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国語便覧好き

 クリエイターページで紹介しているように、私は国語便覧が大好きだ。高校の時の便覧はボロボロになるまで読んでいた。
 勉強ができるわけでもなく、ただただ作家の生き様を知るということに注力するために読んでいた。
 大人になってからも便覧が読みたくなって探していたら、ふとTV画面が目に入った。今大人に国語便覧が大人気で、重版がかかっているらしいというニュースだったのだ。
 早速本屋で探してみると、国語便覧を見つけた。それも定価は1,000円以下の900円だった。殆どがカラーで図鑑のような大きさなので、安くても3000円以上だと思っていたので、びっくりした。これは学校教材として大量に印刷されるため、一般の書籍に比べて価格が抑えられているからだそうだ。本好きの友人へのプレゼントとしても最適だと思うくらいの喜びだ。良いものを見つけた。
 家に帰って早速読んでみると、私が高校生の時にはなかった平成・令和文学の流れという記事があった。異業種作家の活躍やケータイ小説などが紹介されていた。
 しかし、お馴染みの文豪たちの系譜は健在で、安心感を覚えた。森鷗外、夏目漱石、島崎藤村、谷崎潤一郎、志賀直哉、芥川龍之介、川端康成、井伏鱒二、太宰治、中島敦、大岡昇平、安部公房、三島由紀夫の流れは同じだ。
 個人的に嬉しかったのは、三島と遠藤周作が同じ見開きにいたことだ。意外にも2人の年は変わらないのだ。
 他にも松本清張と山崎豊子も載っていてボリューム満点な国語便覧だった。
 今やネットですべてのものが調べられる世の中であるが、作家が同じページに紹介され、比較したりできるのも便覧ならではである。
 同時代の社会的な影響を受け、生み出された文学。その人となりを感じながらまた作品を読むのが楽しい。
 作家のヒゲというコラムもあった。確かに鷗外、漱石素敵なヒゲを蓄えている。
 昔の作家は情報媒体が少なかった時代の、今で言うYouTuberだと言う人がいる。確かに自分をさらけ出し、生き様も作品とするのは同じなのかも知れない。 大人になった今こそ、国語便覧を片手に名作を再読してみてはいかがだろうか。

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