「何を買うか」ではなく、「どこを見るか」|ゴールドラッシュの裏側から考える投資の本質
最近の投稿を振り返ってみると、マンガを書いて、小説を書いて、その物語から曲を作って、ネイルまで作っていました。気づけば、投資の記事はほとんどありません。
このままでは、投資アカウントだということを忘れられそうなので、そろそろ投資の記事も書かなくてはいけません。笑
ということで今回は、久しぶりの「教えて!Labo.先生」です。
🌸さくらちゃん「今日はちゃんと投資の授業なんだね」
🧪Labo.先生「“ちゃんと”は余計です。笑」
🌸さくらちゃん「今日は何を教えてくれるの?」
🧪Labo.先生「今回のテーマは、ゴールドラッシュです」
🌸さくらちゃん「金を見つけて、お金持ちになった人の話?」
🧪Labo.先生「いいえ。今回見るのは、金を掘って成功した人ではありません。金の周りに生まれた、人と物とお金の流れです」
この記事は、特定の銘柄を紹介する記事でも、これから上がる株を予想する記事でもありません。
私が投資をするときに大切にしている、「何を買うか」ではなく、「どこを見るか」という考え方について書いてみます。
銘柄を選ぶ前にある、投資の本質に近い話です。
舞台は、ゴールドラッシュ。当時、多くの人が一攫千金を夢見て金を掘りました。
しかし今回、Labo.先生が掘るのは金ではありません。金の周りに生まれた利益の通り道を、少しずつ掘っていきます。
人は、目に見える「金」に集まります
1848年、アメリカのカリフォルニアで金が発見されました。その知らせは瞬く間に広がり、一攫千金を夢見た人々が世界中から押し寄せます。
ゴールドラッシュの始まりです。
地面を掘って金を見つければ、人生を変えられるかもしれない。これほど分かりやすく、魅力的なチャンスはありません。
🌸さくらちゃん「金が見つかったなら、みんなで掘ればいいんじゃないの?」
🧪Labo.先生「もちろん、それも一つの考え方です。ただし、掘る人が増えたからといって、見つかる金まで増えるわけではありません」
金を求める人が増えるほど、競争は激しくなります。遠い土地まで長い時間をかけて移動し、道具や食料をそろえ、ようやく採掘を始めても、必ず金が見つかるとは限りません。
実際に大きな富を手にした人がいた一方で、思うように金を見つけられず、帰るためのお金まで失った人もいました。
それでも人々が金鉱へ向かったのは、成功したときの利益があまりにも大きく見えたからです。
目の前に金があれば、人は金を見ます。誰かが金を見つければ、自分にも同じことができるかもしれないと考えます。
金を掘ることが間違っているわけではありません。熱狂の中心には、それだけ大きな可能性があります。
しかし、多くの人が同じ金を見ていたとき、その人たちを少し離れた場所から見ていた人もいました。

🌸さくらちゃん「金じゃなくて、金を掘っている人を見るの?」
🧪Labo.先生「そうです。金を掘る人が増えれば、その人たちが必要とするものも増えていきます」
金を見つけられるかどうかは不確実です。しかし、採掘を始めるなら、誰もが道具を用意しなければなりません。
つまり、金を掘る人が増えるほど、結果に関係なく需要が増えていく場所がありました。
次に見るのは、金を掘って成功した人ではありません。
金ではなく、金を掘る人を見ていた人
ゴールドラッシュで大きな利益を得た人物の一人に、サミュエル・ブラナンがいます。
🌸さくらちゃん「その人が、たくさん金を見つけたの?」
🧪Labo.先生「いいえ。ブラナンが売っていたのは、金ではなく、金を掘るために必要なものです」
ブラナンは、採掘場に近いサッターズ・フォートで商店を営んでいました。金が発見されたことを知ると、その知らせを広め、集まってきた採掘者たちに道具や食料などを販売します。
多くの人が金を求めて地面を掘っていたとき、ブラナンは、その人たちに必要なものを売る側にいました。
その結果、ブラナンは大きな利益を得て、カリフォルニアで最初のミリオネアともいわれるようになります。
ここで大切なのは、ブラナンという成功者の名前を覚えることではありません。
採掘者が利益を得るためには、実際に金を見つける必要があります。しかし、道具を売る側は、相手が金を見つける前に売上が生まれます。
