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ノイズキャンセリングヘッドホンがくれる「静かな安心」

LiD/APDの当事者の私にとって、
ノイズキャンセリングヘッドホンは生活に欠かせない道具です。

これは音楽を楽しむためのものではありません。
世界の音を少しだけ静かにするための道具です。



音が多い世界で疲れてしまう理由

人が多い場所や、生活音が重なる場所では、
人の声がうまく聞き取れなくなることがあります。

聞こえているのに理解できない。
会話についていけない。
頭がどんどん疲れていく。

そんな感覚になることがあります。

周りから見ると普通に見えても、
自分の中では音の情報が多すぎて、
処理しきれなくなる感覚です。



ヘッドホンをつけた瞬間に起きる変化

ノイズキャンセリングヘッドホンをつけると、
世界の音量が少しだけ下がります。

完全に無音になるわけではありません。
でも「音の圧」が減る感覚があります。

すると、不思議なことに

呼吸が深くなり、
思考が戻ってきて、
体の力が抜けていきます。

そしてやっと、
周囲の人の声に意識を向けられるようになります。



逃げるためではなく、関わるための道具

ヘッドホンをしていると、
「音を遮断している」と思われるかもしれません。

でも実際は逆で、
人と関わるために使っています。

もしこの道具がなければ、
音の多い環境にいること自体が苦しくなってしまう。

ヘッドホンは、
自分を守る壁ではなく、
社会とつながるための橋のような存在です。



補助具としてのヘッドホン

メガネをかけることや、杖を使うことと同じように、
ノイズキャンセリングヘッドホンは
私にとっての「補助具」です。

特別なことではなく、
日常を普通に過ごすための工夫のひとつ。

静かな環境をつくることで、
人と関われる自分に戻れる。

それが、私にとってのヘッドホンの意味です。

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