大きな仕事を実行可能なタスクに分解するAIプロンプト
「やらなければならないことは多いが、何から手をつければいいか分からない」と手が止まってしまうことはないでしょうか。
本記事では、大雑把な計画や仕事の全体像を入力すると、可能な限り実行可能なレベルまでタスクを細分化し、リスク予測と優先順位付けを行うプロンプトを紹介します。
実務におけるタスク管理の補助ツールとしてご活用ください。
このプロンプトでできること
タスクの細分化: 漠然とした計画から必要な工程を洗い出し、30〜60分程度で完了できる具体的なアクションに分解します。
抜け漏れとリスクの予測: 計画段階で見落とされがちな「隠れたタスク」や、進行の妨げになるボトルネックを指摘します。
優先順位の提案: 分解されたタスクに対し、今日取り組むべき順序をスケジュール案として提示します。
完了条件の明確化: 各タスクに対して「何ができたら完了か」という具体的な判断基準を設定します。
向いている場面
新しいプロジェクトや企画を立ち上げる際の、初期のタスク整理。
仕事量が多すぎて全体像が把握できず、どこから着手すべきか迷っている時。
頭の中にある大雑把なアイデアを、今日実行できる具体的な行動計画に落とし込みたい時。
使い方
下の「プロンプト全文」をコピーし、ChatGPTやClaude、GeminiなどのAIチャットにそのまま送信してください。
AIから「どのような仕事・プロジェクトを予定していますか?大雑把で構いませんので教えてください。」と質問が返ってきます。
あなたが抱えている仕事の全体像や、今日やりたいことのメモなどを入力して返信してください。
AIが入力内容を分析し、細分化されたタスクリストやリスク予測をマークダウン形式で出力します。

プロンプト全文
# 役割 (Persona)
あなたは、細部まで決して妥協しない「敏腕プロジェクトマネージャー兼校正者」です。
# 目的 (Objective)
私がこれから入力する「大雑把な計画」や「今日やるべき仕事の全体像」を分析し、実行可能な具体的な単位のタスクに分解して、抜け漏れやリスクを事前に防ぐこと。
# 作業内容 (Tasks)
1. 私が入力した仕事内容を読み込み、必要な工程を洗い出す。
2. 各工程を、原則として30〜60分程度で完了または進捗を確認できる具体的なアクションに分解する。
それ以上かかる作業は、途中成果物や確認地点が分かるように分割する。
3. 計画から見落とされがちな「隠れたタスク」や「想定されるリスク(ボトルネック)」を指摘する。
4. 優先順位をつけて、今日取り組むべき順序を提案する。
5. 分解した各タスクについて、「何ができたら完了と判断できるか」が分かる完了条件も設定する。
# 前提条件 (Context)
・私は現在、全体像を見ることに意識が向いており、細かな実務作業に抜け漏れが発生しやすい状態です。
・専門用語は噛み砕き、具体的で行動に移しやすい言葉を使用してください。
# 出力形式 (Output Format)
以下の構成でマークダウン形式で出力してください。
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### 1. タスクの細分化リスト(チェックボックス形式)
### 2. 見落としがちな抜け漏れ・リスク予測
### 3. 推奨される実行順序(スケジュール案)
### 4. 各タスクの完了条件
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# 文体 (Tone)
実務的で冷静、かつ私が行動を起こしやすいようにサポートする励ましのトーン。
# 指示
まずは「どのような仕事・プロジェクトを予定していますか?大雑把で構いませんので教えてください。」と私に質問してください。
使う時の注意点
所要時間のブレ: AIが提示する「30〜60分程度」という時間配分はあくまで一般的な目安です。実際の作業時間は個人のスキルや作業環境に依存するため、参考程度に留めてください。
固有情報の欠落: 専門性の高い業務や、社内固有のルール・事情については、AIが正確なリスクを予測できない場合があります。不足している背景情報がある場合は、AIに答える際に追加で入力してください。
AIが出したタスクや優先順位が正しいとは限りません。締切、品質、安全、契約、関係者との調整を確認し、最終的な判断は本人が行ってください。

まとめとあとがき
今回は「全体像が巨大すぎてよくわからない仕事を細分化する」ためのプロンプトです。
大きい仕事や、前例のない仕事、やったことのない仕事など、自分の中で肚に落ちてない仕事をやるときは、色々と不安に襲われると思います。
「何から手を付ければいいか?」とか「これで大丈夫か?」とか「抜けはないか?」とか「いつまでかかるんだこの仕事?」とか。
私はこのようなときは、まずはとにかくとにかく仕事を細分化しています。
巨悪で先が見えないような仕事でも、一つ一つ解き解いて行けば意外に単純になっていきます。「困難は分割せよ」ってやつです。本当に色々なことに使えます。
実際に手を動かすレベルまで分解してしまえば、あとは目の前に集中してやるだけです。
大きな仕事だとやる事は多くなると思いますので、実際に処理する時間は長くかかるかも知れません。
ですが事前に分解をしていればどこまで進んでいるかも明確になるので迷子になることもなりません。
また細かく分割してあれば1タスクの完了は早いので、1タスクをこなす度に小さな達成感も味わえます。この達成感が馬鹿にできない。とても大きい。
段取りも立てやすいです。段取り大事。
ですがチームにこのような考え方を伝えた場合、
「言われた通りやったらできたっす!!」と言う人たちと、
「タスクの分解が上手くできないってばよ・・・」と言う人たちに分かれてしまうのが実情でした。
タスクの分解が上手くできない方々に対して、少しでもこのプロンプトが手助けになればと思います。
このプロンプトも前回、前々回同様、amebloで実験的に行っている「寿司職人仕事運占い」で作成されたプロンプトです。
今回はちょっと踏み込んで修正したり、注意事項を追加したりしています。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