ブラナンには、誰が金を見つけるのかを予想する必要がありませんでした。金を掘ろうとする人が増えるほど、必要な道具や食料も増えていったからです。
金を見つけた人だけが利益を得る場所と、金を探す人が増えるほど需要が生まれる場所。
同じゴールドラッシュの中でも、見ている場所によって、利益が生まれる条件は違っていました。
もちろん、道具を売れば必ず儲かるわけではありません。商品を仕入れる費用もあれば、遠くまで運ぶ必要もあり、熱狂が終われば売れ残る可能性もあります。
ただ、金を掘る人とは違う場所に、別の利益の通り道があったことは確かです。
🌸さくらちゃん「じゃあ、金を掘らずにツルハシを売ればよかったんだね」
🧪Labo.先生「それだけなら、よく知られている“ツルハシの話”で終わってしまいます」
ツルハシや食料を必要とする人が増えれば、それを届ける店が必要になります。店が増えれば、商品を運ぶ道や、働く人が暮らす町も必要になります。
金の周りに生まれた利益は、道具を売る人のところで終わったわけではありません。
次は、ツルハシのさらに後ろを見てみましょう。

ツルハシの、さらに後ろを見る
ゴールドラッシュでは、金を掘った人よりも、ツルハシを売った人が儲かった。
この話は有名ですが、ここで考えることをやめてしまうと、見えるのは金とツルハシだけです。
🌸さくらちゃん「ツルハシの後ろって、ツルハシを作った人のこと?」
🧪Labo.先生「それも一つです。でも、ツルハシが採掘者の手元に届くまでには、もっと多くの人が関わっています」
ツルハシを作るには、鉄や木材が必要です。完成した道具は採掘場まで運び、店に並べ、壊れたら修理しなければなりません。
道具を一つ売るまでにも、材料を用意する人、作る人、運ぶ人、保管する人、販売する人がいます。
利益の通り道は、ツルハシを売った店だけで終わっていたわけではありません。
そして、採掘者に必要だったのは道具だけではありません。
長い時間働けば食料や水が必要になります。服や靴は傷み、夜になれば眠る場所も必要です。けがや病気をすれば、薬や治療も必要になります。
ツルハシは一度買えば、しばらく使えるかもしれません。しかし、食料や水、宿泊などは、そこに人がいる限り繰り返し必要になります。
一人の採掘者が生み出す需要は、一つではありませんでした。
掘るための需要、暮らすための需要、そして採掘を続けるための需要。
金を求めて人が集まるほど、その周囲には店や宿が増え、商品を保管する場所がつくられ、やがて小さな採掘場は町へと変わっていきます。
ここで見ているのは、誰が大金持ちになったのかではありません。
金の発見によって人が動き、その人たちが暮らすことで新しい需要が生まれ、その需要を満たすために、さらに多くの仕事とお金の流れが生まれていく構造です。
🌸さくらちゃん「一つの金をきっかけに、周りへどんどん広がっていくんだね」
🧪Labo.先生「そうです。ただし、町が大きくなるほど、遠くから運ばなければならないものも増えていきます」
食料も、木材も、道具も、人も、必要な場所まで届かなければ使えません。
🌸さくらちゃん「必要なものが増えても、町まで届かなかったら意味がないよね」
🧪Labo.先生「そのとおりです。では、遠く離れた場所から、大量の人と物を運ぶには何が必要でしょうか」
金の町が大きくなるにつれて、ツルハシよりもはるかに大きな「通り道」が必要になっていきました。
利益の流れは、採掘場の外へ続いています。

金の町をつないだ鉄道
🌸さくらちゃん「分かった。大量の人と物を運ぶために必要だったのは、鉄道でしょ?」
🧪Labo.先生「正解です。ただし、鉄道が運んだのは金だけではありません」
ゴールドラッシュによって多くの人がカリフォルニアへ集まり、採掘場の周りには町が生まれました。そこでは食料や衣服、木材、道具など、さまざまなものが必要になります。
しかし、町の中に店をつくるだけでは、その需要を満たすことはできません。商品を遠くから運び、人を町まで連れてきて、採掘場で得られたものを外の世界へ届けるための大きな通り道が必要でした。
そこで重要になったのが、鉄道です。
