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決めること

会社を辞めてから
昼ごはんをカミさんと共にする機会が増えた

「どこに食べにいく?」
「どこでもいいよ」

この反応が不満だ。

彼女が私を尊重して言っているわけではなく
ただ面倒だから
ただ否定されるのが嫌だから
どこでもいいを連発している

ある日彼女に言った
「どこでもいいよは、やめようよ」と
あなたが食べたいものを
どうして食べたくなったかを含め
私に言って欲しいとお願いした

最初は怪訝そうな顔をしていたが
あまり私が真剣に言ったからか
分かったと言ってくれた

たかが外食先を決めるだけのことだと
他人から見れば笑われそうなことだが
もしこれから歳を取って
私が先に逝くことがあったら
彼女は自分で
人生の行先を決めることができるのか
心配になったから

オレオレ詐欺は
まさに決められない人たちが
言い切ってきた人たちの言説に
言われるがままに従ってしまった結果だ

だから
彼女が悲しい思いをしないように
自分の人生を楽しめるように
自分で決めて欲しいのだ

能登半島地震や大船渡の山火事など
家を無くした人たちに支給されるのは
最大300万円の補助金だけ

ただ茫然と立ち尽くすだけでなく
誰でもそこから一歩を歩まなければならない

誰にでも“まさか”はやってくる
そんな時に自分が頼りになるように
なっていてほしい

さあ
どこにご飯を食べにいく?

#ヒビノツブヤキ

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