【雑記】総括 ミラノ日記 ※2万文字
僕と妻の新婚旅行が終わりました。
僕と妻は他の一般的なドイツ人とも日本人とも外れている人間のため
ほとんど一般的ではない旅行をしていますが
お互いが満足することのできた旅行だと思っています。
あくまでも妻との旅行のため、
普段のように現地にいる適当な人間に話しかけてみるとか
友達になってみるとか。そんなことはしませんでしたが
それでもイタリアの日常に比較的多く触れた観光でもあったと思います。
同じヨーロッパ、キリスト教圏においてもこれだけ違うのだなと
とても感心したのですが
僕が触れてきたあらゆるものを総括して表現するのであれば
ルネサンス期の人間賛美やダイナミズムに触れ
伝統とうまく付き合うイタリア人の色鮮やかな文化を楽しんだ
ということができるのではないかなと思います。
僕はあくまでもドイツに住み始めた日本人です。
その観点から簡単にまとめて振り返ります。
※本当に良い旅でした。なのでまたそれぞれを記事に、見やすくする努力をします。
アクセス
ドイツからイタリアに行くことは、僕が想像する以上に簡単でした。
10年前に留学したときも、英語が喋れない不安や予算の都合上
全く旅行せずに終わっていたので
僕はドイツ以外の国に行ったことが一度もなかったのです。
※大体なんでこんな人間が留学したんだろうか。と思ったのがきっかけで
僕は海外が合っていないのだともここでわかりました。
だから、なかなか結婚してドイツに来る決断ができなかったのはあります。
飛行機でのアクセスの容易さと大陸国の身近さ
ドイツは、もちろんEU諸国であるため、まず空港から対応が違います。
日本で東京から沖縄に行くくらいの容易さで、スムーズに移動できます。
いつもの面倒臭い入国審査が全くありません。
海外なのにスムーズなんて、なんか気持ち悪いと思ってしまいました。
僕の中では明確にイタリアは海外でありますから。
そして、僕たちはブリュッセルを経由してイタリアのミラノへいきましたが
飛行機の移動時間も合計でたったの2時間弱。
信じられないほど短い。本当に沖縄行くくらいの感覚です。
むしろそこで思ったのは、各国の近さというよりかは
そんなに短い距離で、言語体系がものすごく違ってくるのか
という驚きと、ヨーロッパの争いというか、大陸国の歴史観というか。
日本と沖縄はまあ確かに昔海外であったことを考慮すれば
わからない話でもないですが、ブリュッセルはフランス語ですし
ブリュッセルからイタリアはフランス語からイタリア語。
たった飛行機で2時間半かかるかかからないかでドイツ→フランス→イタリア。
そしてイタリア語とドイツ語は言語体系が結構違いますから
何言ってるかは基本さっぱり。オランダ語みたいになんかくそ訛ったドイツ語
みたいな感じでもないので特にそのことに驚きましたかね。
宿泊 民泊
妻は基本かなりの節約家です。
ドイツ人のデフォルトではありますが
とにかく自分が本当にお金をかけるべきだと感じるもの以外
安く納めるというのがドイツ人の信条。
今イタリアはオーバーツーリズムで問題にもなっているくらいなので
ホテル代は高く、民泊を選択することになりました。
民泊は一言で言うなら上級者用の宿泊手段だと思います。
少なくともコテコテの日本人が利用するシステムだとは思いませんでした。
ただ、一度訪れた国や場所をリピートする際には
このシステムは非常に優れていると思います。
メリット
安い。ホテルだと一泊100€は固かったのに、一泊40€くらいになりました。これは連泊すると値引きしてくれる人たちがいるからみたいです(ただこれは1週間まるまる連泊するからです。)
日常感。民泊なので、隣人がいます。僕たちの場合は隣両方が夜中うるさく、特に子供が夜11時ぐらいに寝るのを拒むのかギャン泣きがすごくて、虐待か?と不安になって寝入るのが遅くなったことがありました。また、場所が大きな通りの前で交通量が多かったので、クラクションや救急車がひっきりなしにとっており、とにかくうるさかったです。ただ、週末になっていると家族で音楽を演奏したりして楽しんでいたみたいで、壁越しではありますがそんなイタリア人家族の日常に思いを馳せたりすることはとても楽しかったです。
本当の地元感を体感しやすい。僕たちを泊めてくれたイタリア人は、僕たちに身近にあるおすすめのカフェやレストランなどを教えてくれました。そこでは観光客はほぼゼロ。特にイタリアはカフェ(というかバー)文化の国ですから、多くのイタリア人がエスプレッソを飲みにきて、話しているところを横目に食事をしていました。特に、僕は近くにあったカフェでの食事が何よりもよく、ただ観光しているだけでは絶対に出会わなかったところだったのでものすごく感謝しています。また、民家なので自炊できます。イタリアみたいにスーパーで得られる素材自体もめちゃうまい国だと、スーパーで買い物をしてみて料理することも楽しいです。
デメリット
アクセスは微妙なところが多い。妻の家族が一度きたことがあると言うことで、場所の概要をある程度知っているので場所の考察がしやすかったのはあります。ただそれでもアクセスとして最寄りの駅までは10分以上歩かないといけなかったです。僕や妻はドイツ圏の人間のため、3km以内は徒歩圏内です。ただ、日本人として考えれば微妙にマイナスだと思います。これでもエリアは良い方でしたから、単純に値段だけをみていると間違いなく後悔します。アクセスがいいことと、後述する治安がどうなのかを事前にリサーチし切れる能力があるか、言葉が話せるかのどちらかがないと大きな後悔をする場合があることを念頭に入れたほうがいいです。
治安の情報が取得しずらい。観光情報を見ていても基本的には観光地周りやホテル周りの治安の話が多く、あまり民泊エリアの治安についてわかることは少ないかと思われます。最近は多くの海外系ユーチューバーが地元情報を発信しているとはいえ、必ず全てがあるわけではないのでそこが難しいでしょう。また、オーナーに直接質問することもできますが、そもそも日本人が思う「治安のいい」と外国人の考える「治安がいい」は違います。僕たちのエリア「治安のいい」場所でしたが、それは最低限ヨーロッパがどういう地域で何を注意しないといけないかわかっているからこそ「治安がいい」と言っているわけです。いきなり複数人でガッと囲まれて殴られてものを盗まれるレベルではないし、明らかにドラッグの匂いがするエリアでもないということです。ただそれでもトンネルでラリってそうな若者を見かけましたし、明らかに近くに来させてはいけないような人が後ろから追っているか確認をするくらいはする場所でした。少なくとも女性が一人で日が沈んで歩き回れるような場所では一切ありません。民泊を選ぶのであれば、エリアには本当にご注意ください。
観光らしいサービスを受けることは難しい。これは当たり前かもしれません。基本的なアメニティの情報はあったりしますが、結局蓋を開けてみないとわかりません。僕たちのところはかなり揃えてありましたが、調理器具はあり、ちょっとだけ調味料がありましたが、一番重要そうな塩がなかったりしました。これはただの贅沢でしょうが、、、。ホテルのレストランで美味しい朝食を摂ることや毎日ベットメイキングされるなんてことはありません。掃除や洗濯なども自分たちでやるので日常感満載。非現実を味わいたい人向けのものではないと思います。
オーナーとの交渉が入る。僕たちの民泊のオーナーはめちゃくちゃ良いイタリア人でした。オーナーの方から「何か足りないものはないか」「やることはあるか」などを連絡してくれる優しい人でしたが、全ての人がそうとは限りません。また、何かがあったときにサービスというよりも「交渉」という感じになるでしょうから、こういったやりとりにストレスを感じる人だとおすすめはしずらいかなと思いました。