1860年代、カリフォルニアのサクラメントから東へ線路を延ばす、セントラル・パシフィック鉄道の建設が始まります。
この計画を進めた中心人物が、リランド・スタンフォード、コリス・ハンティントン、マーク・ホプキンス、チャールズ・クロッカー。後に「ビッグ・フォー」と呼ばれる四人の実業家です。
🌸さくらちゃん「四人は、もともと鉄道をつくる人だったの?」
🧪Labo.先生「いいえ。四人はゴールドラッシュで成長した町の中で、商売をしていた人たちです」
彼らは鉄道技師ではありませんでした。道具や衣服などを扱う商売を通して、人が集まることで何が必要になるのかを見ていた人たちです。
採掘者が増えれば、道具や食料が売れます。そして町が大きくなれば、今度は大量の人と物を運ぶ仕組みが必要になります。
彼らが見ていたのは、一本のツルハシではありません。
金によって生まれた町全体と、そこを行き交う人と物の流れです。
鉄道があれば、誰が金を見つけたのかに関係なく、人が移動するたび、商品が運ばれるたびに利用されます。
金を掘る人の成功を予想するのではなく、多くの人が使わなければならない場所を見る。ツルハシよりもさらに後ろには、市場全体を支えるインフラがありました。
ただし、この鉄道をつくったのは、ビッグ・フォーだけではありません。
険しいシエラネバダ山脈を越える工事は、何千人もの中国系労働者をはじめ、多くの人々の過酷な労働によって支えられました。山を削り、トンネルを掘り、危険な環境の中で線路を延ばしていきます。
そして1869年、東から線路を延ばしていたユニオン・パシフィック鉄道とつながり、アメリカ大陸を横断する鉄道が開通しました。
🌸さくらちゃん「金から始まった話が、アメリカを横断する鉄道までつながったんだね」
🧪Labo.先生「そうです。でも、まだ一つ大切なものが隠れています」
鉄道をつくるには、土地、木材、鉄、労働力が必要です。そして何より、完成するまでの長い時間を支える莫大な資金が必要になります。
ビッグ・フォーが鉄道をつくろうと思っただけでは、これほど大きな事業は動きません。
では、その資金と土地は、どこから用意されたのでしょうか。
レールの後ろには、レールより先に動いていたものがあります。

レールより先に動いていた「お金」
🌸さくらちゃん「レールより先に動いていたものって、お金のこと?」
🧪Labo.先生「正解です。ただし、誰か一人のお金だけで鉄道がつくられたわけではありません」
大陸を横断するほどの鉄道には、莫大な資金が必要です。土地を確保し、木材や鉄を集め、何千人もの労働者を雇い、完成するまで長い工事を続けなければなりません。
そこで大きな役割を果たしたのが、アメリカ政府でした。
1862年に成立した太平洋鉄道法によって、セントラル・パシフィック鉄道とユニオン・パシフィック鉄道には、広大な土地と政府の国債による支援が与えられます。
つまり、鉄道はビッグ・フォーが自分たちのお金だけでつくったものではありません。民間の事業に、国の資金と土地、そして制度が組み合わさることで、初めて動かせる巨大な計画でした。
🌸さくらちゃん「鉄道が必要だったから、国もお金を出したんだね」
🧪Labo.先生「そうです。でも、制度は鉄道をつくるだけでなく、企業がどのように動くのかにも影響しました」
政府の支援は、建設した線路の距離と深く結びついていました。線路を長く延ばすほど、受けられる土地や支援も大きくなります。
そのため、二つの鉄道会社は競うように線路を延ばしました。ユタ州では、より多くの支援を得ようとして、お互いの線路予定地を越えて並行する路盤までつくられています。
ここで見えてくるのは、鉄道会社の技術だけではありません。
制度が利益の生まれる場所をつくり、その制度に合わせて企業とお金が動いていたという構造です。
何が必要とされているのかを見るだけではなく、その市場を支えるために、国がどのようなルールをつくり、どこへ資金を流そうとしているのかを見る。
鉄道の後ろには、土地、国債、法律、政治、そして資金を集める仕組みがありました。
しかし、お金の流れは鉄道だけで終わりません。
採掘された金も、カリフォルニアに置かれたままではありませんでした。船や金融機関を通り、アメリカの外へ運ばれ、世界のお金へと変わっていきます。
