【人気防衛銘柄】重工2強の決算を比較。三菱重工の「安定」vs IHIの「爆発力」
こんにちは。Gaoです。
2026年2月、日本の重工業を牽引する三菱重工業とIHIの第3四半期決算が出揃いました。衆院選後の高市政権による防衛・宇宙投資への期待が高まる中、両社の株価の動きには明らかな「差」が出ています。投資家として今どちらに注目すべきか、最新の数字からその理由を解き明かすためにこの記事を作成しました。
はじめに
「防衛関連なら三菱重工」というイメージが強いですが、実はここ1年の株価の伸び率ではIHIが肉薄、あるいは追い越す場面が目立っています。最新決算でも、三菱重工が「過去最高益」を更新する一方で、IHIは「利益の質」で市場を驚かせました。似ているようで全く異なる、両社の「稼ぎ方」の今を解説します。
1. 三菱重工:国策を一身に背負う「最高益」の王者
三菱重工の最新決算(2/4発表)は、まさに「横綱相撲」でした。
受注残高12兆円
防衛予算の増額を背景に、戦闘機やミサイルなどの防衛・宇宙セグメントが過去最高の受注を維持しています。
上方修正の安心感
事業利益が前年比+25.5%と大きく伸び、通期予想を上方修正。エネルギー事業の好調も重なり、死角のない強さを見せました。
2. IHI:航空エンジンの「スペアパーツ」が産む爆発的利益
一方、IHI(2/10発表)の強みは、売上の規模よりも「利益率」にあります。
航空機エンジンのV字回復
世界的な旅行需要の増大により、利益率が極めて高いエンジンのメンテナンスやスペアパーツの需要が急増しました。
純利益の上方修正
税還付などの追い風もあり、純利益予想を900億円に引き上げ。三菱重工に比べて時価総額が小さいため、こうしたポジティブな変化が株価にダイレクトに(かつ大きく)反映されやすいのが特徴です。
3. 2026年、投資家はどちらを選ぶべきか?
安定の三菱重工: 高市政権が進める防衛力強化や原子力再稼働など、長期的な「国策の恩恵」をどっしりと享受したい層に支持されています。
変化のIHI: 航空需要の波を捉えた「利益の伸び(モメンタム)」を重視する層に好まれます。ただし、材料が出尽くした際の反動も三菱重工より大きくなる傾向があります。
まとめ
最新決算を比較して見えたのは、「全方位で隙がない三菱重工」と「特定の高収益事業で勝負するIHI」という鮮やかな対比です。高市政権下で防衛・宇宙・エネルギーというテーマが続く限り、両社は日本株の主役であり続けるでしょう。自身の投資スタイルが「安定」か「変化」かによって、選択肢が変わってきそうです。

