救急看護を学び直す
看護師は、急変の患者さんを発見した時、それが急変なのか、そうでないのか判断しなければならない。そして、医師に報告するために観察をし、自信がなければ仲間を呼び、共に考えていく。そして、搬送や医師が来棟するまで、できることをしておく。
第一印象でどうであるか?息が苦しそうなのか、意識があるのか、どこかが痛いのかなどを感知し、気道、呼吸、循環、中枢系神経の状態、バイタルや外傷出血の有無と順に一次評価を続け、原因検索や病歴の二次評価を踏まえ再評価をする。
西洋医療は文字通り西洋から入ってきたからなのか、報告時は結果から伝える。日本語のように回りくどく最後に結果を言うと、ほとんどの医師は機嫌を害す。
〇〇号室の〇〇さんですが、呼吸が苦しそうです。以前より脳梗塞後ということもあり誤嚥を繰り返していたようです。血圧は170と高く、酸素は10リットル投与で90%です。熱は38度を超えています。肺雑音があります。緊急事態です。直ちに診察をお願いします。今できることをしておきます。採血と検査の指示オーダーお願いします。
などと医師に報告し、指示を得るまでに看護師は大忙しなのだ。この見抜く力こそ職人技で、ベテランともなれば体系的に全てを網羅しながら観察していく。
私もかつては救急医療の現場で働く看護師にも憧れていた。だが、現実は気持ちが楽な方と言っては語弊があるが、緩和医療の方に興味を持ち勉強を続けた。
しかし、今後期高齢者が多くなり、殆どがやむを得ない急変時には心臓マッサージや気管内挿管を行わない人たちが増えた中で、逆に急変の兆候に気付くことの重要性を痛感している。
知識を積むことは、自分を武装できる。迷いなく行動できるように急変にならないように、急変となっても軽症になるように、一番近い看護師が鍵となる。
看護の勉強は本当に面白い。そして、研修で出会った仲間といつ会うかは分からないが、お互い頑張りましょうねと言い合って別れる。めちゃ青春を感じる瞬間である。
