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notty78
一億円のうんこ|ショートショート
こちらに参加させて頂きました。
楽しい企画をありがとうございます。
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野糞がはびこっていた。
道にペットの糞を捨てる人々が後を絶たず、町には悪臭が漂った。
そのことを嘆いた町長は予算を割いて、
「野糞を片付けた者には一定の報奨金を与える」
という条例を作った。
それ以来、市役所には報奨金の証拠となる野糞を持った人たちの行列ができた。
そんな中、野糞と称して自分のうんこを市役所に届け出る不届き者が次々と現れた。
それが原因であっという間に一億円の予算は費やされ、条例は廃止となった。
報奨金目当てにうんこを製造していた連中が無駄になったうんこを一斉にトイレに流したために町中の下水管が破裂。
残ったうんこは道に捨られたため、条例前よりも野糞が何倍も増えた。
この教訓は余りにも下品なので、気を利かせた一人の学者が野糞をコブラに例え、
「良かれと思って行ったことが返って逆効果になる」現象を指して「コブラ効果」と呼ぶようになった。
(おわり)
