人、都市圏人口91万人。LAから180kmと近く、マイナーリーグはアイスホッケーAHLのBakersfield Condors、バスケットボールのBakersfield Train Robbers 、野球のBakersfield Majesticsがある。そのほかベーカーズフィールド郊外にはいくつかのモータースポーツ会場がある。
10. Anaheim アナハイム (ロサンゼルス都市圏)
LA南のオレンジカウンティの最大都市。人口35万人、半径人口167万人。NHLのAnaheim DucksとMLBのLos Angeles Angels(旧Anaheim Angels)がある。
11-14. 30万人都市があと4つ
アナハイムに加えて、ストックトン、リバーサイド、アーバイン、サンタアナと合計5つの30万人都市がある。ストックトンのみサンフランシスコ周辺で、他の4つはLA周辺にある。
15-21. 20万人都市が7つ
チュラビスタ、フリーモント、サンタクラリタ、サンバーナーディーノ、モデスト、フォンタナ、モレノバレーという7つの20万人都市がある。
5大スポーツの分布 (カリフォルニア州は青背景)
おさらい
1832万人のロサンゼルス-ロングビーチ複合都市圏、916万人のサンノゼ-サンフランシスコ-オークランド複合都市圏が突出している。それ以外にも330万人のサンディエゴ都市圏、246万人のサクラメント都市圏はあるが、テキサス州とは違って地中海性気候で全般的に涼しく過ごしやすく、縦長の地形により多くの都市が分散している。また、テキサス州と同じく大統領選の結果を左右する大票田であるが、ゴールドラッシュやシリコンバレーに由来してかリベラル層が多い傾向にある。