結局総括すれば、高いリサーチ能力や意思疎通能力があり、またリピートする場合であればお勧めする。と言う内容でしょうか。結局はこう言った側面にエネルギーをある程度かけても楽しめる人なら、効果的だと思いますが、社会人を得た僕から考えれば、こんな些事よりも観光自体を楽しむ方にお金を使うべきで、時間を買ったほうがいいんじゃないかな〜とは思います。
ドイツは働けさえすれば、1ヶ月有給が取得できますから、こう言った節約に関することに時間をかけてもお釣りがきます。日本人の前提とは違う感じがやはりするのです。
イタリア(ミラノ)のインフラ・サービス
ぶっちゃけ結構いい。ドイツより全然日本人としては使いやすものが多かったし
飲食店のサービスにおいては非常に日本と近しいと感じました。
ヨーロッパらしさと日本の感じがちょうど両方ともあって
ドイツを経験してる日本人からするとかなり楽でした。
インフラ
ミラノのインフラは、かなり整っているように感じます。もちろん、それは東京などと比べてしまうと見劣りはしますが、十分観光地に関しては何を使ってもアクセスしやすくよかったなと思いました。
電車・バス・トラム・タクシー。どれもよかったです。特にタクシーは自分たちの場合は日本と同様に料金が一律になっているっぽく、不公平感はありません。
特にトラムはおすすめでした。
トラム自体は広島の路面電車のようなものです。
ただかなり古いものをそのまま使っていて、とてもかわいい。
市内を巡っていますので、ぜひ利用してみてください。
基本的に単発利用であれば、タッチ式のクレジットカードがあれば十分過ごせます。
どの乗り物や改札にもカードを読み取るための機械があり、乗り降りの際にタッチしておけば勝手に金額が計算されます。
もしくは、90分乗り放題、1日乗り放題、3日乗り放題などのチケットを買うことでも各交通機関を乗り回すことができます。
この乗り放題のほうが安く、かつ便利が効くのでお勧めしますが、基本的には地下鉄にある自動販売機を使用する必要があります。どこでも買えるものではないですね。
また、この乗り放題券には地区レベル?が存在していて、どのくらいの距離を移動できるチケットを選ぶことができますが、基本的には最小単位であるM1~M3のエリアであればミラノであれば十分に観光が可能でした。
ただ、特に地下鉄の改札の反応がちょっと遅めで、すぐに通ろうとすると誤検知を起こして改札が通れないというトラブルが発生しました。。。
結構悩んだし駅員がなぜかいない時が結構あります。なので、しっかりと確認してから通ることをお勧めします。。。
サービス
イタリアのレストランサービスは本当に日本人にとってはありがたい感じになっています。
基本的にカフェやバーでエスプレッソやコーヒー系のメニューを頼まなければ、日本と大体同じだと言って過言でもない気がしています。
レストランではウェイターが基本的に何名で外か中か(場合によって聞かれる)ので、好きな形で話してもらい、中に入ります。
どのレストランも居酒屋と同じ感じでお通しがあるところが多いです(パン)。その後メニューを見て頼んだ後、お会計になりますが
よくあるチップは、すでに含まれている状態で会計をしますので、ただ言われた金額を支払えばOK。楽ちんですね。
ただ英語はどうかと言われると、どちらかがしっかり英語を話せないと怪しいことがありました。(僕はあんまり英語を話せない人です)。ガツガツ英語を話すアメリカ人などは逆に英語を喋りたい(ように見える)イタリア人から結構丁寧に接客してもらってた印象です。
そうでない、ローカルに近いエリアだと英語も伝わりは伝わりますが、結構イタリア語で身振り手振りが多かった印象です。
ぶっちゃけぼくはこちらのほうが好きなので、変に英語が当たり前のようなコミュニケーションと比べると満足感が高かった印象。
というか大体旅行や食に関する大雑把な話はちょっとした単語とその場の雰囲気で大体わかりますからね。
できれば、簡単なイタリア語を覚えていくといいでしょう。僕は発音が悪かったのか全然聞き取ってもらえなかったので何度か諦めてしまって英語でしたが。。。
ミラノ観光について
ミラノ自体はイタリア人の知人から言わせると「イタリア人が好きではない都市」らしく、本当にコテコテのイタリアって感じではないのだと思われます。
確かに自分たちは立ち寄らなかったですが、メインの観光地の外側には大企業のビルディングが立ち並んでいて、ドイツでいうところのフランクフルト感がある金融都市っぽい面がありました。
他にも高級ブティックが並びまくっているファッションの都市でもあり、とどのつまりクラシックではない方で、モダンでインターナショナルなんでしょうか?
とはいえ、ミラノは立ち寄る価値十分にあると思います。
僕は他のイタリアの都市と比較していない上で申し上げることになりますが
観光するなら要点を抑え、移動も少なく非常にコンパクトにまとめられますし
滞在時間を長めにとっても十分楽しめるし、治安もビビるほど悪いわけではない。
選択肢の広い観光都市だと思います。
その上で、僕自身が体験したことを残しておきます。
ミラノは多分治安がいい方
他の都市を回っていない僕が言及するのは違うかもしれませんが、
基本的にミラノはヨーロッパで気をつけないといけないことの大前提を抑えていれば、比較的治安がいい方だと思われます。
もちろん、完全に安心できる環境ではありません。ただ基本さえ守っておけば危険な目に遭うことは滅多にないでしょう。
ちょっと驚いたのはそうとはいえかなり防犯に気を遣っていることです。
鍵はものすごい厳重にかけていますし、防犯カメラは至る所にあります。
なのでアクティブな物乞いやホームレスはそれなりに賢く騙してきます。
花を渡そうとしたり、ミサンガを渡そうとしたり。ただ無理やりやってくることはありませんでした。きちんと断ればすぐに次に移っていきます。
僕が昔ベルリンで経験した囲まれるとかはないのでまだマシです。
地下鉄内などの人が密集するところでも挙動がおかしい人間はいませんでした。
ここもびっくりなことに、防犯カメラが至る所にあって、モニターに中継されているんですよね。多分これがいい意味で作用しているのだと思います。
ミラノ観光は「最後の晩餐」を軸に立てるのが良い
ミラノで1,2番を争う有名な観光地として、ダヴィンチが製作した「最後の晩餐」があります。
この最後の晩餐は多くの紹介サイトでも言及されている通り、3ヶ月前から予約が解放され、すぐに予定が埋まるため非常に観光する難易度が高いです。
僕は見に行きたかったのですが、普通に予定が合いませんでした(というかそんなに予約が苛烈だと知りませんでした。現地で調べてからわかりました)。
ですのでどうしても見たい人は、ご自身の予定の中で予約の取れた「最後の晩餐」観覧予定時間を軸にして、観光予定を立てることをお勧めします。
他のミラノの観光地でここまで見るのが難しい、苛烈なところはほぼないと思いますし
最後の晩餐はどれもミラノの観光地から地下鉄を使えば結構素早くアクセスできますので軸はここにするべきかと。
日本人が滞在するなら、長くて2日。ただしファッションや芸術に興味があれば3日は欲しい。
ぶっちゃけイタリアに行くハードルが高い日本人の観点から考えると
ミラノはあくまでもイタリアの中の1都市でしかなく、他にも様々な魅力的な都市が存在しているでしょう。
そこでわざわざ長期間ミラノに滞在するべき理由はあまり多くないのではないか。と考えます。
