【ふわりの、日々のかけら。】第40話─🍓感覚|果物に、声をかけてみた。
昨日見つけた一言、
「植物、果物に声をかけたい私は変わり者」
が素敵すぎて。
私の中の妄想世界がどんどん広がり、
ほぼ徹夜で書ききってしまった。
妄想激しめ大学生の、
本領発揮???
何となく目次もつけてみました😊
はじまりは、バナナから。
朝、バナナと目が合った気がしたんだ。
棚の上から見下ろすその姿が、
なんだかこう……しゃべりかけてきたような気配。
──バナナが、笑った?
──バナナが、うなずいた?
そんなバナナ、って心の中でつぶやいたら、
ぷくっと笑いがこぼれた。
「おはよう」って、私の方から言ってみた。
そしたら、きっとほんの少しだけ甘くなった。
そう思うのは、私の勘違いかな。
でもね、なんだかバナナって──
話しかけると、優しくなる気がする。
⸻
果物って、ちょっと不思議。
冷蔵庫を開けると、色とりどりの果物たちがこっちを見てた。
りんご、いちご、ぶどう、桃、みかん、それからマンゴー。
ああ、今日も頑張ろうって思えたのは、
きっと彼らがいてくれたからだね。
私、今朝から少し変なんだ。
果物に──声をかけたくなる。
⸻
果物語(くだものがたり)が、始まる。
言葉って、きっと栄養だと思う。
人も、果物も。
やさしい言葉をもらうと、
すこしだけ、甘くなる。
私の部屋は、だんだんと果物たちの秘密会議室みたいになってきた。
⸻
りんごと、にらめっこ。
りんごとは目が合った瞬間に、にらめっこが始まった。
私がにらんだら、りんごがニヤッと笑った気がして──
思わず、こう言っちゃった。
「にらめっこしましょー笑うと負けよーアップップじゃなくて……アップルップル?」
りんご、ちょっと赤くなった気がした。
⸻
いちご一会の、ひととき。
いちごには、そっと声をかけた。
「いちご、一緒にいられるの、うれしいよ」って。
たった一粒でも、大切な出会い。
これは、一期一会。
いちごはきっと、照れながらも、嬉しそうだった。
⸻
桃の、照れ笑い。
桃の肌は、ピチピチ。いや、ピーチピーチ。
つるんとしてて、すぐにぽっと赤くなる。
触れた瞬間、
「ちょっ……やだ、照れるじゃん」って言われたような気がして、
私の方が顔を赤くしてしまった。
⸻
ゴーマンゴーの、まなざし。
マンゴーは、ちょっとツンとしてた。
あまり近づくと、
「…フン」って鼻で笑われそうな感じ。
その態度、なんか傲慢──
傲慢なマンゴー。
いや、ゴーマンゴーかも。
ちょっとイラッとしたけど、
そういうところも、憎めない。
⸻
ぶどう、ひとつぶどう。
ぶどうは、ひと房まるごと仲良し。
ぎゅっと寄り添ってるのが、可愛くて。
一粒手に取って、そっと話しかけた。
「ぶどうを一粒どう?」
……って、自分で言って自分で笑った。
ひとつぶどう。ひと粒どう?
うん、こういうの、好き。
⸻
そして最後に、みかん。
気づけば私の部屋は、
ことばの香りに包まれた果物たちの秘密会議室みたいになってた。
そして最後に、みかん。
ころん、と転がってきたみかんにそっと触れると、
うっすら浮かぶ文字──
「いいやつだったよ、君は。」
涙腺、きゅっとなった。
でも……ね? 変だよね?
他の果物たちは、ちゃんとおしゃべりできたのに。
バナナには、そんなバナナ(そんなバカな)。
いちごには、一期一会(いちごいちえ)。
ぶどうには、一粒どう(ひとつぶどう)?
桃はピーチピーチで照れて、
マンゴーはちょっと傲慢ゴー。
りんごとは、アップルップルとにらめっこ。
でも──みかんには、なにも言えなかった。
ダジャレの言葉が、ぜんぜん出てこなかったの。
だから、今日はここまで。
これは、まだ「みかん」なお話。
──未完のままの、物語。
完熟には、あとひとひねり必要みたい🍊
東雲ふわり🕊️
⬇️「植物、果物に声をかけたい私は変わり者」は、ここで出会いました。
