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【モンゴル】空港スタッフに「安く行きたい」と言ったら数百円で市内に着いた

空港タクシーの料金を見て、僕は案内カウンターに引き返した。

海外の空港あるあるなんですが、到着ロビーに出た瞬間に「タクシー?タクシー?」と声をかけてくる人たちがいますよね。チンギスハーン空港も例外じゃなかった。で、料金を聞いたら、まあまあ高い。

いや、そんなに出せない。僕はケチな旅人なのです。

入国後すぐのところにある案内カウンターに戻って、スタッフのお姉さんに聞きました。「I am cheap tripper. What is the cheapest way to get to the city?」と。

cheap tripper。安い旅人。英語として正しいのかは知らない。でも伝わった。

お姉さんは笑いながら「バスがあるよ」と教えてくれました。しかも「SIMカードはあっちで買えるよ」とか「両替はここがいいよ」とか、聞いてないことまで親切に教えてくれた。モンゴルの空港スタッフ、めちゃくちゃいい人。



700円の空港バス

教えてもらった通りに空港の外に出ると、大きなバスが停まってました。空港から市内まで、約700円。クレジットカードで支払いOK。

乗り込んだら、車内にはほとんど人がいない。大きなバスにほぼ自分ひとり。なんなら貸し切り状態。


▲ バスの窓から見たモンゴルの景色。草原と道路しかない。これが約1時間続く

空港から市内までは約1時間。窓の外はずっと茶色い丘と青い空。建物がほとんど見えない道をひたすら走る。前回の記事で書いた「地球が剥き出し」な景色が、地上からでも変わらずそのままでした。

タクシーだったらもっと高くついていたはずなので、案内カウンターに戻ってよかった。cheap tripperで正解。


Corporate Hotel、意外と広い

市内に着いて、今回の宿「Corporate Hotel」にチェックイン。

名前がビジネスホテルっぽいので、こぢんまりした部屋を想像してたんですが、ドアを開けたら思ったより全然広かった。

▲ 部屋に入った瞬間。奥行きがある。ソファもある。ひとり旅にはもったいない広さ
▲ ベッドも大きい。ガラス張りのバスルームが見えるタイプ。おしゃれ

ウランバートルのホテル、全体的にコスパがいいと思います。このクラスの部屋が日本のビジネスホテルくらいの値段で泊まれる。ありがたい。

荷物を置いて、ベッドに座って、窓の外を眺める。前日の深夜に羽田を出て、仁川のベンチで寝れなくて、飛行機でも寝れなくて、ここまで来た。もう18時間くらい起きてる。

でも寝ない。だってモンゴルに来たんだから。


モンゴル初の食事は、吉野家

ホテルを出て向かったのは、吉野家です。

いや、わかってます。「モンゴルまで来て吉野家かよ」と思いますよね。僕もちょっと思った。でもね、ウランバートルの吉野家にはマトン丼があるんですよ。牛丼じゃなくて、マトン丼。これは日本の吉野家にはない。モンゴル限定メニュー。

行くしかないじゃないですか。

▲ ショッピングモールの中にある吉野家。看板のロゴは日本と同じ
▲ 店内に入ると、まあ普通に吉野家。でもメニューを見ると知らないやつがいっぱいある
▲ のれんがある。壁にはモンゴル語が書いてあるけど、雰囲気はちゃんと吉野家


注文したのはマトン丼のセット。味噌汁とサラダ付き。

…なんですが、ここでやらかしました。

マトン丼のセットにサラダが付いてるのに、単品でもサラダを頼んでしまった。メニューがモンゴル語ベースで、セットの内容をちゃんと把握してなかった。結果、サラダが2つ来た。

▲ マトン丼+味噌汁+サラダ。よく見ると丼の上にもサラダが乗ってるし、別皿でもサラダがある。サラダだらけ

肝心のマトン丼の味はどうかというと、これがちゃんとおいしい。

味付けは日本の牛丼とほぼ同じ、醤油ベースの甘辛い感じ。でも肉はちゃんとマトン。噛むとほんのりマトンの風味がする。牛丼の味付け × マトンの肉って、合うんですよね。これはこれでアリ。

モンゴルに来て最初の食事が吉野家。ちょっとどうかと思ったけど、マトン丼は日本では食べられないので、まあ立派なモンゴル体験ということにしておきます。

▲ 店内の壁には浮世絵風の壁画。モンゴルから見た「日本」のイメージがすごい

スフバートル広場を歩く

吉野家を出て、スフバートル広場に向かいました。

ウランバートルの中心にある大きな広場で、前回の記事でも少し触れた場所。VIVANTを見た人なら知ってると思うんですが、ドラマに出てくる建物がこの周辺にいくつかあるんですよね。

▲ 政府宮殿。でかい。階段の上にチンギスハーンの座像が見える。青空に映えすぎてる

広場に着いてまず目に入ったのが、この政府宮殿。VIVANTで使われていたビルもこの近くにあります。ドラマを見てた身としては「あ、ここだ」って普通にテンションが上がる。

▲ 広場の芝生と政府宮殿。人がゴロゴロ寝転がってる。東京の代々木公園みたいな雰囲気
▲ 芝生で自転車を倒して座ってる若者たち。めちゃくちゃのんびりしてる

広場の芝生では、若者たちが寝転がったり自転車を停めてしゃべったりしてました。5月のウランバートルは天気がよくて、空が本当に青い。「モンゴル=草原と遊牧民」のイメージしかなかった僕としては、この光景はけっこう意外だった。普通に都会の公園です。

▲ 広場から見たウランバートルの街並み。高層ビルが建ち並んでて、自転車に乗ってる人がいて、普通に都市

ウランバートル、思ったより大都会だった

広場の周りを歩いてみて、改めて思いました。ウランバートル、想像の3倍くらい都会。

▲ 大通り。車がめちゃくちゃ走ってる。TOYOTAの看板も見える。右にはショッピングモール

高層ビルが並んでて、車の交通量も多い。ショッピングモールがあって、カフェがあって、吉野家まである。「モンゴルに来た」というよりは「知らない都市に来た」という感覚に近い。

ただ、街を歩いてると、ソビエト時代の古い建物と最新のガラス張りビルが隣り合ってたりして、その混在感は東京にはない独特のものがありました。空気も乾燥してて、日差しが強い。匂いも違う。やっぱりここは日本じゃないんだな、と体が教えてくれる。

初日にウランバートルを歩いてよかったと思います。「モンゴル=何もない草原」だけじゃない。ちゃんと街があって、人が暮らしてて、若者がスマホを見てる。この「普通さ」を知っておくと、この後のゴビ砂漠での「何もなさ」とのギャップがすごいことになるんですが、それはまた別の話。


明日からは3日間ツアーに出発します。遊牧民のゲルに泊まって、動物と暮らして、シャワーなしで3日間過ごす。正直、めちゃくちゃ不安です。

次回は「住所がない場所へ300km」の話。目的地への道案内が「川の近くの轍を通って来い」だった。


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