ただ魅力がないわけではなく、時間のかかる観光資源はあまりないのです。
どこもパッとよれて、自分で滞在時間を選択できる都市圏内の観光資源が多く
見たいところだけをささっと見て完結できる都市ではないかと思います。
ただし、ファッションが好き、芸術が好き。なら全く意味は変わります。
特にファッション。特にミラノ大聖堂を中心として世界中から有名な高級アパレルブランドが集結しており、かつファッションミュージアムや通り全てが高級ブティックで染め上げられたところもあります。
あのアルマーニが自分たちで持っている美術館なんかは、ここでしか得られない体験でしょうからお勧めになるのでしょうか。(ただ僕たちは行かなかったです。。。)
また、芸術においてはお勧めは2つ。
1つはブレラ絵画館。もう一つはスカラ座。
ブレラ絵画館は14世紀から19世紀までの絵画が500点以上、30室以上の部屋に分かれて展示されており、歴史の教科書に載っているような超有名な絵から
歴史を感じさせるような荘厳な絵までずらりと並んでいます。
部屋も、ただの美術館ではなく、なぜか調和が取れている美しいカラフルさで
ただそこにいるだけでも十分に楽しむことができます。
ただ、このブレラ絵画館は相当時間がかかります。本気で見たいなら1日この絵画館のために予定を組むべきです。
幸運なことにこのブレラ地区はこの絵画館以外にもレストランやショッピングを楽しめますし、チケットは1日有効っぽいので休みがてら外に出てご飯を食べたりブレラ地区自体を楽しんで過ごすのがいいのではないでしょうか?
また、スカラ座。
こちらも僕たち夫婦は観覧することはなく、中を見ただけとなりますが
イタリアオペラ界の最高峰と呼ばれrています。
最後の晩餐ほどではないものの、それなりに人気なので最後の晩餐の予約とともに早めに予約することをお勧めします。
音響などは中に入った雰囲気だけで考えると流石に最近建てられたような現代のオペラハウスなどには敵わないでしょうが、それにしても「オペラ」を最大限楽しむための空間作りがされていることを僕ですら感じることができる作りです。
特に側面からの席は素晴らしく、それぞれの部屋が独立しているとは思いませんでした。
またスカラ座は夜に公演が行われます。この素晴らしい環境できくオペラは間違いなく観光としては素晴らしい体験になると思われます。
ただ、僕たち夫婦は滞在期間に行われていた演目のイタリア語がわからず、オペラに関する知見が深くないため、妻が寝てしまう可能性があるとのことで見送りました。
ただこちらは夜で比較的観光後に楽しめる内容であるため、予定には組み込みやすいかもしれません。
以上の内容に加えて、ミラノにはかなり美術館・博物館が大量にあります。
そこからさらにチョイスしていくとなると、個人的には3日以上ないと
流石に詰め込みすぎて楽しめないかなと思ってしまいますね。
後述するミラノ大聖堂は間違いなく行かないと意味がないほどの観光地ですので
ここら辺を加味してミラノの旅行は考えていいかな〜と思います。
個人的にミラノで良かった観光場所
個人的に妻と一緒に観光をして、良かったところを挙げてみます。
①ミラノ大聖堂。
絶対に外せません。
まず、絶対に見かけることになるので観光しないということはあり得ないレベルなのですが、色々な要素を差し引いてもこのミラノ大聖堂の外だけではなく、中も見ておくことをお勧めします。
5世紀にもかけて建てられたこの大聖堂。とにかく迫力も美しさも桁違いです。
できれば、そんなに時間もかからないので併設されている資料館にも行ってみてください。とにかく建物の荘厳さもそうですが、中の作りも正直カメラでは表現の仕切れない壮大さがあってとにかくその場での雰囲気を楽しんで欲しいのと
資料館ではそんな大聖堂に飾られている石像や大聖堂のモデルまで様々展示されていてより詳細を知ることができます。
また、晴れていれば大聖堂の最上階のテラスにも登ってもらうと面白いかもしれません。建物の像などもより近くで見ることができますし、何よりミラノ大聖堂自体が周りの建物の中でもかなり大きい方ですので、ミラノの街を見渡すこともできます。
ただ外側だけを写真で撮ってもいいとは思うのですが、時間が許されるならしっかりと観光してみてください。どんなに長くとも3時間程度で済みます。ささっと見るなら1時間で完結できるでしょう。
②ブレラ地区
前述した、ブレラ絵画館があるエリアです。ミラノ大聖堂からも比較的近く
また絵画館だけではなく様々なものがコンパクトにまとまっています。
時間的に余裕があるならば、ミラノ大聖堂の周りの高級ブティックを回ってみるよりも、こちらの方が観光地の中でもローカル感があり、ミラノを楽しんでいる気分になれます。
また、ブレラ絵画館にほぼ併設された植物園や少し歩いたところに教会があったりと、日常的な側面もまあまああり、観光客が多いのに地元の人もそれなりにいるという不思議な地区です。
日曜日にはフリーマーケットが行われていたりと、僕たちはいろんな理由で2、3回くらい立ち寄りましたが飽きない不思議な地区でした。
③ダヴィンチ博物館
まず、前述しておくと、ミラノ観光において有名な方のダヴィンチ博物館ではありません。
僕たちがみに行ったのは、ミラノ大聖堂近くにあるL3というダヴィンチ博物館です。
ダヴィンチはミラノで大きな影響を与えた存在であり、ちょくちょくダヴィンチに関する物事をみることができます。
特に本当のダヴィンチ博物館(レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館)ではより詳細で幅広いダヴィンチの手記に基づく展示を見れるそうです。
ただ、僕たちはそのより簡易的な方の博物館に行ってます。
展示がかなり現地人よりなのか、英語の表記すらあまりなく、あまりに英語での説明もなかったので慌ててドイツ語のオーディオガイドを追加で買いました(日本語はありません)
ダヴィンチが本当に万能の天才と呼ばれる所以をここL3でも垣間見ることができます。ただ、イタリア旅行でダヴィンチだけの博物館にいくかというとうーん。。。
だと思うんですが、そうだとしても魅力的な博物館でした。
手記や作品を通じて、ダヴィンチが何をしようとしていたのかやどんなことを発明していたのかが説明や作品を通じて感じることができます。
モナリザの絵画が本当に1側面でしかないということをひしひしと感じました。
そして、個人的にはダヴィンチが天才というか、果てしなく効率主義の人間に見えたような気がしたのが面白かったです。
あまりにも手記や想像していたことが多すぎて、なんというかアウトプットの量が異常。
そんな天才を扱った博物館は、僕自身とても興味深く楽しむことができました。
https://www.leonardo3.net/en/museum/leonardo3-museum/
④ナヴィリ地区
ミラノの街中にある、人工的に作られた川があるエリアです。
川沿いに飲食店が並び、イタリアならではのカラフルなお店で
イタリアンを楽しむことができるエリアになります。
晴れていて、加えて今ぐらいの暖かさがあれば
外の席でお酒を飲みながらゆったりと過ごすというのは
なんともいえない贅沢な感じがあります。
また、僕の場合はトイレをものすごい我慢していて
真ん中に構えている教会に駆け込み、親切で勇気ある教会のお手伝い?をしていた男の子に助けてもらったという思いで深いこともありました。
この川沿いでなくとも、結構美味しそうなお店が立ち並んでいて
このエリアで食べのみをすることも良さそうだなと思います。

