「夫婦って3人だったらいいのにね。」#5 答え
寂しい
その「寂しい」は今までの私たちを証明している。
夫婦3人だったら、こんなことできるのに、
ほんとはこんなことしたいと願った
その相手は誰を想像した?
8ヶ月。考えれば考えるほど見えない答えと満たされない現実に焦っていたのだろう。
「恋人」「親」「夫婦」
私たちは何かにしがみついていたような気がする。
私たちを表す言葉はなくてもいい。
定義のある役に当てはまらなくていい。
変わらざるを得ない環境に戸惑いながらも
私たちはまだ静かに思い合っている。
淡々とすぎていく毎日の中にちゃんと溢れてた。
それは「恋人」「親」「夫婦」という大きすぎるテーマによって気づきにくくなっただけ。
ある日、夫と子どもとカフェに入った。
買い物のついで、涼を求めて入った。
ソファ席に座りメニューを眺めていると珍しく自分で眠った子ども。
コーヒーだけのつもりだったが遅めのランチにした。
カニクリームコロッケとチキン南蛮。
半分ずつシェアしたとき、
「美味しいね」と目が合った時、思い出した…。
私たちはずっとちゃんと「私たち」だったんだ。
私たちはこれでいい。
※産後の夫婦関係について、実体験をもとに小説風に綴りました。一部フィクションを含みます。
この作品は全5話の連作です▷▶▷
「夫婦って3人だったらいいのにね。」#1
https://note.com/fuutaro24/n/nff132678c149
「夫婦って3人だったらいいのにね。」#2 夫サイド
https://note.com/fuutaro24/n/n505ecfac3e50
「夫婦って3人だったらいいのにね。」#3 妻サイド
https://note.com/fuutaro24/n/nd8f70e7fbec8
「夫婦って3人だったらいいのにね。」#4 夫婦が3人だったら
https://note.com/fuutaro24/n/n9405bc8c1ab9
