先生に言えなかった2つの出来事
この記事は共同運営マガジンのお題シリーズです。他者の問いかけを起点とし、自由な思索探求でたどり着いた気づきを語ります。
【5~8歳ころの幼少期の記憶、残っていますか?】
8月共同運営マガジンお題より
5歳~8歳。幼稚園年長組~小学2年生までの頃ですね。
小学校低学年の頃は先生の言動が全ての基準です。
小学校の教師をしている友人に聞いた話では、小学校のクラスには担当教師のカラーがあり、他のクラスにはあまり立ち入らない風習があるそうです。「クラスでは王様だから」と言っていましたね。
(この話を聞いたのはちょっとむかし。今は変わってきているかもしれません。当時は自分の小学生時代を思い出して、そうだろうなあと納得したものです)
それは私が小学校1年生か2年生の時だったでしょうか。担任の先生は若くて優しい女性の先生でした。クラスの皆から好かれていて、先生のお家に遊びに行ったという人もあるぐらいでした。
先生にまつわる2つの思い出話です。
先に、ほっとしたお話から。
終業式の前に大掃除の時間がありました。
クラスの皆で教室を綺麗にします。
教室で挙手したこともなかったぐらい内気なわたしですが、お掃除は黙々と参加できます。一生懸命に雑巾がけをしていました。
教室のほとんどが綺麗になった頃、教室の外壁の上の方にある花瓶に気づきました。ほとんど使われていない装飾と化していた花瓶。それを綺麗にしたくて背を伸ばしたところ。
ガチャーン!
花瓶は地面に落ちて壊れてしまいました。
どうしよう、怒られる!
周りの男子たちがはやし立てます。
わたしは下を向き硬直しています。
先生は怒りませんでした。
「綺麗にしようと思ってくれたのね。大丈夫よ。」
壊れた花瓶はすぐに片づけられました。
綺麗にしようと思った行動を、その場を見ていなかった先生にわかってもらえた。
内気な少女はどんなにほっとしたことでしょうか。
それから大掃除の時は頑張りすぎず、手の届く範囲だけにするようになりました。
次に、悲しかった思い出を。
校庭で朝礼のために並んでいました。
内気な子をからかいたい年頃だったのでしょうか。
隣のわんぱくな男の子が足を出してきて、何度も足を踏むのです。
「やめて」とさえ強く言えないわたし。
何度も繰り返される攻撃にたまりかね、防御の反撃に出ました。
男の子の靴を踏みにいったのです。
その時でした。
通りがかった先生が「人の靴を踏んではダメ」と言いながら、わたしの靴を踏んだのです。上からグリグリと押さえつけるようにして。靴には先生の靴の型がつきました。
隣の男の子の攻撃なんてこれに比べたら軽いものでしたね。
自ら踏みに行けるような人間ではないのは、普段の生活からよくわかっているはずの先生に、目の前の一瞬で判断された。
反撃には行きましたが、なんだか理不尽な思いがしましたね。
「やーい、怒られた」
隣の男の子は、自分に非があるのを自覚していたのでしょう。そうは言いながらも気まずいような、申し訳ないような雰囲気が漂ってきました。
それで徹底的に落ち込まずに済んだという思い出です。
小学校という名の社会生活は、内気な少女にとって自分自身を出せないサバイバルな場所でした。
2つのエピソードに共通するのは、7,8歳の頃、怒られないようにミスをしないように行動することが、学校での重要事項だったということです。
エピソード1があってエピソード2があり、先生への信頼が変わることはありませんでした。
ただ、自分の気持ちを伝えられないまま終わったのは未熟でしたね。
あとがき
気持ちをうまく表現しきれない小学校低学年にとって、学校の先生はある意味、絶対者なのです。
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・現場に居なくても気持ちを汲み取ってくれたこと
・目の前の出来事だけで判断されたこと
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物事の奥にあるものや、色々な人の気持ちが分かる人になりたい。
そう思うようになったのは、この頃の体験からきているような気がします。
お題をいただき、書くつもりのなかった題材による気づきのシリーズ(マガジン)が誕生しました。(お題をいただいた方に感謝を申し上げます)
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心と身体の繋がり探求人、梨理(りり)でした。
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