その流れの中にいたのが、ロスチャイルドです。
1849年、ロスチャイルド家は代理人のベンジャミン・デイヴィッドソンをサンフランシスコへ送り、現地に金融拠点をつくりました。これによって、ロンドンのN・M・ロスチャイルド&サンズは、アメリカ産の金をヨーロッパへ運ぶ大きな通り道の一つになります。
🌸さくらちゃん「じゃあ、ロスチャイルドが鉄道のお金を出したの?」
🧪Labo.先生「そこは分けて考えましょう。今回見るのは、ロスチャイルドが鉄道へ資金を出したという話ではありません」
ロスチャイルドがいたのは、採掘された金が世界へ運ばれ、取引され、資本へ変わっていく通り道です。
金は、地面の中にあるだけでは経済を動かしません。掘り出され、運ばれ、交換され、世界の金融とつながることで、大きなお金の流れを生みます。
金そのものではなく、金が世界を移動する場所を見る。
ここでも、見ている場所が一段後ろへ下がっています。
🌸さくらちゃん「ロックフェラーも、このゴールドラッシュに関係しているの?」
🧪Labo.先生「ロックフェラーは、ゴールドラッシュの当事者ではありません。彼が見ていたのは金ではなく、石油です」
ロックフェラーがスタンダード・オイルを設立したのは1870年です。金を求めてカリフォルニアへ人が集まった時代とは、別の熱狂の中にいました。
ただし、見ていた場所には共通点があります。
ロックフェラーの主戦場は、新しい油田を見つけることだけではありませんでした。原油を精製し、貯蔵し、運び、販売する仕組みを広げていきます。
どの油田から石油が出るのかではなく、掘り出された石油が商品になり、人の手に届くまでの流れを押さえる。
市場は違っても、中心にあるものだけを見ず、その周囲にある利益の通り道を見るという考え方は同じです。
🌸さくらちゃん「ブラナン、ビッグ・フォー、ロスチャイルド、ロックフェラー。やっぱり、この人たちを覚えればいいの?」
🧪Labo.先生「いいえ。むしろ、一度その名前を消してみましょう」
今回見たいのは、成功した人物の名前でも、どれだけ大きな財産を築いたのかでもありません。
人物の名前を消したあとに残る、利益が生まれた場所と、お金が流れた理由です。

現代のゴールドラッシュに置き換えてみる
金を掘る人、道具を売る人、人を運ぶ鉄道。その鉄道の裏側には、土地や制度、そして大きなお金の流れがありました。
🌸さくらちゃん「昔のゴールドラッシュは分かったけど、今の投資ではどうやって考えるの?」
🧪Labo.先生「では、現代のゴールドラッシュをAIだと考えてみましょう」
🌸さくらちゃん「それなら、AI企業の株を買えばいいんだね!」
🧪Labo.先生「さくらちゃん、もう『何を買うか』に戻っています。笑」
AIが大きく成長すれば、その中心にいる企業には大きな可能性があります。しかし、多くの企業がAIの開発に参加すれば、どの企業が最後に勝つのかは簡単には分かりません。
そこで見るのは、AI企業の名前ではなく、AIが広がることで必要になるものです。
AIを動かすには、計算をするための半導体が必要です。大量の半導体を動かすには、データセンターが必要になります。
データセンターが増えれば、電力や冷却設備、通信回線も必要になります。
AIという目に見える「金」の後ろには、いくつもの道具と設備、そしてそれらをつなぐ大きな流れがあります。
🌸さくらちゃん「じゃあ、半導体や電力の会社を買えばいいの?」
🧪Labo.先生「それもまた、すぐに『何を買うか』を決めようとしています。笑」
大切なのは、AIの裏側にいる企業なら何でも伸びると考えることではありません。
参加する企業が増えるほど必要になるものは何か。勝者がまだ決まっていなくても、使われ続けるものは何か。
需要が増える中で不足しやすいものは何か。そして、増えたお金が最終的にどこへ残るのか。
探しているのは、流行の名前ではなく、熱狂によって生まれる「避けられない支出」です。
この見方は、AIだけに使うものではありません。
宇宙産業でも、電気自動車でも、再生可能エネルギーでも、中心にある分かりやすい企業の後ろには、それを動かすために欠かせない仕組みがあります。
ただし、裏側にいるだけで利益が残るとは限りません。需要が増えても競争が激しければ、利益は薄くなります。
