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ふたばアートプロジェクトの全て


ふたばアートプロジェクトとは


ふたばアートプロジェクトは、人が自分の身近にある「愛・感謝・希望」に気づき、その思いを“ふたば”で表現し、作品を通じて社会の中へ届けていくアートプロジェクトです。

参加者が描いた作品は、展示を通じてさまざまな人の目に触れます。

作品を見た人は、描いた人の思いや背景に触れるとともに、自分自身の暮らしへ意識を向けます。

自分を心配してくれる人。
困ったときに助けてくれる人。
帰りを待ってくれている人。
自然体で一緒にいられる人。
これからも元気でいてほしいと願う人。
作品との出会いをきっかけに、普段は当たり前になっていた身近な存在や、心の中にある愛・感謝・希望が浮かび上がります。

その気づきを、ふたばアンケート、ふたばハガキ、ふたばチケットによって、言葉と行動へつなげていきます。

身近な大切さに気づく。
ふたばとして表現する。
作品として社会へ届ける。
見る人の気づきを、言葉と行動へつなげる。

ふたばアートプロジェクトは、一人の表現から誰かの心に気づきを生み、その気づきから人と人との関係性を動かしていく、社会参加型のアートプロジェクトです。

誰もが参加できるプロジェクト


ふたばアートプロジェクトは、年齢、立場、所属、絵の経験を問わず、さまざまな人が参加できる表現の仕組みです。

子ども、学生、高齢者、障がいのある方、企業で働く方、地域で暮らす方など、一人ひとりが、自分の身近にある愛・感謝・希望をふたばで表現できます。児童養護施設の子どもたちが参加する取り組みも、このプロジェクトが持つ多様な展開の一つです。参加する人や実施する場所が変わることで、作品には、その人が生きてきた時間、暮らし、価値観、関係性、願いが表れます。

作品を見る人は、色や形、タイトル、メッセージを通じて、描いた人の心に触れます。
そこから、参加者への理解、施設や団体への理解、企業や地域への理解が自然に広がっていきます。

事例

作品を入口に、人や社会への理解へ


説明だけでは届きにくい思いや背景も、作品を通じることで、見る人の心にやわらかく届きます。
ふたばアートプロジェクトには、作品を入口にして、人の存在や社会の取り組みを知る接点をつくる役割があります。

なぜ「ふたば」なのか


ふたばは、見渡せばさまざまな場所に生えている、小さく身近な存在です。
その存在は、意識を向けることで見えてきます。
私たちの暮らしの中にある「愛・感謝・希望」も、ふたばとよく似ています。

家族がいてくれること。
帰りを待ってくれる人がいること。
ご飯をつくってくれること。
困ったときに助けてくれること。
元気かどうかを気にかけてくれること。
何も言わずに見守ってくれていること。
これからも元気でいてほしいと願うこと。
また一緒に過ごしたいと思えること。
大切な人の笑顔や幸せを願うこと。
その人とのこれからを思い描けること。
こうした愛・感謝・希望は、日常の中に静かに存在しています。

身近にあるからこそ、意識を向ける機会が少なくなり、いつの間にか当たり前の風景になっていくことがあります。

ふたばアートプロジェクトでは、ふたばを、身近にある見落としやすい大切な当たり前の象徴として扱います。


誰かを大切に思う気持ち。
そばにいたい、支えたい、笑顔でいてほしい、幸せでいてほしいと願う気持ちです。

感謝
自分が受け取ってきた支えや、やさしさに気づくこと。
いてくれること、助けてくれること、見守ってくれることへの「ありがとう」です。

希望
大切な人のこれからを願うこと。
元気でいてほしい、また会いたい、これからも一緒に過ごしたいと、未来へ思いを向けることです。

ふたばを描くことは、身近な「愛・感謝・希望」に目を向けること。
一人ひとりの中にある愛、受け取ってきた感謝、これからへ向けた希望が、それぞれ異なる一つのふたばとして生まれていきます。

身近な大切さが後回しになる理由


私たちの日常には、仕事、学業、家事、予定、締め切り、情報など、すぐに対応する必要のあることが数多くあります。

競争や効率、目の前の課題が優先されやすい社会の中で、大切な人への感謝や、一緒に過ごす時間は、緊急性が低いものとして後回しになりやすくなります。
身近な人との関係には、安心があります。

