お金の特訓#032_『消費税は金持ち優遇?』
『消費税は金持ち優遇?』
みなさんは、消費税が平等な税だと思いますか?
お金持ちも、そうでない人も、消費した際に一律10%掛かるのだから一見平等に思われがちですが私はそうは思っていません。
消費税が「お金持ち優遇」だと思われる主な理由は、消費税が持つ逆進性(ぎゃくしんせい)という性質にあります。
この性質を理解することで、核心につながると思います。
◆逆進性とは
逆進性とは、所得が低い人ほど、所得に占める税負担の割合が高くなるという性質のことです。
消費税は、所得の高低にかかわらず、商品やサービスの価格に対して一律の税率で課されます。
低所得者の場合:
所得のほとんどを生活必需品の消費に充てる必要があります。
食料品や日用品、公共料金など、生きていく上で不可欠なものに消費税が課されるため、所得全体に対する消費税の負担割合が高くなります。
例えば、所得20万円の人が15万円消費した場合、所得に対する消費税(15,000円)の割合は7.5%です。
高所得者の場合:
所得の一部を貯蓄や投資に回すことができ、所得全体に占める消費の割合は低くなります。
例えば、所得200万円の人が50万円消費した場合、所得に対する消費税(50,000円)の割合は2.5%です。
このように、同じ税率でも、所得に対する税負担の割合は低所得者の方が高くなります。
この性質が、「お金持ち優遇」だと私が思う最大の理由です。
◆消費税以外の税金との比較
消費税の逆進性は、他の税金と対比することでより明確になります。
所得税:
日本の所得税は、所得が高いほど税率が高くなる累進課税の制度を採用しています。
これにより、所得再分配の機能が働き、格差を是正する役割を担っています。
法人税:
企業の利益に課される税金です。
消費税のように個人の家計に直接影響するわけではありません。
消費税は、所得税のような所得再分配機能を持ちません。
むしろ、逆進性によって低所得層に重い負担を強いるため、格差を拡大させる要因となりうると私は思っています。
税金がなくては、国は機能しませんが、納めた分は正しく使ってもらいたいものだと常日頃思っています。
余談ですが…
日銀も目指している物価上昇2%の目標ですが、どの国も何故、一定の物価上昇を目指しているか答えられる方いらっしゃいますでしょうか?
正しいかどうかわかりませんが、私が考える一番の理由は、国債を発行して出来た国の借金を相対的に減らすためではないかと思っています。
現時点での借金が例えば1000兆円だとして、毎年2%の物価上昇が継続したとします。
計算上ですが、現在の物価は36年後には2倍になります。
(72の法則で計算:72÷物価上昇率2%=36年)
細かいことは様々ありますが、単純に現在1000兆円の借金は36年後には相対的価値が半分になるのと同じ意味になります。
金利を上げたり下げたり、インフレやデフレを制御したり難しい舵取りではありますが、安定的に2%程度のインフレがある社会はメリットの方が多いように私は思います。
(投資家目線に偏っているのかもしれませんが…)
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