CPUグリス おすすめ10選!ファンがうるさい熱暴走PCとおさらば!寿命を延ばす最強の冷却アイテム
どうも、PCの熱対策には一切妥協したくない、編集部の小澤です!
PCでゲームをしたり動画編集などの重い作業をしていると、「なんかファンが爆音で回ってるぞ…」と不安になること、ありますよね。その原因、もしかしたらCPUグリスの劣化や品質不足のせいかもしれません。
CPUグリスは、CPUとクーラーの微細な隙間を埋めて熱を効率よく逃がすための超重要アイテム。ここを適当に済ませると、せっかくの高性能PCも熱暴走で本来のパワーを発揮できなくなってしまいます。
という訳でさっそく、数ある製品の中から「これはホントに選んで間違いない」と僕が厳選したCPUグリスを、カテゴリ別に紹介していきます。
それぞれのグリスの特性や、どんな用途に向いているのかもガッツリ書いているので、ぜひ自分の環境に合う最高のグリスを探しながら最後まで楽しんでもらえたら幸いです。
まずはこれ!初心者でも失敗しない王道の定番CPUグリス
自作PC初心者や、久しぶりにPCのメンテナンスをする人が一番不安に思うのが「グリスの塗り方」ですよね。硬すぎるとうまく伸びないし、柔らかすぎるとはみ出してしまう。
ここで紹介するのは、そんな不安を吹き飛ばすほど扱いやすく、かつ冷却性能もしっかり担保された王道中の王道モデルです。どれを選んでも後悔させない、信頼度バツグンのラインナップを揃えました。
ARCTIC MX-4(4g)
自作PC界隈で「定番中の定番」として長年君臨し続けているのが、このARCTIC MX-4です。
グリス選びで迷ったらとりあえずこれを選んでおけば間違いない、と断言できるレベルの完成度を誇ります。
実際にCPUの上に乗せてヘラで広げる作業をすると、まぁ〜〜〜これが予想以上に塗りやすくってですね。
硬すぎず柔らかすぎない絶妙な粘度のおかげで、初心者でも均一に薄く塗り広げることができます。
熱伝導率を公表していないメーカーですが、カーボン微粒子で構成されたこのグリスは、熱を素早くヒートシンクへ逃がす能力が非常に高いんですよ。
高負荷なゲームを回しても、CPU温度が驚くほど安定します。
しかもこのMX-4、金属不使用で非導電性という安心設計。万が一マザーボードにはみ出してしまってもショートする危険がないので、初めてグリスを塗る人にも全力でおすすめできます。
一度塗れば8年間は再塗布が不要という耐久性の高さも、長期間PCを安定稼働させたい人にとって最高ですね。付属のスパチュラ(ヘラ)がまた使いやすくて、これ1本あれば他の道具を買い足す必要がないのも助かります。
総合評価
冷却性能:★★★★☆
塗りやすさ:★★★★★
耐久性:★★★★★
コスパ:★★★★☆
こんな人におすすめ
・初めてCPUグリスを塗布する初心者
・数年間は塗り替えの手間を省きたい人
・ショートのリスクがない安全なグリスを求めている人
SYY サーマルペースト 3g
定番のMX-4に対抗しうる、圧倒的なパフォーマンスを秘めたダークホースがこのSYYサーマルペーストです。
液体金属により近い冷却性能を安全に体験できるカーボンベースのグリスで、これを使うとPCのパフォーマンスが一段階引き上がるんですよ。
特筆すべきはその冷却性能。高負荷時の最高温度が10度近く下がるケースもあるほどで、発熱の大きい最新CPUと組み合わせるのに最適です。
それでいて非導電性なので、液体金属のようなショートの恐怖に怯える必要がありません。
テクスチャーは少し柔らかめで、付属のツールキットを使えばスルスルと滑らかに広げることができます。
初心者から経験豊かな自作erまで、誰が塗ってもムラなく綺麗に仕上がるのが嬉しいポイント。
熱伝導率の高さと扱いやすさを両立しており、ファンの回転数が上がってうるさかったPCも、これを使えばバチくそに静かになります。
パッケージも使い切りの3gから大容量まで選べるので、用途に合わせて無駄なくチョイスできるのも神ですね。
総合評価
冷却性能:★★★★☆
塗りやすさ:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
コスパ:★★★★★
こんな人におすすめ
・液体金属は怖いけど高い冷却性能が欲しい人
・ファンの騒音をどうにかして静かにしたい人
