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声が出なくなったあの日から〜そして今へ

学生の頃、

授業中に当てられるのが怖かった。

順番が近づくにつれ、

心臓の音がどんどん大きくなる。

答えは分かっている。

頭の中では、ちゃんと答えが浮かんでいる。

でも、声が出そうにない。

そういうとき、

私は「分かりません」と言っていた。

本当は分かっているのに、

言えない自分が、どんどん嫌になっていった。

家に帰ってから、

「どうして声が出ないんだろう」

そんなことを調べていた。

その延長で、

自殺について書かれたページを

見てしまったこともある。

何かをしようと思っていたわけじゃない。

ただ、

ここから消えられる方法がある、

という事実を知ってしまっただけだった。

今思うと、

小学生がそこまで追い込まれていたんだと思う。

声が出ないだけで。

思うように話せないだけで。

あの頃の私は、

「助けて」と周りを頼れなかった。


高校生の時、

初めて「学校に行きたくない」と親に伝えた。

それまでずっと、言えなかった。

心配をかけたくなかったし、

迷惑だと思われるのが怖かった。

でも、勇気を出して話した。

親は、

迷惑なんて1ミリも思っていなかった。

学校にも相談してくれて、

いろいろ動いてくれた。

あのとき、

吃音を一人で抱え込まなくてよかったと、

思っている。

だから、今、こうして書いている。

同じような思いをする人が

一人でも減ってほしいと思っている。

このnoteを読んでいる人に、お願いがある。

こういう人がいる、ということを

もし余裕があったら

周りの人にも伝えてほしい。

それだけでも少し生きやすくなるから。

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