合格体験記④ たかと
1. プロフィール
名前:大冝見尚登
進学先:武蔵野大学 文学部日本文学文化学科
受験方式:共通テスト利用
2.進路決定の理由
高校生の時代は、バスケットボール部に加え、軽音部と掛け持ちするなど、部活中心の生活を送っており、大学進学についてなんとなく考えていましたが、本格的に受験について考え始めたのは、高校2年生の冬からでした。当初は「子どもの心を支える人になりたい」とスクールソーシャルワーカー(SSW)を志していました。しかし、実際にボランティアなどで支援を経験した際に、直接的支援が向いていないことを悟りました。しかし、子ども達が音楽、小説などの様々な作品の「言葉」に勇気をもらっている姿を見て、言葉を用いた仕事を通じて間接的に支援をできるのではないかと考えました。そこで、古今の文化や言葉を学ぶために「文学部」を目指すことにしました。
3.高校生時代・受験生時代
高校時代は部活に加え、合唱など興味があることに打ち込んでいたため、高校3年生の夏休み終わりごろから本格的に受験勉強を始めました。それまであまり勉強をしてこなかったこともあり、現役のころは総合型選抜での合格を目指しました。しかし現実は厳しく、合格発表当日、私の受験番号はありませんでした。その後一般でも受験をしましたが、本格的に勉強を始めるのが遅かったこともあり、浪人をすることになりました。
共通テストの時点で浪人を覚悟していたため、中期・後期を受験することなく前期の合否が出た次の日には、予備校に連絡して入塾をしました。予備校で他の生徒と切磋琢磨していくことを想像していましたが、あまり塾になじめず一人で孤独に耐えながら勉強をしていました。夏まではそれでも頑張ることはできましたが、周りが徐々に成績が上がる中、私は停滞していたため、どんどん追い詰められてました。結局、プレッシャーに押しつぶされ、冬には心が折れてしまいました。迎えた共通テスト本番、やはり一年の成果を出し切ることができずに試験が終わり、とても悔しい思いをしたのを覚えています。第二志望の大学を受験しましたが、やはり共通テストが足を引っ張り合格はかないませんでした。あまりの悔しさに2浪目をすることをとても迷いましたが、環境を変えると大学のレベルに関わらず、様々なモノの見え方が変わると思い、進学を決意しました。そして、共通テスト利用で合格していた武蔵野大学文学部に進学を決めました。
4.高校生・受験生に伝えたいこと
私がこれから受験に挑む皆さんに伝えたいことは、大学受験はあくまで過程に過ぎないということです。「第一志望に行きたい!」という思いは受験において強い原動力となりますし、強い思いを持って勉強を頑張れることはとても尊敬します。ただ、その大きな情熱が、時に強すぎる思いに変わり、かえって自分自身を苦しめてしまう事があるかもしれません。「どこで学ぶか」ということも大切ですが、「そこで、何を学び成長するか」の方が大事だと大学に入った今は強く思えるようになりました。大学では高校に比べて一気に世界が広がります。多くの人と出会い、学問も専門的になっていく中で、高校生のころとは見え方も考え方も大きく変わることになるかもしれません。
皆さんには受験に向けて最後まで全力で駆け抜けてほしいです。でも心の片隅にほんの少しだけ余裕をもっておいてください。そのほんの少しの余裕が、本番でプレッシャーを力に変え、最後まで自分らしく走り抜くための、一番大切なエネルギーになるはずです。受験という大きな壁と向き合った皆さんの価値が、合否という結果だけで決まるものでは決してありません。どのような進路を選んでも、皆さんの未来が素晴らしいものになるように心から応援しています。