・塗りやすさをサポートするツールキットが欲しい人
AKEIE シリコングリス 3g
「とにかく予算を抑えつつ、必要なものを全部揃えたい!」というワガママな要望に完璧に応えてくれるのが、AKEIEのシリコングリスです。
価格を見て驚愕するんですが、なんと数百円台で買えちゃうんですよ。
しかも本体のグリスだけでなく、指サック2つとヘラまで付いてくるという大盤振る舞い。マジでこれ一つで作業が完結しちゃいます。
熱伝導率は1.93W/mkとハイエンド製品に比べると控えめな数字ですが、侮ってはいけません。
長年使ってカピカピになった純正グリスからこれに塗り替えるだけで、CPU温度が3度ほどストンと下がる確かな効果を発揮します。
古いPCのメンテナンスや、サブ機の組み直し、あるいはちょっとした電子工作の放熱対策など、「そこまで超絶ハイエンドな冷却は求めないけど、確実に熱を逃がしたい」というシチュエーションにはもう最高に刺さります。
粘度もほどよく、付属のヘラや指サックを使えばサクッと作業が終わります。
コストを極限まで削りつつ、しっかりとPCの健康を守ってくれる。まさに縁の下の力持ち的な存在です。
総合評価
冷却性能:★★★☆☆
塗りやすさ:★★★★☆
耐久性:★★★☆☆
コスパ:★★★★★
こんな人におすすめ
・とにかく予算を抑えてメンテナンスしたい人
・サブ機や古いPCのグリスを新しくしたい人
・指サックやヘラなどの付属品をまとめて手に入れたい人
1度でも温度を下げたい!冷却性能に極振りした高性能CPUグリス
ここからは、PCの性能を限界まで引き出したいエンスージアスト向けの変態的(褒め言葉)なハイエンドグリスを紹介します。
オーバークロック環境や、常に高負荷で回し続けるゲーミングPCにおいて、「1度でも温度を下げたい」という執念に応えてくれる最高の相棒たちです。
Thermal Grizzly Kryonaut 1g
PC好きなら誰もが一度は耳にしたことがあるであろう通称『クマグリス』。
オーバークロックコミュニティの厳しい要求に応えるためにドイツで特別設計された、まさに熱狂的なファンのためのハイエンドグリスです。
熱伝導率12.5W/m・Kという圧倒的なスペックを誇り、発熱の凄まじいハイエンドCPUやGPUの熱を、これでもかというほど効率的にヒートシンクへ叩き込みます。
実際に高負荷なベンチマークを回した時の温度の安定感は、もうたまらんのですわ。
他のグリスで90度を超えてしまうような過酷な環境でも、Kryonautを使えば80度台でピタッと安定する。この数度の差が、PCのパフォーマンスと寿命を劇的に変えるんですよ。
1gという容量は少なく感じるかもしれませんが、最高の冷却環境を手に入れる対価としては安すぎるくらいです。
しかも非導電性で、80度の高温環境下でも乾燥が進まない特別な配合がされているため、長期間その圧倒的な性能を維持し続けます。
付属の特製ヘラも使いやすく、パッケージが再封可能なジッパー付きなのも、ユーザー目線に立っていて本当にありがたい。
自分のPC環境に最高の冷却能力を与えたいなら、迷わずこれを選んでください。マジで世界が変わります。
総合評価
冷却性能:★★★★★
塗りやすさ:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
こんな人におすすめ
・オーバークロックでPCの限界に挑みたい人
・ハイエンドCPU/GPUの発熱を徹底的に抑え込みたい人
・少容量でも最高品質のグリスを求めている人
Noctua NT-H2 3.5g
静音かつ高性能な空冷クーラーで世界中の自作erから愛されるNoctua。そのNoctuaが本気で作った第2世代プレミアムグリスがNT-H2です。
このグリス、扱いやすさと冷却性能のバランスが異次元レベルで完成されています。
最大の特徴は、その絶妙な拡散性。CPUの中央にポンと適量を乗せて、クーラーを上から押し付けるだけで、圧着力によって完璧にムラなく広がるんですよ。
つまり、ヘラでチマチマ伸ばす必要がありません。これ、めちゃくちゃラクです。
そして忘れてはいけないのが、付属の『NA-CW1クリーニングワイプ』の存在。
グリスを塗り替える時、古いグリスを綺麗に拭き取るのって地味に面倒じゃないですか?