イタリア(ミラノ)の食について
総じて、さすがは美食の国イタリア。
平均的に全てがうまい。そしてドイツ基準だと安め。(日本基準なら高い)
これはお店に限ったことではない。スーパーの食材までうまいのがイタリア。
何から何まで大体美味しくてびっくりした。
ただ感じたこととして、塩っけが強いというか、味が濃いものが多い気がする。
多分日本にいた時の自分なら感じなかったと思いますが
今自炊と、ドイツでの料理の方法で舌が若干慣れてきているので、イタリアの料理自体が塩っ辛く感じる時がありました。
ただあんまりネガティブな意味の塩っ辛さではなく、少量で満足できるレベルで味が濃いいと言いたい。
本当に、きて良かった。特にコーヒーを営む人間にとっては、イタリアは聖地だ。
彼らの文化が世界にスターバックスを広げ、今のカルチャーを作り上げたと言っても過言ではない。
その一端に触れることができて、本当に誇りに思う。
イタリアのスーパー(日用品)について
僕たちは民宿だったので自分たちで料理を作って食べた時もちょくちょくあり
スーパーで適当に物を買って食べてみた。
普通に、めちゃくちゃうまい。こんなに適当に買ったハムやチーズがうまいなんて思いもしなかった。僕がわかることなぞ、金額くらいのものであったから、違いなぞわからず買ってみて、適当なパンと一緒に食べたらまあ、うまいこと。
特にフォカッチャが安い、個包装されているものですらちょうど良い塩加減と旨さで驚きました。
ボローニャソーセージなんかもドイツでよく食べてたのですが、全然味が違って驚きました。味がシャープというか、輪郭がはっきりしていて旨みがしっかりあるんですよね。
僕は肉屋に行って直接買ったわけでもないのにこのうまさ‥
また、卵なんかもドイツよりも明らかに良くてびっくりしましたね。
流石に日本ほど洗練されていなかったというか、そういうのは見つけられませんでしたが、同じく味が濃く、カルボナーラを作った時に味の濃さに驚きました。
他にもパスタやパルミジャーノ。これらもしっかりと素材に味があってうまい。
もー、何食っても感動していました。

