[悲報] 原田マハにハマれない…
どうか誤解のないように。原田マハさんの批判ではありません。
最後まで読んでいただければ、きっと分かるかと(でも大好きな人はきっとこの記事タイトルだけで怒るんだろうな…)。
今やアート関連書籍の分野では飛ぶ鳥を落とす勢いの原田マハさん。
森美術館設立準備室やニューヨーク近代美術館に学芸員として勤めた経歴を背景に、アートを題材にした小説を次々と著し、それらがことごとくヒットしているのは皆さんご存じの通りでしょう。
私も学芸員として読んでおかなければ、と原田マハさんの小説に手を出すのですが、
なぜか読み進められないのです。
小説世界に入っていけないというか、どうしても序盤でページをめくる手が止まってしまい、放り出してしまいます。自分でも不思議なことに。
これはもう相性みたいなものなので、いったんあきらめています。
原田マハ小説ファンの人からしたら「あんなに面白いのにもったいない!」という感じなのでしょうが、こればっかりはね。
それで思い出した、関係あるような無いような話があります。
昔私が大学生か院生だった時、ふいに同級生の女の子から「どんな小説、読んでるの?」と聞かれたんですよ。
その時に何の気なしに「村上春樹とか好きだよ」と答えたのですが、その瞬間に猛烈な拒否反応をもらったことがあります。
「げー村上春樹!信じられない!」
みたいな感じで。
私はその子の予期せぬ反応がまったく理解できずオロオロして「え?え?何がダメなの?」と聞いても「全部だよ!」と返される始末。
別にその後、仲違いしたとかではないのですが、いまだに覚えているということは相当印象に残る反応だったんだなぁと思います(笑)。
でも、今ならわかるんですよね。あの時の彼女の反応が。
村上春樹の小説に出てくる主人公の男って、だいたい飄々としていて、年に似合わず達観しているところがあり、ガツガツしてないくせに妙に女性にもてるんですよね。
男性が読む場合、その主人公に自分を重ねながら読むと、めっちゃ気持ちいいわけです。逆に、女性からすると「は?そんなわけないでしょ」と言いたくなるのも無理はありません。
いやーあそこで村上春樹を出すとは我ながら若かったなぁ。ははは。
閑話休題。
何が言いたいかというと、おそらく私の中に、原田マハさんの小説に対して心理的拒否反応を示す何らかの理由があると思ったわけです。村上春樹を拒絶した同級生の子のように。
それが何かは、小説を読み進められない私には理解できません。
単純に文体なのか、世界を股にかける敏腕キュレーター像が現実離れしすぎているからなのか、はたまた私が中学生の頃に爆笑しながら読んでいた小説家・エッセイストの原田宗典の妹としての認識が最初だったからか。
(私にとって原田宗典と言えば、著者自身の思春期時代の自意識過剰っぷりを自虐的に描いたエッセイが、まさにそのまっただ中にいた中学生の自分にとって猛烈に刺さった記憶があります。そのエッセイの中でアホな兄貴の被害者としてちょくちょく登場するあわれな妹が、後の原田マハさん。そのイメージがぬぐえないのか?)
あ、ちなみに原田マハさんのアート解説的な本や対談本なんかは、普通に面白く読めます。不思議と小説だけなんです…。
でも、話題になる度に気になるので、たぶんまたどこかで挑戦してみると思います。懲りずに。
原田マハさんフリークの人、気を悪くされたら申し訳ありません(新刊を紹介しておくので許してね↓)。
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