でもこの専用ワイプを使えば、カチカチに固まった古いグリスもサッと一拭きでピカピカになります。誠にありがとうございますマジでこのワイプ神。
もちろん冷却性能も一級品で、AMDのRyzenやIntelのCoreシリーズなど、発熱の大きい最新プロセッサーの温度をガッツリ下げてくれます。
室温で3年、CPU上で5年という圧倒的な長期安定性も保証されており、一度塗れば長期間PCの熱問題を忘れさせてくれる最高の一品です。
総合評価
冷却性能:★★★★★
塗りやすさ:★★★★★
耐久性:★★★★★
コスパ:★★★★☆
こんな人におすすめ
・ヘラで伸ばす作業が面倒だと感じている人
・古いグリスを綺麗に拭き取るクリーニングワイプが欲しい人
・Noctuaブランドの圧倒的な品質と信頼性を手に入れたい人
親和産業 シミオシ OC Master SMZ-01R
日本のプロオーバークロッカー、清水貴裕氏が監修した、通称『ネコグリス』。
これ、僕のようなPCゲーム好きにはドンピシャで刺さる最高傑作です。
一般的なグリスが最高温度を抑えることに特化しているのに対し、このSMZ-01Rは『常用温度域でのパフォーマンス』と『温度回復の速さ』に全振りしています。
ゲームをしていると、ロード画面や激しいエフェクトの瞬間に一気にCPU負荷が跳ね上がり、その後すぐに負荷が落ちる、という変動を繰り返しますよね。
このグリスは、負荷が落ちた瞬間の温度の引きが異常に速いんです。その結果、CPUのブーストクロックがすぐに回復し、ゲーム中のフレームレートがバチくそに安定します。
熱伝導率13.2W/m・Kというスペックもさることながら、特筆すべきはその塗りやすさ。
特殊配合された低粘度マテリアルのおかげで、スルスルと極限まで薄く塗ることができます。グリスの膜が厚くなりすぎて冷却力が落ちる、という初心者が陥りがちなミスを物理的に防いでくれる設計になっているんですよね。
極冷オーバークロック用ではなく、あくまで僕たちが普段使う空冷や水冷環境で一番冷えるように作られている。この徹底したユーザー目線が、最も満足度の高い冷却体験をもたらしてくれます。
総合評価
冷却性能:★★★★★
塗りやすさ:★★★★★
耐久性:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
こんな人におすすめ
・PCゲーム中のフレームレートを極限まで安定させたい人
・極薄に塗りやすい低粘度のグリスを探している人
・普段使いの環境で最高の冷却性能を求めている人
ARCTIC MX-7(4g)
先ほど定番として紹介したMX-4の正当進化モデル、それがARCTIC MX-7です。
「究極性能」と銘打たれたこのグリスは、これまでの常識を覆す特殊な性質を持っています。
まず驚くのが、そのテクスチャー。
めちゃくちゃ硬くて、粘土のようにホロホロとしています。初めて触ると「え、これ不良品?」と焦るレベルです。
でも、これがMX-7の真骨頂。
このグリスは、ヘラで無理に塗り広げようとしてはいけません。CPUの中央に絞り出し、クーラーの圧力で自然に広げる設計なんです。
高い凝集性を持たせることで、長期間使用してもグリスがポンプアウト(はみ出し)したり乾燥したりするのを完璧に防ぎます。
クーラーで圧着した後の薄い接着層は気泡を一切含まず、超高熱伝導率を発揮してCPUの熱を力強く奪い去ります。
MX-4で培った非導電性や安全なアプリケーションはそのままに、熱性能と長期安定性をネクストステージへと引き上げた怪物です。
少し扱いにはコツがいりますが、クーラーの圧力に任せるという正しい使い方さえ理解すれば、MX-4以上の強烈な冷却性能を手に入れることができます。
総合評価
冷却性能:★★★★★
塗りやすさ:★★☆☆☆
耐久性:★★★★★
コスパ:★★★★☆
こんな人におすすめ
・MX-4以上の圧倒的な冷却性能を体験したい人