イタリアの外食について
いうまでもなく、何食ってもうまいです。イタリアンならなんでも。
そしてドイツと比べると2割くらい安い。
幸せ。
ミラノでいうと、サフランで黄色く米を色付けしてある、リゾットが有名です。

ぜひ一度試してもらいたいです。
ただ、感動度でいうと、ピザやパスタの方がどうしても勝ります。
それぞれの味が濃く、際立っていて美味しいんですよね。
僕たちはそこまで有名店を回ったというわけでもなく
出会ったレストランやカフェに適当に入って食事をしていた感じです。
その中で僕が調べて意図的に入ったのは、以下のお店になります。
理由は現地の日本人がコスパがよく、地元の人たちもよく使うちょうど良いお店だとコメントを見かけたからです。
ミラノの中心地から離れていることもあり、ぶっちゃけ観光客としては微妙ですが
それでも食べ応えのあるお肉をはじめ美味しい料理やワインがあり、英語も普通に伝わりますのでお時間がある方は一度行かれてみてはどうでしょうか?
ただ、本店は人気で1カ月前から予約する必要がある可能性がありますのでご注意を。
そして、もしお酒が飲めるのであれば、ぜひワインのことを聞いてみましょう。
できればイタリアのワインについて、お話を聞くことをお勧めします。
僕は運良く隣の方達がワインが好きで、価値のあるワインを聞いていらっしゃり、ソムリエの話を聞いて思ったのは
ワインは、旅先の食や歴史、ホスピタリティを楽しむことができる飲み物だということです。
少しだけ、勇気を出して、興味を出して、ワインのことについて聞いてみることをお勧めいたします。
旅のワンシーンとして、ワインはとてもお勧めだと思いました。
イタリアのカフェ(バール)について
イタリアといえば、エスプレッソも有名です。
イタリア人はことあるごとにエスプレッソを飲みます。
朝にはカプチーノやミルクが入ったエスプレッソベースの飲み物を飲み
昼や仕事終わりにはバーやカフェでエスプレッソを頼み、すぐ飲んでお店を出る
またエスプレッソを片手にカフェのオーナーや近くにいる人と会話を楽しむ
この文化が今もなお、しっかりと残っています。
僕が個人的に驚いたのは、エスプレッソがうまいというのはそうですが
それ以上にハズレが飲んだお店の中には一つもなかったことです。
エスプレッソというのは、究極的に美味しいものだと人生観が変わります。
これはNoteで何回も言及している持論ですが
反対にそれだけの美味しいエスプレッソを常時提供できることは
ほぼ不可能に近く、なのでどちらかというとうまいの再現性を高めていくことに
エスプレッソという飲み物に対するカフェの企業努力が見え隠れしてきます。
イタリアでは、その再現性が非常に高い。
正直信じられないほどうまいエスプレッソには出会いませんでしたが
反対に絶対次は飲まないようなエスプレッソは一つもありませんでした。
うまいエスプレッソ、まずいエスプレッソの幅が大きいのが日本です。
信じられないほどうまいエスプレッソを提供するお店の隣で
びっくりするぐらいまずいエスプレッソが出るお店もありますし
同じ店でも出している人の力量によって、味が全然違うところもあったりします。
確かに、イタリアでは日本のような個人ロースターよりも
巨大な企業(日本で言えばキーやUCC)がそのほどんとのバーやカフェで卸しており、豆のクオリティーという意味ではどのお店もほとんど一緒ですが
最後の加工する段階で下手をすれば美味しくないのは必定。
でもこれがないことにイタリアのレベルの高さを感じました。
そしてエスプレッソが出るわ出るわ。
どこにもエスプレッソマシンが置いてあって、エスプレッソを立ち飲みするためのバーカウンターが結構どこにもあります。
イタリア人って本当に立ち飲みして去っていくんだなあ。日本でもこんな文化になったら楽しいだろうなあ。
と思った次第です。
で、本筋と少しだけずれますが、僕と妻(どちらかというと僕)が相当気に入ってほとんど毎日通ったカフェがあります。
それが、Ginoというカフェです。