いつでも会える。
また話せる。
今度伝えられる。
言葉にしなくても分かってくれている。
落ち着いてから時間をつくればよい。
その安心があるからこそ、大切な言葉や行動が「また今度」になることがあります。

いつでもできることほど、今するためのきっかけが必要です。

大切な人との関係の中で心に残りやすい後悔の元の一つに、「伝え忘れ」と「やり忘れ」があります。

伝え忘れ
心の中にあった思いを、相手へ届ける機会が過ぎてしまうことです。

「ありがとう」
「大切に思っているよ」
「元気でいてね」
「会えてうれしかった」
「いつも助かっています」
「これからもよろしくね」

やり忘れ
本当はしたかった行動を、後回しにしたまま時間が過ぎてしまうことです。

会いに行く。
一緒に食事をする。
ゆっくり話す。
電話をする。
散歩をする。
話を聞く。
同じ時間を過ごす。
ふたばアートプロジェクトは、身近な人への今の気持ちに気づき、後悔の元になり得る思いを、温かな言葉と行動へ変えるきっかけをつくります。

ふたばアートプロジェクトの流れ


1|テーマと出会う
基本となるテーマは、身近にある「愛・感謝・希望」です。
参加者は、自分の暮らしの中にいる大切な人や、心に残っている出来事、これからへの願いに目を向けます。

2|自分の中にある思いを探す
ワークシートや問いを使いながら、自分のペースで愛・感謝・希望を探します。
誰を大切に思っているのか。
どのような支えを受け取ってきたのか。
誰に元気でいてほしいと願っているのか。
どのような未来を思い描いているのか。
心に浮かんだことから、少しずつ言葉にしていきます。

3|ふたばを描く
心の中に見つけた愛・感謝・希望を、自分だけのふたばとして描きます。
丸、線、葉、色、模様、点、文字など、さまざまな表現を自由に使えます。
ふたばは、基本となる形が分かりやすく、表現の幅が広いモチーフです。
絵の経験に左右されにくく、その人らしい色や形、感覚を生かすことができます。
作品の上手さを競う時間よりも、その人の中にある思いが、一つのふたばとして生まれることを大切にします。

4|タイトルとメッセージを添える
作品にタイトルや短いメッセージを添えます。
タイトルや言葉が加わることで、見る人は、色や形の奥にある思い、そのふたばが生まれた背景、その人が大切にしているものに触れることができます。

5|作品として整える
ふたば、タイトル、メッセージを一つにまとめ、展示できる作品として整えます。
一人ひとりの表現を丁寧に扱い、その人の思いが社会へ届く形をつくります。

6|展示を通じて社会へ届ける
完成した作品を、施設、学校、企業、店舗、公共空間、地域の会場などで展示します。
一人の内側にあった愛・感謝・希望が、作品となって社会の中へ広がっていきます。

7|三つのツールを手渡す
展示会場や実施先では、作品を見る体験とともに、次の三つのツールを無料で手渡します。

  • ふたばアンケート

  • ふたばハガキ

  • ふたばチケット

この三つによって、作品から生まれた気づきを、見る人自身の言葉と行動へつなげます。

作品が、人と社会をつなぐ
展示は、完成した作品を発表する場であると同時に、描いた人の思いと、見る人の心が出会う場です。
見る人は、作品に表れた愛・感謝・希望に触れます。
その体験を通じて、
「自分にも、心配してくれる人がいる」
「気づかないところで支えてもらっていた」
「最近、ありがとうを伝えていなかった」
「久しぶりに会いたい人がいる」
「これからも元気でいてほしい人がいる」
「大切な人と過ごす時間をつくりたい」
という、自分自身の気持ちが浮かび上がることがあります。

人の内側へ広がる
描いた人が、自分の中の愛・感謝・希望に気づきます。
作品を見た人も、自分の暮らしの中にある大切な人や、受け取ってきたやさしさ、これからへの願いに気づきます。

社会へ広がる
作品を通じて、参加者の存在や背景、関わる施設、団体、企業、地域を知るきっかけが生まれます。
参加者の表現が、誰かの気づきや言葉、行動を生み出します。
参加者自身が、社会へ温かな価値を届ける発信者となることも、このプロジェクトが大切にする社会参加です。