必要とされても、設備にかかる費用が大きすぎれば、お金が残らないこともあります。
だから見るべきなのは、表か裏かではありません。
🌸さくらちゃん「じゃあ結局、どこを見ればいいの?」
🧪Labo.先生「お金がどこを通って、最後にどこへ残るのかです」
ゴールドラッシュから続いてきた話が、ようやく投資の考え方につながりました。
次は、銘柄を選ぶ前に考えたい「利益の通り道」を、もう少し分かりやすく整理してみます。

銘柄より先に、利益の通り道を描く
🌸さくらちゃん「お金がどこを通って、どこに残るのかって、どうやって見つけるの?」
🧪Labo.先生「まずは、銘柄を探すのを一度やめます」
🌸さくらちゃん「投資の記事なのに?」
🧪Labo.先生「銘柄から探し始めると、その会社を買う理由ばかり集めてしまうからです」
最初に見るのは、会社の名前ではありません。
その市場では何が起きているのか。これから人や企業が増えることで、何の需要が増えるのかを考えます。
次に、その需要によって誰がお金を使い、そのお金を誰が受け取るのかを見ていきます。
ただし、お金が通る場所と、利益が残る場所は同じではありません。
売上が増えていても、それ以上に設備や材料へお金がかかれば、利益は残りにくくなります。多くの企業が同じものを売っていれば、価格競争が起きることもあります。
反対に、提供できる企業が少ないもの、簡単には別のものへ替えられないもの、繰り返し必要になるものには、利益が残りやすくなります。
たとえばAIなら、最初にAI企業の名前を並べるのではありません。
AIを使う人が増える。
AIを開発する企業が増える。
必要な半導体やデータセンターが増える。
それを動かす電力や冷却設備、通信回線が必要になる。
このように、人と物とお金の動きを先に並べていきます。
そして、その流れの中で需要が続く場所はどこか。競争が激しすぎない場所はどこか。使われたお金が、利益として残りやすい場所はどこかを見ていきます。
ここまで考えて、初めて地図の中に銘柄を置きます。
🌸さくらちゃん「銘柄を選んでから、買う理由を探すんじゃないんだね」
🧪Labo.先生「はい。先に流れを見て、その中から利益が残る場所を探します」
「何を買うか」は、最初の問いではありません。市場全体の地図を描いたあと、最後に考える問いです。
最初に、今回Labo.先生が掘るのは金ではないと言いました。
ここまで掘ってきたのは、金の周りに隠れていた「利益の通り道」です。
もちろん、金そのものを掘ることが間違いなのではありません。熱狂の中心にいる企業が、大きな利益を生み出すこともあります。
反対に、道具を売る企業や、その周りにいる企業なら必ず利益を得られるわけでもありません。
大切なのは、中心と裏側のどちらが正解かを決めることではなく、その市場で人と物とお金がどのように動いているのかを見ることです。
人はどこに集まるのか。
人が増えることで、何が必要になるのか。
誰がお金を使い、誰が受け取るのか。
そして、そのお金はどこに残るのか。
🌸さくらちゃん「Labo.先生が掘っていたのは、金じゃなくて、お金の流れだったんだね」
🧪Labo.先生「はい。流れが分かれば、みんなと同じ『金』を見ながら、その周りにある別の可能性にも気づけます」
ゴールドラッシュでは、金を求めて集まった人々の動きが、道具や街、鉄道を必要としました。その鉄道の後ろにも、土地や制度、資金の流れがありました。
時代が変われば、人が集まる「金」も変わります。しかし、その周りに人と物とお金の流れが生まれることは変わりません。
だから、銘柄の名前を並べる前に、その市場の地図を描きます。
「何を買うか」ではなく、「どこを見るか」
これが、銘柄を選ぶ前に大切にしたい、投資の本質に近い考え方だと思います。

この記事から出来た曲
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他にも企業を戦わせたりマンガ描いています。よかったらこちらも見て頂けると嬉しいです💕
Coming Soon…
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