・長期使用時のポンプアウトや乾燥を絶対に防ぎたい人
・ヘラ塗りをせず、クーラーの圧力だけで密着させたい人
お財布に優しくて付属品も充実!コスパ最強のCPUグリス
冷却性能は妥協したくないけど、できるだけ予算は抑えたい。そんなワガママな願いを叶えてくれるのが、コストパフォーマンスに優れたこちらの3製品です。
安いだけでなく、性能や付属品の充実度でもハイエンドに引けを取らない、実用性重視の優等生たちを紹介します。
BSFF サーマルペースト 3.5g
コスパと性能のバランスを極限まで突き詰めたのが、このBSFFのサーマルペーストです。
500円台という手に取りやすい価格ながら、カーボン配合による優れた熱伝導性を実現しています。
古いノートPCや、発熱でサーマルスロットリング(熱暴走による速度低下)を起こしているPCにこれを使うと、見違えるほど動作が快適になるんですよ。
「起動して1分で熱暴走していたPCが、これのおかげで完全に直った」という現象がガチで起こり得るほど、熱を逃がす力がしっかりしています。
高負荷時でもCPU温度が40度前半で安定するほどのポテンシャルを秘めており、安かろう悪かろうの概念を完全にぶっ壊してくれます。
適度な粘度でムラなく均一に塗布できるうえに、専用のツールキットが付属しているため、手元に何も道具がなくてもすぐに作業を開始できるのが便利ぃぃぃぃ〜。
非導電性でショートのリスクもなく、5年間は性能を持続するという耐久性まで備わっている。マジで非の打ち所がないコスパ最強グリスです。
総合評価
冷却性能:★★★★☆
塗りやすさ:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
コスパ:★★★★★
こんな人におすすめ
・とにかくコストパフォーマンスを最重視する人
・古いPCの熱暴走を手軽な価格で直したい人
・便利なツールキット付きのグリスが欲しい人
アイネックス(AINEX) ナノダイヤモンドグリス JP-DX2
自作PCパーツの老舗、アイネックスが放つ渾身のハイパフォーマンスグリス。
熱伝導率17W/m・Kという、ハイエンドモデル顔負けの凄まじいスペックを誇りながら、3g入りで比較的手に入れやすい価格帯に収まっているのが最高です。
主成分に最高品質のナノダイヤモンドとシリコンを採用しており、ナノスケールの微細な分子構造が熱伝導の効率を極限まで高めています。
実際に負荷の高い作業をさせた時の放熱性は抜群で、膝上に乗せると熱くてたまらなかったノートPCの温度すら和らげるほどの効果を発揮します。
テクスチャーはやや硬めなので、付属のヘラを使って根気よく極薄に塗り広げるのが性能を引き出すコツです。
綺麗に薄塗りできた時の冷却能力は、数千円する高級グリスとタメを張るレベル。
ピーク動作温度が350度まで対応しており、化学的安定性も非常に高い。
少しでもPCの温度を下げたい、でもハイエンドすぎる価格には手が出ない、という人にベストマッチする実力派のグリスです。
総合評価
冷却性能:★★★★★
塗りやすさ:★★★☆☆
耐久性:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
こんな人におすすめ
・ナノダイヤモンド配合の圧倒的な熱伝導率を体感したい人
・硬めのグリスをヘラで極薄に塗り広げるのが得意な人
・価格とハイエンドな冷却性能のバランスを求める人
スモールラボ PT-30 2g
「え、この性能でこの価格でいいの?」と思わず二度見してしまうのが、スモールラボのPT-30です。
熱伝導率12.8W/mKという素晴らしい数値を叩き出しながら、なんと400円台で買えてしまうという価格崩壊を起こしています。
2gという容量は、数回の塗り替えには十分すぎる量。無駄なく使い切れる絶妙なサイズ感も良いですね。
