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学芸員の就職事情Q&A

たまには気分を変えて、学芸員を目指す人(大学生を想定)に向けた話をしようと思います。
どんな質問があるか、Chat GPTに聞いてみました。ざっと挙げてもらった質問をもとに、勝手にQ&Aをこさえてみました。

あ、ここでいう学芸員は日本国内の美術館・博物館の学芸員です(海外はよく知らないので)。


必要な資格は?

学芸員資格は必須です。もしかしたら博物館登録をしていない私立美術館で、学芸員資格を条件に入れていないところもあるかもしれませんが、そういうイレギュラーなところは他の部分(雇用条件・待遇など)もイレギュラーなので、やめた方が無難でしょう。

美術館によっては、運転免許とかパソコン基本スキルとか語学スキルとか必要とされる場合があるかもしれませんが、絶対必要なものは学芸員資格だけです。

西洋美術の分野の学芸員だったら語学ができなくては話にならないですし、他の分野でも英語が堪能だったりするとポイントは高いです(かく言う、私は……ですが)。でもあくまでプラスアルファではありますが。

どうやって就職するの?

基本は公募が出ている美術館に応募して、選考を経て採用されます。

昔は大学の指導教授に強いコネがあると、口を聞いてもらえることもありましたが(私の先生はそういうことをしないタイプだったので、結構うらやましかったなぁ)、今は無いですね。

だから公募情報にアンテナを張っておく必要があります。美術館側もなるべく多くの学生に応募してほしいので、主要な大学には直接公募のお知らせを郵送します。なので大学に公募情報が掲示されることもあるでしょう。

でもそれだけだと見落としが多いので、やはり自分でチェックすることが肝要です。インターネットミュージアムの学芸員募集一覧とかね。他にもあるので、ここら辺は自分でリサーチしてみてください。

大学院に進学する必要がある?

うーん、やっぱり修士号以上が条件になっていることがほとんどなので、大学院進学は必要ですね。学部卒で就職しようとすると、応募できる先がだいぶ限られてしまいます。

それに修論という本格的な論文作成を経験しておくことは、学芸員になってから活きてきます。読む・書くが苦にならない人じゃないと、学芸員はつらい仕事になるのでそこはお忘れなく。

どんな風に選考される?

まずは書類選考があります。でもその後は、館によってだいぶやり方が違います。

小規模な私立美術館だと、面接一発ということが多いです。

国公立の館だと、待遇としては公務員になるので(指定管理者制度のところは別)、一次試験は他の公務員試験と同じような一般テストを受けることもあり得ます。

専門試験もあります。筆記テスト、英文テスト、小論文テストいろいろ。全部の場合もあります。

大きめの美術館だと、書類で絞られた上で、一次試験、二次試験やって、さらに最終面接という大仰なところもあります。

専門分野はどこまで重視される?

これもケースバイケースですが、少しでも自分が大学・大学院で研究している内容と重なっていたら応募してみた方がいいでしょう。美術館側は、応募者の専門分野をもちろん重視しますが、皆さんが思っているよりもストライクゾーンは広いです。

たとえば日本近世絵画の募集が出ていたとして、鎌倉時代の絵巻について修論を書いている人なら可能性があります。

考えてみてください。「自分はこれしかできませんから」という人よりも「なんでもやります!」という人の方が雇う側からしたら魅力的ですよね。実際、学芸員になったら自分が学生時代にやったことだけで何とかなるということはあり得ません。必要に応じて、できる範囲を広げていかざるを得ないので、そのあたりの柔軟性が求められるのです。

うーん、でも「なんでもやります!」と言っても、自分の核になる「これなら他の人に負けない!」と言える研究テーマがあることも大事です。どっちじゃい、と思われそうですが、これといった芯が無くなんでもやると言われても、あまりアピールにならないというか……。この機微を察することができるかどうかが結構分かれ目かもしれません。

他に何か質問があればコメントで。多かったらまた記事にするかもしれません。分からないことは分からないと言いますが(笑)。