気づきを、言葉と行動へ
つなげる三つのツール


【ふたばアンケート】身近な人に気づく
ふたばアンケートは、自分を心配してくれる人、支えてくれている人、安心を与えてくれる人、大切にしたい人を思い出すための入口です。
作品を見て感じたことを、見る人自身の暮らしへ向ける役割があります。
問いに触れることで、普段は当たり前になっていた人の存在や、まだ言葉にしていない思い、これから大切にしたい時間が浮かび上がります。

【ふたばハガキ】伝え忘れを、温かな言葉へ
ふたばハガキは、心の中にありながら、まだ相手へ届けられていない思いを言葉にするためのハガキです。
感謝、愛情、ねぎらい、願い、会いたい気持ちなどを、大切な人へ届けます。

【ふたばチケット】やり忘れを、温かな行動へ
ふたばチケットは、本当はしたいと思いながら、後回しになっていた行動を、相手との約束に変えるためのチケットです。
会う、話す、一緒に食事をする、散歩をするなど、今できる小さな行動を形にします。

三つのツールのつながり


ふたばアンケートで、身近な人に気づく

ふたばハガキで、思いを言葉にする

ふたばチケットで、思いを行動にする
作品を見る体験が、その場で終わらず、実際の人間関係へ広がっていきます。

ふたばアンケートに入れる問い


あなたの身近にいる人を、思い浮かべてみてください
心に留まった問いから、自由に考えることができます。
同じ人が何度思い浮かんでも大丈夫です。

1|日常の中で支えてくれている人

  1. あなたのことを心配してくれる人は誰ですか。

  2. あなたが困ったとき、助けてくれる人は誰ですか。

  3. あなたの帰りを待ってくれている人は誰ですか。

  4. あなたのために、ご飯をつくってくれる人は誰ですか。

  5. あなたが気づかないところで、あなたを支えてくれている人は誰ですか。

2|心の居場所になっている人

  1. いてくれるだけで、安心できる人は誰ですか。

  2. あなたが自然体でいられる相手は誰ですか。

  3. あなたのことを信じてくれている人は誰ですか。

3|希望を向けている人・希望を届けてくれる人

  1. あなたのこれからを楽しみにしてくれている人は誰ですか。

  2. あなたが、これからも元気でいてほしいと願う人は誰ですか。

4|大切に思いながら、後回しになっている人

  1. 日頃の支えに、まだ「ありがとう」を伝えられていない人は誰ですか。

  2. 大切に思っていることを、まだ言葉にできていない人は誰ですか。

  3. 今度会おうと思いながら、会えていない人は誰ですか。

気づきを、言葉と行動へ
その人に、今、届けたい言葉は何ですか。
その人と、今、どんな時間をつくりたいですか。

思い浮かんだ言葉は、ふたばハガキへ。
一緒につくりたい時間は、ふたばチケットへつながります。

ふたばハガキとは


伝え忘れを、温かな言葉に。
ふたばハガキは、心の中にありながら、まだ相手へ届けられていない思いを、温かな言葉へ変えるためのハガキです。
作品を見た人は、描いた人の愛・感謝・希望に触れます。
そのとき、自分の中にも、大切な人や、伝えたい気持ちが浮かび上がることがあります。

「ありがとう」
「元気でいてね」
「大切に思っています」
「いつも助かっています」
「また会いに行くね」
「これからもよろしくね」
「会えてうれしかったよ」
ふたばハガキは、その気持ちを心の中だけに置かず、相手へ届く言葉に変える橋渡しをします。

伝え忘れとは
伝え忘れとは、本当は心の中にあったのに、まだ相手へ届けられていない思いです。
支えてくれていたことへの感謝。
普段は照れくさくて言えない気持ち。
身近にいるからこそ伝えてこなかった言葉。
元気でいてほしいという願い。
大切に思っているということ。
ふたばハガキは、愛・感謝・希望を、相手に届く言葉へ変えていきます。

ふたばハガキで生まれる流れ
作品を見る

自分の大切な人を思い出す

伝えていなかった気持ちに気づく

ふたばハガキに言葉を書く

大切な人へ届ける

相手の心に届く

関係性の中に温かな循環が生まれる

ふたばチケットとは


やり忘れを、温かな行動に。
ふたばチケットは、本当はしたいと思いながら、後回しになっていた行動を、相手との約束へ変えるためのチケットです。

感謝や愛情を感じるだけでなく、実際に会う、一緒に過ごす、話を聞くといった小さな行動へつなげます。
たとえば、

  • 一緒にご飯を食べるチケット

  • ゆっくり話すチケット

  • 電話をするチケット

  • 会いに行くチケット

  • 一緒に散歩するチケット

  • 話を聞くチケット

  • お手伝いをするチケット

  • 一緒に出かけるチケット

として使います。

やり忘れとは
やり忘れとは、本当はしたかったのに、後回しになっていた行動です。
会いに行くこと。
一緒に食事をすること。
電話をすること。
話を聞くこと。
手伝うこと。
一緒に散歩すること。
家族や大切な人との時間をつくること。
ふたばチケットは、愛・感謝・希望を、実際の時間と行動へ変えていきます。