高密度ナノ粒子を配合しており、CPUとクーラーの微細な凹凸にぴったり密着してエアギャップを排除します。
粘度が低めで非常に柔らかく、付属のスパチュラ(ヘラ)を使うと本当にスルスルと伸びていくんですよ。この塗りやすさは初心者にとって大きな安心材料になります。
非腐食性・非導電性でパーツへのダメージもゼロ。
ホコリ取りなどの細やかな付属品もセットになっており、ユーザーへの配慮が隅々まで行き届いています。
性能、塗りやすさ、価格、すべてにおいて高水準でまとまった、隠れた名作と言えるグリスです。
総合評価
冷却性能:★★★★☆
塗りやすさ:★★★★★
耐久性:★★★★☆
コスパ:★★★★★
こんな人におすすめ
・ワンコイン以下で高性能なグリスを探している人
・柔らかくてスムーズに伸びる塗りやすいグリスが好みな人
・余らせずに使い切れる2gという適度な容量を求めている人
失敗しない!自分にぴったりのCPUグリスの選び方
おすすめのグリスを紹介してきましたが、「結局どれを選べばいいか分からない!」という人のために、僕なりの選ぶ基準を解説しておきます。
CPUグリス選びでチェックすべきポイントは、大きく分けて4つ。ここさえ押さえておけば、絶対に失敗しません。
1. 熱伝導率(W/m・K)の数値に注目する
グリスの性能を一番分かりやすく表しているのが、熱伝導率(W/m・K)という数値です。
この数値が大きければ大きいほど、CPUの熱を素早くクーラーへ逃がす能力が高いことを意味します。
・一般的な用途(ブラウジングや事務作業など):2〜5 W/m・K
・重いゲームや動画編集をする用途:8〜10 W/m・K以上
・オーバークロックなど限界に挑む用途:12 W/m・K以上
僕の経験上、普段からPCでゲームを遊ぶなら、最低でも8 W/m・K以上のものを選んでおくと安心です。高負荷時の温度の安定感がマジで段違いに変わってきます。
2. 初心者は絶対に「非導電性」を選ぶべし
グリスには、電気を通す「導電性」のものと、電気を通さない「非導電性」のものがあります。
結論から言うと、選ぶべきは圧倒的に「非導電性」です。
もし導電性のグリス(液体金属など)を使って、それがマザーボードの基盤に少しでもはみ出してしまうと、高確率でショートしてPCが壊れます。悲惨です。
非導電性のグリスなら、万が一はみ出してしまってもPCが壊れるリスクはゼロ。安全第一でPCを組むなら、非導電性一択だと僕は思っています。
3. 粘度(硬さ)で塗りやすさを見極める
グリスの粘度(硬さ)は、作業のしやすさに直結します。
柔らかめのグリスは、付属のヘラでスルスルと均一に伸ばしやすいのが最大のメリット。初めてグリスを塗る人でも、ムラなく綺麗に仕上げることができます。
逆に硬めのグリスは、ヘラで伸ばそうとするとボソボソになって上手く塗れません。その代わり、CPUの中央に少しだけ盛って、クーラーを押し付ける圧力だけで完璧に密着させることができます。はみ出しにくく、長期間乾燥しにくいのが強みですね。
自分の作業スタイルに合わせて硬さを選ぶのが、ストレスなく作業を終えるコツです。
4. 必要な分だけの「内容量」を選ぶ
グリスの内容量も重要なチェックポイント。
CPU1回分の塗布に必要な量は、だいたい0.5g〜1g程度です。
つまり、1gのパッケージなら1〜2回分、3gや4gのパッケージなら数年にわたって何度も使える計算になります。
「とりあえず今回のメンテナンスだけでいいや」という人は1g〜2gの少容量タイプを。「今後も定期的に塗り替えたり、複数のPCを組んだりするぞ」という人は3g以上の大容量タイプを選んでおくと無駄がありません。
CPUグリスに関するよくある質問(FAQ)
最後に、CPUグリスについてよく聞かれる疑問について、僕なりの回答をまとめておきます。モヤモヤを解消して、スッキリした気持ちでメンテナンスに挑みましょう!
