シェディング臭を測ってみた④〜接種者が席を外すとTVOC濃度が下がる?〜




今回は、職場の室内における「TVOC(総揮発性有機化合物)」の変動に着目して、シェディング臭との関連を探ってみました。特に、「接種者が席を外しているタイミング」と「戻ってきたタイミング」の違いに注目しています。
測定条件とタイムライン
測定は室内の同一地点で以下の時間帯に行われました:
時刻 | HCHO(ppm) | PM2.5(μg/m³) | TVOC(ppm) | 備考
09:14 | 0.788 | 3 | 9.999 | 朝の時点
11:55(離席時) | 0.683 | 9 | 4.983 | 接種者が離席中
11:55(数秒後) | 0.664 | 3 | 7.990 | 戻ってきた直後
11:56(復帰時) | 0.666 | 3 | 9.999 | 接種者が着席
注目すべき変化
特筆すべきはTVOCの劇的な変化です。
接種者が席を外して10分程経過(11:55):TVOCが9.999 → 4.983へ急降下。
わずか1分後に接種者が着席したタイミング(11:56):TVOCが再び9.999に上昇。
この急激な上下は、室内空気中に放出される化学物質の影響が非常に短時間で現れる可能性を示しています。
シェディングとの関係
TVOCは、建材や洗剤、香料、呼気などから放出される化学物質の総量を示す指標ですが、今回のように人の出入りと密接に連動する動きを示したことで、**「シェディング臭=化学的な揮発性物質の一部」**という仮説に現実味が出てきました。
特に、接種者の体内から放出される何らかの成分がTVOCの上昇に関与している可能性があるとすれば、これは重要な手がかりとなります。
今後の展望
今後は以下の視点でさらに検証していきたいと思います:
複数人が在席する場合のTVOC挙動
非接種者だけの空間での比較
時間帯や換気状況との関連
データが明確に物語る「人の存在と空気質の関連性」。今後も、見えない“におい”の正体を数値から読み解いていきたいと思います。