ふたばチケットで生まれる流れ
作品を見る

自分の大切な人を思い出す

一緒にしたいことに気づく

ふたばチケットに行動を書く

大切な人へ渡す

実際に一緒の時間をつくる

心の距離が近づく

温かな関係性が育つ

ふたばアートプロジェクトが
生み出す四つの循環


1|心の循環
描いた人が、自分の中にある愛・感謝・希望に気づきます。
作品を見た人も、自分の大切な人や、受け取ってきたやさしさ、これからへの願いを思い出します。
一人の気づきが、次の人の気づきへつながります。

2|関係性の循環
作品を通じて、参加者と見る人との間に接点が生まれます。
さらに、ふたばハガキやふたばチケットを通じて、見る人と、その人にとって大切な人との間にも、新しい言葉や時間が生まれます。
作品から始まった気づきが、実際の関係性へ届きます。

3|認知の循環
作品を入口に、描いた人の思いや背景、関わる施設、団体、企業、地域への理解が広がります。
説明だけでは届きにくいことも、作品の色、形、タイトル、メッセージを通じて、見る人の心に届きやすくなります。
作品との出会いが、人や社会を知るきっかけになります。

4|社会参加の循環
参加者の表現が、見る人の気づきや行動につながります。
一人の作品が、誰かに大切な人を思い出させ、言葉を届け、時間をつくるきっかけになります。
作品を描いた一人ひとりが、社会へ愛・感謝・希望を届ける発信者になります。

プロジェクト全体の循環


身近にある「愛・感謝・希望」に気づく

自分の思いを整理する

ふたばアートとして表現する

タイトルとメッセージを添える

作品として社会へ届ける

見る人が、自分の大切な人を思い出す

ふたばアンケートで、身近な人への思いに気づく

伝えたかった言葉を、ふたばハガキに書く

大切な人へ言葉を届ける

一緒にしたかったことを、ふたばチケットに書く

大切な人と時間をつくる

伝え忘れとやり忘れが、温かな言葉と行動へ変わる

人と人との間に「愛・感謝・希望」が循環する

後悔の元に触れる仕組み


人は、大切な人を失ったあと、時間が過ぎたあと、関係性が離れたあとに、
「あのとき伝えておけばよかった」
「あのとき会いに行けばよかった」
「もっと一緒に過ごせばよかった」
と思うことがあります。

大切な人との関係に残る後悔の中には、特別なことができなかった後悔とともに、日常の中でできた小さなことを、後回しにしてしまった後悔があります。

ありがとうを伝える。
会いに行く。
話を聞く。
一緒に過ごす。
手紙を書く。
元気でいてほしいと伝える。
どれも、いつでもできるように見えることです。
いつでもできるという安心があるからこそ、その機会が先へ延びていくことがあります。

ふたばアンケート、ふたばハガキ、ふたばチケットは、後回しになりやすい言葉や行動へ、小さなきっかけを届けます。

大きな視点では、人が繰り返してきた「あのとき、こうしておけばよかった」という後悔の一部に、今からやさしく働きかける仕組みです。

ふたばアートプロジェクトが目指す未来


伝え忘れを、温かな言葉に。
やり忘れを、温かな行動に。
身近にある愛・感謝・希望に気づく。
その思いを、ふたばとして表現する。
作品を見た人が、自分の大切な人を思い出す。
一つの言葉を届ける。
一緒に過ごす時間をつくる。
その小さな気づきと行動が、人と人との関係をあたため、大切な人との間に残りやすい後悔の元を少しずつ減らしていきます。
ふたばアートプロジェクトは、一枚の作品から始まる愛・感謝・希望を、描いた人から見る人へ、見る人から大切な人へ、そして社会へと循環させていきます。
身近な愛・感謝・希望に気づくことから、温かな循環が始まります。