砂浜で(#シロクマ文芸部)
砂浜でひとり考える。
「私は誰のものなのか?」
イイエ、ダレノモノデモアリマセン。
何かが囁いた気がした。
砂浜で一人途方に暮れる。
「私は何処へ行けばいいの?」
キノムクママニ、ドコニデモイキナサイ。
あなたに言って欲しかった言葉。
砂浜でひとり空気を吸う。
ジュ―ッと音をさせながら沈んでいく太陽。
明日もきっと沈んでいくでしょう。
「私の『明日』も、同じ軌道で現れて、同じように沈んでいくの?」
ソウカモシレナイケド、チガウカモイシレナイ。
未来など誰にもわからない。
神は人間が作り出した幻影なのだ。
奇跡など期待してはいけない。
せめて自分が『誰かの私』でいたのなら、救われた時もあったはずなのに。
砂浜でひとり佇んでいる。
「いつまで待てばいいのか?」
イツマデモイタイダケ、ジカンハハテシナクツヅク。
時間は果てしがないけど、私の時間は限られている。
今が私の可能性。今が私のすべて。
砂浜でひとり祈る。
「誰のために祈ればいいの?」
アイスルヒトノタメニ、イノレバイイ。
自分の為に、自分だけの為に祈りたい。
それは罪なこと?
太陽が沈む。
ジュ―ッと音を立てて悲しそうに。
今回は詩を書いてみました。
よろしくお願いいたします。
