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クッションに硬さを求めるのは間違っているのだろうか?

題名の通り。くっそんが柔らかすぎると、体に挟んで寝る時に頼りなさすぎると言いますか、気持ち悪いまである気がする。
ただ、硬いクッションはすげー冷たくなる時があり、柔らかいやつはそうでもない気がするので、今みたいに寒い朝が続くと柔らかいのしか使わないほうが良いんじゃねと思えてしまう。
でも布団のかけすぎで暑いときは、あの硬くて冷たくなりやすい、重くて厚いクッションが恋しくなってしまう。どうすればいいのか。


クッションはTPOで使い分けるべきだ

いっそクッションを複数持つっていう手段は現実的じゃないんだろうか。
柔らかいのと硬いのとそれぞれを気温や気分に合わせて使い分ける生活はまるでTPOに応じた服のように、寝る道具にだって季節と気持ちだ。
クッション一個で全部まかなうってのが、そもそも間違ってたんじゃないかって最近になって気づいた。
気づくのおせーんだよ、と自分で自分に言いたくなる。

柔らかいやつはたしかに包まれるような安心感がある。
でもその“包まれ方”が問題で、寝てる間にクッションを足で挟んだり、肩の下に無理やり突っ込んだりする奴にとっては、柔らかすぎると支えにならない。
ぐにゃって沈んでそれでいて反発力もなくて結果として体の一部が意味わからん角度になって、朝になったら首やら腰やらがバッキバキになってることが多い。
柔らかいのがいいって人はそれでも多いんだろう。

とはいえ硬いやつが万能かって言われたらそうでもない。
寒い夜なんか、あの冷たさが布団の中にじんわりと侵食してくる感じがだめだ。
氷の板かよって思う。
しかも硬いやつってたいていカバーが厚かったり素材がごつかったりしてて、寝てる間に顔とかに押しつけると、朝起きたときに“クッションの模様”が顔面に刻印されてる。それはいいすぎだ。

つまりだ。柔らかいのも硬いのも、どっちも一長一短って話なんだけど、ぼくが言いたいのは、クッション選びに正解はないってことだ。
たぶんみんな“寝方”に癖がある。
横向きじゃないと眠れない人、うつ伏せが落ち着く人、仰向けでも絶対に両手を上げて寝る人、いろいろいる。
そうなったときに全人類にとってちょうどいいクッションなんて存在するわけがない。
あるとしたらそれはカスタムクッションくらいだ。
でもそんなの、金持ちの世界だ。

で、たぶんだけど、「今どんな寝方をしてるか」によって最適なクッションも変わるんだと思う。
たとえば腰の痛みがある人は、横向きで寝る頻度が増えてきた。
そうなると脚の間にクッションを挟むことが多くなる。
で、脚の重みをちゃんと支えてくれるくらいの硬さがほしくなる。
柔らかいと、挟んでもズブズブ沈んで支えにならない。
硬すぎると、今度は太ももが痛くなる。
だから、ここで重要なのは“やや硬め”。この“やや”が、すげー難しい。

いっそ柔らかいのと硬いの両方持ってその日の気温とか寝相とかで選ぶのが最強なんじゃないかと最近になって真面目に思うようになった。
たとえばだけど朝起きたときに「今日は鼻の奥がちょっと痛いな」とか「腰に鈍い違和感あるな」とか、そういう微妙な兆しってあるじゃないですか。
そういうときに柔らかいやつ使うか硬いやつに切り替えるかで、その日の体調が大きく変わる気がする。
あくまで感覚の話だが、ぼくの中ではそういう“選べる寝具”って、めちゃくちゃ大事になってきてる。

ただクッションを2個以上持つって話になると、やっぱり「邪魔じゃね?」っていう問題がついて回る。
特に部屋が狭いとき。都会の一人暮らしだとベッドとクッションだけでスペースが消し飛ぶ。
そこに服の山とか積み上がった洗濯物が加わるともはや生活空間じゃなくて、地層になる。
そんな状況で「用途別にクッション持て」とか言われても、それは正論ではあるけど現実味が薄い。

だからこそ、ここで出てくるのが“両刀型クッション”だ。
片面が柔らかくてもう片面が硬いリバーシブル構造のやつ。
昔は「どっちつかずだろ」ってナメてた。でも今ならわかる。あれは、日替わりで寝方が変わる人間にとっては有益だ。
寝るたびに“今夜はどっちで寝ようか”って悩める、あの余白のある感じが良い。
たぶんぼくがクッションに求めているのって、性能とか素材とかじゃなくて、“余白”だった。

