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【雑談回】防衛株の展望

こんにちは。Gaoです。

最近、地元の株仲間とも話題によく上がるのですが、「防衛関連株が好決算を発表したのに、株価がこぞって急落している」という現象が起きています。

​私自身、常に論理とエビデンスに基づいて相場を見ることを大切にしていますが、この「良い数字が出たのに下がる」という状況にモヤモヤしている方も多いと思います。

​そこで今回は、現在の株価下落のメカニズムと、私がそれでも「防衛株は今後上がる」と考えているロジカルな理由を整理するために、この記事を書きました。


​はじめに

三菱重工業、川崎重工業、IHIのいわゆる「防衛3兄弟」。

​これらの銘柄は、直近の決算で文句なしの過去最高水準の業績を叩き出しました。

しかし、決算発表後に株価は軒並み下落しています。

​「あんなに良い数字だったのに、なぜ?」と、やりきれない気持ちになった投資家も多いはずです。

ですが、安心してください。企業の価値そのものが毀損したわけではありません。

​今回は、株式市場特有のルールから急落の理由を紐解きつつ、中長期的に見れば今の調整がチャンスになり得る理由をお話しします。

◆ なぜ「好決算」でも株価は下がったのか?

​最大の理由は「完璧な織り込み済み」と「事実売り」です。

​株式市場には「噂で買って、事実で売る」という格言があります。

防衛株は決算前から「今回は絶対に良い数字が出るはずだ」と期待され、すでに大量の資金が集まり株価が急騰していました。

​つまり、決算の時点で「業績が良いこと」はすでに株価に反映されていたのです。

そのため、実際に良い決算が出た瞬間、「当面はこれ以上の買い材料(サプライズ)が出ない」と判断され、一斉に利益確定の売りに押されてしまいました。

​また、市場の期待値(コンセンサス)のハードルが高くなりすぎていたことも原因です。

会社側が素晴らしい実績を出しても、市場が勝手に期待した「超絶な数字」に少しでも届かなければ、失望売りを浴びてしまいます。

​さらに、重厚長大企業特有の「来期の見通しを保守的(控えめ)に出す傾向」も、短期的な下落要因となっています。

​◆ なぜ今後は「上がる」と考えているのか?

​現在の株価下落は、過熱しすぎた期待値が剥がれ落ちるための「健全なガス抜き」です。

私は以下の3つの根拠から、再び上昇トレンドに回帰すると分析しています。

​① 圧倒的な「受注残高」という強力な盾

防衛ビジネスは数年単位の国家プロジェクトです。

防衛3兄弟は潤沢な受注残(バックログ)を抱えており、これは「数年先までの売上がほぼ確定している」ことを意味します。

目先の株価が下がろうとも、企業の「稼ぐ力」は1ミリも揺らいでいません。

​② 制度改革による「利益率の向上」

これまで日本の防衛産業は薄利多売が課題でした。

しかし現在、防衛省は企業の利益率を最大15%程度まで引き上げる新しい契約制度を本格化させています。

これが業績に乗ってくれば、売上以上に「利益の質」が劇的に良くなります。

​③ 「国策」という絶対的なテーマ

「国策に売りなし」という格言があるように、国家の安全保障というテーマは一時的なブームでは終わりません。

防衛予算の拡大という事実がある以上、このセクターが市場から完全に見捨てられることは考えにくいです。

​まとめ

売上や利益という「実態」に対して、先行しすぎた「期待値」が調整されて適正価格に戻っているのが、今の防衛セクターの状況です。

​短期的なノイズ(需給の乱れ)に惑わされず、ビジネスの構造変化という本質に目を向ければ、ここからの反転シナリオを描くのは極めて合理的だと言えます。

​過熱感が冷め、株価がどこで底打ちするのか。

今はそのタイミングを、冷静に観察する絶好のフェーズだと考えています。

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