名乗り続けたら、その自分になった
2016年12月。
私が独立系FPとして開業した頃は、今とは全く状況が違った。
「保険を売らないFP?」
「いや、どこかで売ってるんでしょ?」
そんな反応が普通だった。
中には、
「早く保険営業に戻った方がいい」
「何も売らずに食べていけるわけがない」
と言われることもあった。
悔しかった。
でも、仕事がなかったのは事実だ。
実際、私は自動車ディーラーの受付として約3年働いていた。
(当時、ペーパードライバーなのに!)
とはいえ、自分ではずっとこう言い続けていた。
「私の本業は独立系FPです」
収入の大半はディーラーの仕事だった。
それでも、その言葉だけは譲れなかった。
収入の割合ではないのかもしれない。
自分は何者なのか。
その問いにどう答えるかだと思う。
もちろん、資格が必要なものを勝手に名乗るのは別の話だ。
たとえば、宅建士でなければ宅建士とは名乗れない。
※宅建業法第15条の3(名称の使用制限)に違反する。
しかし、なりたい姿を語ることまで遠慮する必要はないと思う。
私は独立系FPです。
そう言い続けて、今年で10年になる。
言霊なのか、有言実行なのかはわからない。
ただ私は、口に出した方が頑張れる人間だ。
周囲に話した以上はやるしかない。
自分へのプレッシャーとして使っている。
内に秘めた決意だけで動ける人は本当にすごいと思う。
でも私は違う。
すぐ言う。
言ってしまう。
言わなければ、目標に向かって走り続けられない気がする。
だから今でも、なりたい自分は先に口にする。
周りに宣言する。
ある意味、自分普及活動だ。
おかげさまで、10年前に口にしていたことの多くは実現した。
言霊だったのか。
有言実行だったのか。
それはわからない。
ただ一つ言えるのは、
なりたい自分があるなら、先に名乗ってしまうのも悪くないということだ。
案外、人は自分の言葉に引っ張られる。
私はそうだった。
初志貫徹。
やるしかない。