柔らかさは安心感をくれるが、油断も生む

柔らかいクッションのあの包まれる感じって、たしかに安心感はある。
眠りに入る直前の、あの一瞬のまどろみにはちょうどいいんですよ。
重力を忘れられるというか、「あ、いま俺、全方位から優しくされてるな」っていう謎の包囲網が癒しなのかもしれない。
仕事とか人間関係とかいろんなストレスが押し寄せてる現代において、寝るときくらいは無条件に許されたい。
そういう気持ちを満たしてくれるのが、柔らかいやつなんだと思う。

でも問題はその柔らかさに油断が生まれることだ。
寝てる最中に体勢が崩れても、気づけないんですよ。
柔らかいから痛くないし、沈むから異変を感じにくい。
結果、朝起きたら変な方向に捻じれてる。
特に首と腰。これはもう、慢性化すると地獄。
整体に通い始めた友人が言ってたけど、「寝具が全部の元凶だった」って言葉には、リアルな説得力があった。

柔らかさに甘えると首の右側だけずっと突っ張ってしまうことがある。
しかもその張りが原因で、昼間ずっと片頭痛が続いて、何回も鎮痛剤に頼る羽目になる。
それなのに、夜になるとまた柔らかいクッションに戻っちまう。
なぜか。人は、楽な方に流れるんです。
柔らかいというのは、つまり“楽”だ。楽は罪だ。寝る時でさえ、ぼくらは試されているのだ。

硬さは冷たさを連れてくるが、重みに意味がある

一方で、硬いクッションってのは、まじで試練だと思う。
まず冷たい。これはもう季節によっては致命的で、冬場なんか布団の中にあれを放り込むと、マジで氷の塊を招き入れたかのような感覚になる。
朝方、寒さで目が覚めたとき、隣にあるのがあの硬くて冷え切ったクッションだったときの絶望感。あれはなかなか忘れられない。
だから、寒さが厳しい時期には自然と“硬いやつ外し”が始まるんです。

でも硬いクッションには“重み”がある。
その重さが安心になる夜もある。
暑くて眠れないけど、体のどこかが“支え”を欲してるとき。
ああいうときに、適度な硬さと重量を持ったクッションを体に挟むと、「あ、落ち着く」ってなる。
これはたぶん布団の中で唯一、物理的に“寄りかかれる”存在だからなんだろうと思う。
柔らかいのって、結局、頼りにならないんですよ。
踏ん張りがない。戻ってこない。そういう点で、硬いやつの反発力は貴重だ。

しかも硬さは“カタチ”を保ってくれる。
夜通し動き回る寝相モンスターでも、クッションがぐしゃぐしゃにならず、一定の位置を守ってくれてるのは助かる。
ある意味、夜の間だけでも人生を正してくれる。
姿勢も心もまっすぐにしてくれる。それが硬さの力だとぼくは思っている。

真の敵は“中途半端な硬さ”にある

で、いちばん厄介なのが、中途半端な硬さのクッションだ。
いわゆる「どっちつかず」ってやつ。
柔らかくもない、硬くもない。沈むのに戻らない、反発しそうで反発しない。
寝る側としては、ほんとに信用できない。
たぶんだけど、世の中の“安価な量産型クッション”って、このゾーンに入りがちだと思うんです。
量販店とかホームセンターで見かける、ちょっと柄が派手で、そこそこの厚みがあって、触ると気持ちいいやつ。あれが地雷率高い。

見た目は良いんですよ。
なんなら、最初に抱きしめた瞬間は「お、良いかも?」って思っちゃう。
でも、夜になって実際に寝ると、腰が沈んで、首が浮いて、足が行き場をなくす。
身体全体がパズルみたいに噛み合わなくなって、最終的には寝返りも満足に打てなくなる。
これが続くと、朝起きたときに「なんか寝た気がしない…」ってなる。
気づかぬうちにクッションが日常を破壊してくる。

中途半端が悪なんじゃない。中途半端に“気持ち良さそう”ってところが、一番の罠なんです。
性能が低いと割り切れるならまだまし。
でも、「気持ちいい風」な見た目と触感で油断させてくるからたちが悪い。
これはもう寝具界の“偽りの癒し”と呼んで差し支えない。
明日もくっそんについて考えよう。

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