「顧客を創造することが、マーケティングの仕事である。」——コトラーの言葉がくれた、小さな希望。
「顧客を創造することが、マーケティングの仕事である。」
——フィリップ・コトラー
この言葉、マーケティングの世界ではかなり有名です。
でも、いざ自分ごととして受け取ろうとすると、ちょっと戸惑いませんか?
「顧客を創造する」って……そんなこと、自分にできるの?
とくに、起業したてのコーチやセラピスト、クリエイターにとっては、
「お客さんがいない」というのはリアルな悩み。
その中でこの言葉をどう受け取ればいいのか——
今回はそんな問いを、そっと掘り下げてみます。
「誰も見てくれない」「誰も求めてくれない」と感じるとき
Mさんは、コーチングを学び、勇気を出して独立したばかり。
SNSもブログも始めてみたけれど、思ったより反応が薄くて、少し気持ちが沈んでいました。
「自分が何を届けたいかはあるんですけど、
それを“欲しい”って思ってくれる人がいない気がして…」
この気持ち、すごくよく分かります。
「いいものをつくっているはずなのに、見つけてもらえない」
「このまま、誰にも届かないままだったらどうしよう」
そんな焦りや不安。
でもコトラーは、こう言うんです。
「顧客は、最初から“いる”ものじゃない。創るものだ」と。
“顧客がいない”は、スタートライン
この言葉に救われるのは、
「まだ誰にも届いていないこと」が“失敗”ではないということ。
むしろ、それがマーケティングのはじまりだということ。
自分が届けたい価値は、誰のどんな悩みとつながるか?
その人たちは、どこにいて、どんな言葉を待っているか?
どうしたら「それ、欲しいかも」と感じてもらえるか?
「顧客を創造する」というのは、
“自分の商品を求める人”を、ゼロから探しにいくことではなく、
“誰かの小さな困りごと”に出会いにいくことなんです。
✔ 顧客を“創造する”とは、「相手の世界に入り込むこと」
あなたの発信を、ちょっと気になって見ていた人
無料セッションで「話せてよかった」と言ってくれた人
かつての自分と同じ悩みを抱えている誰か
そういう「まだ顧客ではない人たち」に、
少しずつ“気づき”や“共感”を届けていく。
その繰り返しの中で、信頼が芽生え、やがて顧客が“生まれていく”。
今日の問いかけ
あなたが届けたい価値は、
今どこで、どんなふうに眠っていますか?
それを、誰の中に“生み出して”いきたいですか?
まとめ
「顧客を創造する」——この言葉は、
「お客さんがいないこと」に落ち込んでいた自分に、
小さな勇気をくれました。
求められていないように見えるこの瞬間も、
実は“創造のプロセスの一部”。
いま届けている言葉のその先で、
誰かの中に「それ、欲しかったかも」という気持ちが生まれていく。
それが、マーケティングの本質なんだと思います。
