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<続>「教養」の耐えられない軽さ/ファスト教養ブームは「美術」の終わりの始まりなのか?

前回からの続きです。

さて唐突ですが、ファストフードばかりを常食していてはおそらく健康を害しますよね。
栄養価が低く、また偏っているからです(一ヶ月間マクドナルドのメニューだけを食べ続けるドキュメント映画『スーパーサイズ・ミー』なんてのもありましたね)。

ファスト教養も同じです。
短時間で即効性のある教養を知りたい。なるべくワンメッセージで本質をとらえたシンプルな情報だけが欲しい。そんな欲求に従って、表面的な知識、すぐに吸収できるよう柔らかくかみ砕かれた情報だけを摂取していると、自分で根気強く咀嚼して、学んだことを自らの血肉に変える力は得られないでしょう。

ぐぐっと話をアートの分野に持っていきます。
今年、話題になった展覧会を思い出してみましょう。私が印象深いのは、春に国立新美術館で行われた「ダミアン・ハースト 桜」展です。

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