美術館見学をやるとなると
先日、大学で受け持っている授業の一環で、はじめて美術館見学に行ってきました。校外授業というのかな。毎回毎回講義だと学生はもちろん私も飽きてくるので、たまには気分を変えて外に行こうということで。
学芸員として見学を受け入れるのは何回もやってきましたが、行く側になったのは初めてです。やってみると色々気づきがありますね。
美術館見学は大きく分けると2種類あります。公式見学と非公式見学です。
公式見学とは、前もって美術館に連絡して受け入れ対応をしてもらうものです。大人数で行くような時は迷惑になるので事前に了解をもらっておくべきですからね(学習目的ということで入館料を免除してもらえることもありますし)。
学芸員さんを初めとしたスタッフの方が展示解説をしてくれることが多いです。つまり特別にギャラリートークをお願いするようなものです。
今回はこの公式見学だったので、事前調整に少し時間を費やしたものの当日は説明をおまかせできて私自身は結構楽ちん(笑)でした。
もう一つの非公式見学とは、その名の通り美術館に連絡をせず一般客として普通に入館し見学するものです。学生数10名ぐらいまでのゼミで見学するならこれでもいいかなと思います。公式見学となると、美術館側にも手間をとらせますからね。
大学で同僚の先生方に聞くと、わりと非公式見学(という言葉は使わないけど)をやっていることがわかりました。気楽そうなので、そのうち非公式見学もやりたいなと思っているのですが、いざ具体的にやることを想像すると疑問点も出てきます。
公式見学ではないので、当然学芸員さんの解説などはありません。じゃあ、私がやればいいかと言えばそうもいきません。10名程度とは言え、展示室内でわらわら固まって、その中の一人が大声で解説を始めたら大迷惑ですよね。そんな光景はみなさんも見たことがないはず。
となると、非公式見学では展示は各自自由に見ましょう、とするしかないわけで、なんかこれだと意味があるんだかないんだかよくわかりません。せいぜい終わった後に美術館の外で総括するぐらいでしょうか。
他の先生に聞いても「そんなもんだよー」と言われるのですが、もう少し工夫の仕方がある気がするんですよね。たとえばワークシートを用意するとか?
思えば、学芸員として受け入れる時は公式見学の対応ばかりだったので(当然、非公式見学は知りようが無い)そういうノウハウは身についていないんだな……。
