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都立中高一貫校という選択——ena説明会で聞いた受験の現実

【効率の学び】都立中高一貫について | Future Family Project 航海ログ

「合格最低点は190点。ただし傾斜配点なので、1問で合否が変わります」

塾の先生が淡々と言った。

中学受験は、もう始まっている。

【現場】塾の説明会、2時間の独壇場

5月中旬。enaの保護者説明会に参加した。

担当の先生が2時間、エンタメのように一人で話し続けた。素晴らしい表現力だ。合格データ、学習スケジュール、夏休みの合宿、志望校の動向——内容は濃く、具体的だった。

整理するとこういうことだ。

【発見】都立中高一貫校の現実——数字で読む

適性検査の構造

都立中等は適性検査1・2・3の合計点で合否が決まる。ただし傾斜配点があり、適正1相当は×2か×3、別項目は×3に換算される。

この配点構造が意味することは一つだ。1問の重みが極めて大きい。 得意な問題が出るかどうかで、合否が左右される。

ある都立中高一貫校の合格最低点

今年の合格最低点は換算後で約190点。補欠繰り上げは10人程度発生した。

合格者の偏差値分布

四谷大塚基準で合格者の平均偏差値は50台前半。偏差値47程度でも約25%の確率で合格している。

安全校の目安は「合格者平均偏差値から10〜15下げた帯」になるという。

学習の要点

  • 算数の確認テストを最優先

  • 直しノートを作り、次回提出(親のサインあり)

  • テキストの宿題は後回しでも可

  • 自習室を積極的に活用する

  • 夏休み前の5・6・7月で学習サイクルを確立する

【考察】都立か、私立か——うちの場合の試算

説明会の後、家族で話した。

費用の現実

都立中高一貫校は「むっちゃ安い」。6年間でも学費負担はほぼゼロに近い。

一方、ある私立校は年間約150万円。6年間で700〜800万円程度かかる。その後に大学4年間で約600万円。合計1,400万円前後という数字になる。

5人娘がいると、上の子の教育費が重くなるほど、下の子たちの選択肢が狭まっていく。それが5人家族の現実だ。都立に受かることは、下の子4人の未来にも影響する。というか、ぶっちゃけ私立は無理かもしれないw

ただ、ある私立校の特待生クラスは学費ゼロだ。入学後も高成績をキープする必要があるが、都立に近いコストで私立のカリキュラムを受けられる可能性がある。

次女本人が言っていた条件はシンプルだった。

「近くて、中高一貫で、制服にズボンがある学校がいい」

受験のない6年間の安心感を重視している。一方、長女は遠くに出ることを望んでいる。同じ家で育った姉妹が、全く逆の方向を向いている。

偏差値や合格可能性より先に、自分の人生をどう生きるかを考え始めている。それが少し頼もしかった。

ちなみに、女子校でズボンの制服がある学校が本当にあるのかどうか、パパはまだ調べていない。

夏の44日間

夏休みのスケジュールは全部で44日。前半・後半と講習が続き、その後は選択制の合宿がある。

合宿は偏差値45〜50層で効果が高いという。費用は高額なため、学習習慣が確立していれば必須ではないとのこと。

6月〜7月に三者面談を実施予定。志望校と心配事を整理する時間になる。

公立中学という選択肢の落とし穴

もう一つ、家族内で話題になったのが近くの公立中学だ。

地域柄、レベルの高い公立中学が近くにある。一見、コスパのいい選択に見える。

ただ問題がある。周りのレベルが高すぎると、内申点が取りにくい。 内申点が取れないと、高校受験で苦労する。中学受験を回避したつもりが、高校受験で同じ壁にぶつかるという構造だ。

中高一貫校を選ぶ理由の一つが、ここにもある。

【余韻】

800年後の子孫へ。

2026年の春、ある家族は小5の娘の中学受験を、費用と距離と制服のズボンで考えていた。

1問の重みが合否を変える試験に向けて、毎日の確認テストを積み上げていた。

【シリーズ案内】

「効率の学び」シリーズでは、教育環境の選び方・受験の設計を記録しています。

【ハッシュタグ】

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