【意思決定】時間不足の正体は“判断不足”
商売において、「時間がない」という言い訳は本当か自問しよう。やらなくていい業務、ムダな会議、スマホなどなど、という話
「時間がない」という言い訳は本当か?
先日、同世代の同業者と久しぶりに話す機会があった。
会社を成長させたい、これからこうしたい——と熱量のある話をしてくれたのだが、最後のひと言で一気に冷めてしまった。
「色々やりたいことはあるんだけどね、時間がなくて」
もちろん、日々忙しく働いているのは充分理解している。
だが、本気で実行する気があるのなら、時間は“ある・ない”ではなくつくるものだと感じてしまう。
そして、こういう人に限ってムダな業務を抱えていたり、意味のない会議に呼ばれて嬉々として参加していたり、隙あらばスマホをいじっていたりする。
「時間がない」というのは、本当はただの優先順位の問題なのだ。
「時間がない」は“脳が楽をしたがっている”だけかも
脳は変化を嫌う。
今やっていることをそのまま続けたほうが楽だから、「時間がない」という言葉で自分を納得させようとする。
だが、理想を語るなら、それなりの痛みや負荷は不可避だ。
会社を成長させたいと言いながら、行動を変えないのは単なる矛盾である。
では、どうやって時間を捻出するか?
時間は勝手に生まれない。
“削る・捨てる・仕組みに置き換える”の3択しかない。
以下、具体案をいくつか挙げてみる。
① 無駄な業務を「捨てる」
・もうやらなくていい仕事
・誰も見ていない資料作り
・相手から依頼されただけの「惰性の仕事」
こうしたものは容赦なく切る。
捨てない限り、空き容量は永遠にできない。
② 会議と打ち合わせを半減する
・目的が曖昧な会議
・“念のため”の集まり
・とりあえず呼ばれる定例
これらは削減の宝庫。
結論:会議は短く、少なく、事前資料を渡す。
③ スマホ時間の“見える化”をする
時間泥棒の代表格はこれ。
自覚より遥かに多く触っている。
スクリーンタイムを見るだけで、
「ああ、時間はあるわ」と現実に向き合える。
④ タスクは“朝イチに30分”だけ前倒しする
時間は「長く確保する」より、「毎日少しずつ削り取る」ほうが現実的だ。
朝イチの30分だけ“未来のタスク”に使う。
その積み重ねが1ヶ月、1年で圧倒的な差を生む。
⑤ AIを使って「自分の時間」を買う
見積書、提案書、メール文、業務整理。
AIを使えば、今まで1時間かかっていた作業が10分になることだってある。
時間がないと言いながらAIを使わないのは、“水道があるのに井戸で水を汲む”ようなものだ。
結局は時間を捻出する、ということを決断するかどうか。
やりたいこと、実現したい未来。語るのは誰でもできる。
そのための5分さえ捻出できなければ、極論何も実現できないと思う。
「時間がない」ではなく、「時間を作る」が正解