正直周りに何も観光名所はなく、ただ民宿のイタリア人にモーニングでお勧めされたカフェでした。
そこで自分ははじめピスタチオクリームの入ったクロワッサンのようなパンをオーダーしたのですが、人生の中で一番美味しかったピスタチオの食べ物かもしれません。

また生地も程よい厚みと粉砂糖のほのかな甘さで、本当に大満足でした。
カプチーノもクラシックにロブスタが入っているタイプで、
ガツンと強いながらもネガティブな苦味は少なく美味しかったです。
そこで衝撃を受けて、そこから色々と試していたんですが、どれもまあ、うまい。

エスプレッソ単体でも、美味しかったです。


一番うまいというわけではないが
とにかくソースの使い方が上手な印象。程よく加糖されているクランベリーソースが
チーズケーキのちょっと味が緩めなマスカルポーネチーズを締めてくれる感じがあって
底面のクリスピーな生地と一緒に食べることで
主体がボヤけたところを全体として一つにまとめている感じ。

ここは流石にめちゃくちゃうまいかと言われれば
うまかったが普通って感じ。
生地自体はちょうど良い重たさ。
やはりハムなどの質が良く
それをチーズで纏ってあっておいしい

が、ネガティブなレベルでは全くなく。
常に美味しいエスプレッソをいただけた。
こちらのお店は、多分日本人が立ち寄ることはもうないだろうと思われる。
そんな場所にあるからだ。
だからこそ、最後の日にはお礼を残念ながら英語で申し上げたが
改めてこのNoteにおいても残しておく。
毎回店頭に立ち、エスプレッソや妻のチョコレートドリンクを出してくれ
途中あたりから察しはじめてオーダーを積極的に聞いてくれるようになった
多分オーナー件バリスタのおっちゃん。
地元の人に人気なのだろう、結構忙しい感じでひっきりなしに動いていたが
それでも優しく対応してくださった店舗のスタッフの方々(多分ほぼ家族経営だと思われる)
改めて、美味しい食事とコーヒーをありがとうございました。
さて、本筋からずれましたが
イタリアのコーヒー文化とは、本当に素晴らしいものだと思う。
そして、ただクラシックなだけではなく
しっかりとモダンなコーヒーもやっていることに驚きました。
世界的にも有名なコーヒー企業、LAVAZZAが
フラッグシップショップをミラノで持っていて
ここも多くのコーヒーラバーが訪れる聖地です。


全てLAVAZZA専用。カッコ良すぎる。
僕はここで二種類のエスプレッソをオーダーしました。
一つはここでしか飲めないミラノブレンド
もう一つはコロンビアのスペシャルティーコーヒーのブレンドです。
ミラノブレンドはまだクラシックではありましたが
完全にコロンビアの方は現代のモダンエスプレッソでした。
僕はてっきりコテコテのものしかやっていないのかな〜なんて思っていたので
ここまで最先端のものをあの巨大企業であるLAVAZZAが提供していることに対して非常に驚きました。
確かにブレンドとはいえど、十分に希少な豆を使っています。
すごい企業努力ですね。
そして、肝心の味はというと、どちらも普通に美味しかったです。
この普通に美味しいというのがすごいことで、特にコロンビアのエスプレッソは本当に提供する人、焙煎する人たちによって味がまあ変わります。
特に酸味が強いので舌に嫌な酸味や強すぎるフレーバーが残ってしんどくなるやつはかなりあるのですが
それがこのエスプレッソにはありませんでした。ただ濃度感はもう少し欲しいと思いましたが。嫌に思わない程度のこのバランス感がすごいと感じましたね。
また、失敗はしたのですがミラノブレンドは少し飲んだ後に砂糖を入れて飲んでみました。びっくりするくらい合わなかったです。自分にとってはですが。
ただ飲んだ後に思った以上に砂糖がカップの中に沈澱していて
ザラメ糖だとおもうのですが、普通のやつよりかなり大きめなのだと思います。
あえて、スプーンで掬って食べられるようにしてあるんですね。
本当に細部まで考えて設定されているな〜と思いました。
さて。LAVAZZAはこうやってフラッグシップショップを出していますが、他にもスターバックスリザーブがここミラノにイタリアとして初店舗を出したのも有名です。
知人から聞くと、スターバックスができることを市民は拒絶しており、デモが起こったほどだとか。
ただスターバックスは非常に歩み寄って努力した結果、今イタリアではスターバックスの店舗が展開していっており、受け入れてきているわけですね。
流石に行かない手はなく、よってみました。


