800年後の家族へ──Future Family Project のはじまり
ある日、家族で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見ていたときのことです。
僕はふと、小学校2年生の頃に書いた「将来の夢」の作文を思い出しました。
そこには「発明家になりたい」と書いてありました。
あの頃の僕は、ドク・ブラウンのように、未来を行き来しながら新しい世界を作り出す大人になりたかったのです。
今の僕は、研究開発・エンジニアリングの仕事を経て、「未来を構想したり、共創する」ことを仕事にしています。
そして5人の娘の父親として、日々の暮らしの中で発見や対話を重ねています。
気づいたのは、僕たちは“今”という点を生きながら、過去と未来をつないでいるということ。
僕の家には、800年ほど前から続く家系図と古い記録が残っています。
自分が“31代目”だと知ったときに思いました。
――ならば、31代先の誰かも、僕たちのことを見つけるかもしれない。
このnoteは、そんな未来の誰かへの贈り物として始める実験です。
題して 「Future Family Project」。
家族の記録、仕事の中での発見、そして日々の小さな「発明」を通して、未来に向けたメッセージを少しずつ残していきます。
第1章:なぜ、未来に贈りたいのか
僕が「未来に何かを残したい」と思うようになったのは、
ある日、家に残っていた古い家系図と一冊の記録を見たときでした。
その本には、僕のご先祖たちの歴史が800年ほど前から書かれていました。
ページをめくるたびに、見知らぬ名前のひとりひとりが、生きていた時間や土地の匂いをまとって浮かび上がってくる。
そのとき、ふと気づいたんです。
僕は“31代目”の人間なんだと。(分家だけどねw)
ということは、逆に言えば、僕から31代先にも誰かがいる。
もしその誰かがこの記録を見つけたら、きっとこう思うでしょう。
「ああ、あの時代にこんな家族が生きていたんだ」と。
そう思うと、自分が「時間の中のひとつの点」であることが、妙に愛おしくなった。
僕たちは点でありながら、線をつないでいく存在なんだと感じました。
生きる意味というのは、その線をどんなふうに描くかにあるのかもしれません。
“家族”という軸
30歳のとき、妻と話し合って決めたことがあります。
「私たちは幸せな家族を、大量に生み出していこう」ということ。
それは、自分たちの家族だけでなく、周りの人たちにも“幸せな家族”が連鎖していくような社会をつくりたいという願いでした。
そこから5人の娘たちに恵まれ、にぎやかな毎日が始まりました。
彼女たちは未来そのものです。
だからこそ、僕が残すべき記録もまた、
「家族を通して未来をどう紡ぐか」というテーマに自然と向かっていきました。
“発明”と“発見”のあいだで
このプロジェクトで記録したいのは、特別な出来事ではありません。
日常の中の小さな「発見」や「発明」です。
子どもたちの言葉、家族との会話、仕事での気づき。
それらを集めていくと、きっと“時代の空気”や“人間のこころの動き”が、800年後の誰かにも届くはずです。
未来を考えること、家族と生きること、そして世界をより良くしていこうとすること。
その3つが交わる場所として、この「Future Family Project」を育てていきたいと思っています。
第2章:どうやって未来に届けるのか
僕はもともと無線通信の研究をしてきた人間です。
見えない波を扱うというのは、ある意味で“祈り”に似ています。
形はなく、触れられないけれど、確かに届いていく。
だから、未来に記録を残すというこのプロジェクトも、
どこか“データの祈り”のようなものだと感じています。
僕たちの声や日常のやりとり、家族の笑い声や思考の断片――
それらを音や言葉として残していく。
それがいつか、800年後のどこかの時代で、ひとりの子孫の耳や目に届くかもしれない。
テクノロジーはそのための“媒介”にすぎません。
空間に保存する形でも、石に刻む形でも、
大切なのは「残す」という意志そのもの。
昔の人にとっての仏壇やお守りのように、
このプロジェクトも、未来へ向けた祈りの装置なのだと思います。
第3章:家族という物語を未来へ
僕が未来に届けたいのは、出来事そのものではなく、記憶です。
記憶とは、ただの情報ではなく、関係性の中で育まれた温かさや祈りの心を含むものです。
未来の誰かに残したいのは、僕たちが日々どのように互いを思い、許し、愛し、支え合っていたかという物語です。
つながりから記憶へ
僕は、未来に残すものの順序をこう考えています。
まずつながりがあります。互いの関係性が基盤です。
その上に、相手を思う祈りや許す心が重なります。
そして、それらが記憶として残っていく。
記憶は単独で存在するのではなく、つながりと祈りを通じて初めて形になるのです。
デジタルで紡ぐ物語
このプロジェクトでは、記録の方法としてデジタルを主体にしています。
日常の何気ない言葉や思考のプロセス、子どもたちの成長の軌跡を、デジタルで残すことが最も有効だと考えたからです。
もちろんアナログの魅力もありますが、このNoteやノートを通して残す記録は、将来の誰かが検索し、触れ、発見できる形で保存されていくことを意図しています。
未来に届いた時の感覚
未来の誰かがこの記録を見つけたとき、僕が伝えたいのは「800年前のこんな人たちは、こう考え、こう生きていたのか」という発見と面白さです。
小さな日常の営みや、家族の関係の温かさ、思考の痕跡――
それらが重なって、読む人に「WOW!」と思ってもらえる感覚。
それこそが、僕にとって未来への祈りであり、記録する意味なのです。
第4章:未来へのまなざし
これからの社会は、あらゆる情報がオンラインに上がっていく時代に突入しようとしています。
日常会話や小さな営みさえもデータとして残る時代。まだその変化をポジティブに捉える人は少ないかもしれません。
しかし、この状況こそが、家族や地域という単位で何が起こるのかを考える「兆しの情報」となるのではないか、と僕は考えています。
今の家族やコミュニティは、欠縁のような孤立した形にもなりつつあります。
少子高齢化、単身世帯の増加の中で、コミュニティの新しい在り方を模索するきっかけとして、このプロジェクトが役立つかもしれません。
加えて、子どもたちの教育や成長に関する知見も含め、テクノロジーと社会がどのように関わっていくのかを示す示唆も生まれるでしょう。
社会との接続
このプロジェクトの価値は、共創の可能性にもあります。
同じように未来に向けた実験をする人々や、拡張家族という概念で新しい社会像を考える研究者とのコラボレーション。
そして、活動自体がアートとして表現され、社会に還元されること――その可能性も、僕が望む未来の姿です。
未来への呼びかけ
僕が読者や共創者に届けたいのは、関係性の大切さです。
時空を超えて続く関係性、個々の物語が集まり、ナラティブとなること。
#FutureFamilyProject #31代目 #800年後の子孫へ #データの祈り #五人娘 #発明家 #デジタルアーカイブ #幸せな家族の連鎖 #自己紹介 #note
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします!いただいたチップは800年後の誰かに届けます!