Q. グリスの塗り替え頻度はどれくらいがベスト?
A. 僕の基準としては、自作PCなら1年〜2年に1回を目安にしています。
グリスは時間が経つとカピカピに乾燥してしまい、熱を逃がす能力がガタ落ちします。メーカー製のPCでも、買ってから3年以上経っていて「最近ファンがうるさいな」と感じたら、確実に塗り替えのサインです。定期的なメンテナンスがPCの寿命を大きく延ばしますよ。
Q. 「中央盛り」と「ヘラ塗り」、どっちの塗り方が正解?
A. ズバリ、使うグリスの粘度(硬さ)によって正解が変わります。
柔らかいグリスなら、ヘラを使って極薄に均一に伸ばすのがベスト。厚塗りしすぎないのがポイントです。
硬いグリスなら、CPUの中央にエンドウ豆ぐらいのサイズをポンと乗せて、クーラーの圧力で自然に押し広げる「中央盛り(ウンコ塗り)」が一番確実で失敗しません。製品の特性に合わせて塗り方を変えるのが一番賢いやり方ですね。
Q. カピカピに固まった古いグリスはどうやって剥がすの?
A. 専用のクリーニングワイプや、無水エタノールを染み込ませたキムワイプ(毛羽立たない紙)で優しく拭き取るのが正解です。
普通のティッシュペーパーで力任せにゴシゴシ擦るのは絶対に避けてください。ティッシュの細かい繊維がCPUの上に残ってしまい、新しいグリスの熱伝導を邪魔する原因になります。
Q. デスクトップのCPU以外(ノートPCやグラボ)にも使える?
A. もちろん使えます!
グラフィックボード(GPU)のグリスを塗り替えたり、熱暴走しやすいノートPCの冷却性能を改善するのにも、今回紹介したグリスは大活躍します。
ただし、グラボやノートPCの分解はデスクトップPCよりも難易度が高く、メーカーの保証が切れてしまうことがほとんどです。挑戦する際は、必ず自己責任で慎重に作業を行ってくださいね。
おすすめのCPUグリス まとめ
PCの熱対策と一口に言っても、初心者向けの塗りやすい王道モデルから、1度でも温度を下げることに執念を燃やすエンスージアスト向けモデル、そして価格破壊レベルのコスパモデルまで、実に様々なグリスが存在します。
僕自身、PC環境を整える過程で熱問題の重要性を痛感してきました。
CPUグリスは、PCパーツの中でも最も安価でありながら、最もシステムの安定性に直結する重要なファクターです。
ここをしっかりとこだわりの製品で整えるだけで、PCの寿命が延び、パフォーマンスが上がり、なにより自分自身の精神衛生がめちゃくちゃ良くなります。
あなたのPCの用途、予算、そしてメンテナンスのスタイルに合わせて、最高の相棒を見つけてみてください。