ただし、妻はこういった人が多すぎる場所NGかつ
ココアがうまくないということで拒絶。
特にコーヒーは飲んでいませんが、スターバックスリザーブらしい
広々とした空間と、真ん中に聳えるプロバットの巨大なロースターが
イタリアンな黄色になっていて、なんというか日本よりポップな感じ見えました。
他にも、イタリアで一番有名だろうコーヒー企業illyに関しては
ミラノ大聖堂の周り、超高級帯のエリアでショップを展開していました。



エスプレッソはここが一番うまかった。
ミラノをカフェを巡って思ったのは、
illyはもはやイタリアの観光資源に近いかもしれないということ。
1着何十万円するファッションストリートの
ど真ん中に出店してるのも見かけましたから。
まとめれば、
大手から個店まで、エスプレッソに対してどこも抜かりがなく
ハズレが一つもないなんて
文化圏や前提が違うといえど、日本では考えられない、ものすごいことです。
イタリアという国のエスプレッソに関するこだわりを
この1週間で体感できた気がします。
個人的に美味しかったもの
いろいろ話しましたが、そんなイタリアの食事で特にうまかったものを3つ挙げます。
というか、ほぼデザートです。
①ティラミス
僕が食べていたティラミスは、ティラミスではなかったのかもしれません。
濃厚だし、濃厚だし。頭に直接くる甘味と、くどくないようにしている
そのバランス感覚が完璧です。
ここはパスタがメインのレストランで、デザートが売りでは全くありませんでし
たが、最高に美味しかったです。

したまでしっかり掘り進めて食べるとそのバランスの良さで
一瞬で食べ切ってしまった素晴らしいティラミスでした。
②ジェラート
あなたがもしイタリアに行くのであれば、ジェラートは何があっても食べなけれ
ばいけません。絶対に食べないと後悔すると思います。
日本のジェラートは、ジェラートではありません。シャーベットです。
また、イタリアのシャーベットを食べてしまうと、日本のシャーベットは
シャーベットではなくかき氷です。
とにかく、超・濃・厚!舌に乗った時のなめらかさや重み。そこから素材のフレ
ーバーが駆け巡り、濃厚なのに後味は爽やか。ちょっと食べているような感
覚もある。なのに雲を食べているかのように舌や手が勝手にジェラートに伸びて
いきます。ここで食べてもらいたのはミルクのような超王道よりもフレーバーが
あるものかもしれません。僕はここでも店員さんにおすすめされたからですが、
ピスタチオを食べました。はい、うまいのです。他にもヨーグルトベースで他に
ナッツなどを混ぜ込んだシェフのおすすめジェラートなるものも食べてみました
が、初めてヨーグルト系のアイスでここまでうまいものがあるんだと驚愕しまし
た。


③カルボナーラ
正直、これに関してはイタリアで始めて食べた外食だったからかもしれません。
ただ、本場のパスタってこんなに濃厚でうまいんだと思ったのは確かです。
まず、量があんまり値段に対して多くないな〜なんて思っていたのが
あまりのソースの濃さで食べ終わる前には大満足。
そしてかなり量のあるパンチェッタが若干スモークされているにに加えてカリカ
リに焦がしていて、その苦味とスモーキーさでこれでもかと入っているチーズの
濃厚さに対する胸焼け感を消すの一助となっています。
また、それだけではなく、ソース自体にパルメザンチーズを使っているだけでは
ないようで、クリームチーズが入っており、その酸味でも濃厚さに対するしつこ
さを中和させています。ただ、こんなに濃厚なのに濃厚なクリームチーズを入れ
てバランスをとっているところに本当に興味深さを感じました。日本でもたくさ
ん美味しいカルボナーラはありますが、これが本場なんだな〜と関心。他にも結
構さまざまなパスタを食べ、パスタの麺自体なら他のお店で食べたものの方が美
味しかったのですが、全体的にこのパスタがとても自分の頭の中に残ったのでこ
ちらを書き残しておくことにします。

