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『大使とその妻』下巻の感想

今回は自分の愉しみのために読む読書案内シリーズです。
ご紹介するのは上下巻の長編物語の下巻になります。

上巻を読んで面白くて先にご紹介したのは初めてでした。

小説では上巻から下巻の間に数か月が経過しています。

それに倣ってという訳でもありませんが、下巻の感想もあげておきますね。

noteクリエイターさんに贈る読書案内シリーズ。
テーマ・選定者・ご紹介方法についてはこちらをご覧ください。

文学、物語、Storyへどっぷり浸れる世界へようこそ♥️


「大使とその妻」下巻 水村美苗 著

題名:大使とその妻(下巻)
著者:水村美苗
出版社:新潮社
出版年:2024年
分類:日本の小説

書籍情報

この物語の全体的な背景については上巻をご覧くださいね。

下巻で物語が大きく動くと予想していましたが、ケヴィン(主人公)の聞き書き的な回想で進んでいきます。

戦前、戦後のブラジル移民の実態、ブラジルの日本人社会についてなど、ほとんど知らなかった歴史がありました。

日本人の遺伝子を持っているだけでは、いにしえからの日本文化の継承者にはなり得ません。今はその分水嶺に立っているのでしょうか。

以下は、個人的なエッセンスです。

個人的エッセンス3

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父があんなに帰りたかった日本ー中略ー
みんなみんな帰りたかった日本ー中略ー
そんなもんは、あっちにいるうちにみんなが勝手に作り上げたもんで、最初からなかったって・・・そう考えられればまだ救われたのにって

貴子の言より

同情というよりも、同じように苦しんだ人間に対しての連帯感

ケヴィンの想い

多くの人は年を重ねることによって成長し、成長するにつれその人の文章も成熟しうるのを私自身が年を重ねるうちに知っていたー後略ー

ケヴィンの想い

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特に3つ目の言葉は、前後の心境の変化が興味深く、ぜひじっくり読んでいただきたい作品と感じました。

翻訳家のケヴィンの言葉は、noteでものを書く人にとっても励みになる言葉ですね。

読後感も良く、久しぶりに長編小説を読みたい方におすすめできる小説です。

おわりに

フリーランスは常に意識して新しい知識を学んでいかないと、次第に過去の遺産で仕事をするようになる恐れがあります。そのため、どうしても読書は仕事関連本が優先となっている実態がありますね。

せめて2割ぐらいは、心の余白となる本を読みたいものです。

日本版「嵐が丘」とも言わているこの本もオススメ❣️

私自身は最近、note記事だけではなく、noteクリエイターさんに紹介された本を読んでいます。積読本棚が凄い状態になっていますが、視野を広げる読書は楽しいものですね。

ぜひ実際に本をお手に取って、あなたのフィルター越しのエッセンスを抽出してくださいね。本を購入される場合はAmazonリンクからご購入されると嬉しいです。これからもステキな本をご紹介していきますね。

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