これら以外にも、ピザやお肉料理なども食べました。
本当にどれも美味しい。多分また別の記事にして全部事細かに記載しようと思いますが、総括としてこの三つとしておきます。
本当に、ジェラートは冬だろうがなんだろうが食べてください。これは食べないと勿体無いです。
イタリア旅行の全体感 総括
イタリア人
イタリア旅行を通じて、イタリア人がどんな人たちかと言われると
3つの特徴を挙げれるとおもいます。
多分北のエリアだからだとも思いますが、聞いていたイタリア人像よりも真面目で、素晴らしい人たちだったなあと振り返って感じます。
距離が近い。イタリア人はドイツ人などと比べても随分と人と人の距離が近い感じがしました。それはあいさつなどの超基本の部分ではなく、その後の会話に関するものです。どんな層の人間であれ、コミュニケーションの物理的、非物理的な距離感が近しく、何かをしてあげようという気持ちがコミュニケーションに現れている感じがします。オーダーを取る時や確認する時とかも、忙しいながら何度も聞いてくれますし、わからないなりにもとにかくイタリア語でもなんでも身振り手振りで説明してくれます。それは、反対を言えば悪い部分でもそうで、ホームレスや花やミサンガを押し売りしてくる人も距離感が近いです。とりあえず声かけておくか、とか強く否定しなければひっついてみるか的な考えも見て取れるので、良し悪しはあるよな〜というのが所感です。
感情の発露が大きい。ヨーロッパの人だいたいそうかもしれないのですが、イタリア人はもっとこの特徴が強いです。すぐに怒ってますし、すぐに笑ったりしてます。仕事の最中にカフェでバイトしているだろう学生がラジオの曲を大声で歌いながら楽しそうに仕事していて、なんというか羨ましくも感じました。他にもレストランで無愛想なくせに皿を下げる時だけクソ早いウェイターがいて、なんというかサッと下げることに誇りを持っているのか、自分の皿をかっこよく下げられなかった時にすごい悔しそうな顔をしていてちょっと面白かったです。そういう人たちを見ていると、なんというか朗らかな気持ちになりました。もちろん、これが日常であれば僕はストレスでお腹いっぱいになりそうですが。
基本に忠実でおしゃれ。これは街並みからもそうなんですが、特にミラノ大聖堂周りの高級アパレルブランドあたりを歩いているイタリア人。ものすごいおしゃれです。ただなんでこんなにおしゃれに見えるのかと思うと、みんなクラシックなんですよね。今だとネオクラシックとかとも呼ばれるスタイルみたいです。とにかく色の配色や形がシュッとしていて、まとまっているんです。ドイツのベルリンだとどちらかというとオシャレと言ってもこういうクラシックを感じさせるタイプじゃなくて、なんかカオスなやつが多いんですよね。本当にぶっ飛んだ芸術家〜みたいな。何がオシャレかわかんないけど自信満々で街を闊歩するんでこいつはなんかあるだろうな〜と思わせるのがベルリンのファショナブルな人たちなんです。そういう意味で革靴やスーツをシュッと着て、ワンポイント効かせて美しいフォルムを維持しているイタリア人たちって、すごい基本に忠実なんだな〜と勝手に感じてしまいました。
イタリア(ミラノ)の街
とても美しいと感じました。
やっぱりドイツと比べると建物がとてもカラフルで驚きました。
なのに、日常に触れるというか、目線の部分にはイタリアのシンボルカラーである深緑色が散りばめられていて、街全体がコンセプトアートのような
そんな印象を受けました。京都の街並みに近い感じで、その中でカラフルな、そんな感じの印象。
他にも、博物館や施設の中などが、赤や青・黄色や緑など本当にカラフルなのに
展示物の邪魔をしない品のある色調とバランスで、可愛いと思わせるのにシックで大人びているような。本当に街自体が不思議な空間で、不思議な体験だったなあと感じます。
そして、ごっちゃなのに美しさがある。日常の美しさと言いますか。
特にトラムが走っている狭い道並みには、電線が蜘蛛の巣のように張り巡らされていて、側面のカラフルな建物の窓にはたまに洗濯物が干されていたり、生活感が出まくっているのにダサくない。ドイツなら表現がしにくいような風景に感動を覚えました。
何もかも濃いのに、なぜかうまい具合で調和が取れてる。生活とアートが混じっているかのような、それでいて懐かしい感覚になるというか。
本当に、不思議な風景でした。
総括
僕は、最後にどうしても言葉に残しておきたいことがあります。それは、この全体の旅行を通じて、イタリアのミラノで僕はルネサンス期のパワーを肌で感じることができたという点です。
あまりにも壮観で壮大なミラノ大聖堂。カトリックでの礼拝やそこにくる人たち。万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが残したスケッチ。カフェで出会ったバリスタ。イタリア人のファッション。そして街並みとその街に根付く人々。
その全てが、人が人であることを許容しているような気がして、旅行の最中ずっと考え続けていました。
ミラノ大聖堂では、信じられない数の人物像が所狭しと飾られていて、ダヴィンチが考案した空を飛ぶ機会の原動力は基準のほとんどが人であり、ものすごく人の構造について熟知した結果にモナリザなどの名画が生まれていること。
ブレラ絵画館のテーマのほぼ全てのモチーフが人で、キリスト教は人を崇めるために作られた、人のための宗教であると思えたこと。
バーでエスプレッソを提供するバリスタ。人を美しく魅せるファッション。
どれも、全て人が中心で、人を称え、人が形作っていることを、これでもかとミラノ全体が自分に見せてくれたような、そんな感覚を覚えました。
この全てが人と繋がっている感覚。僕の拙い言葉で表してしまうと「当たり前じゃん」で済んでしまうような気がするのですが
超自然的なものを神として崇める多神教的側面と、大戦後にアメリカや資本主義的な価値観が一気に流入してきた日本や、
カトリックに疑問を持った結果生まれたプロテスタントが支配的で、そして日本同様ナチズムの崩壊以後急速に成長し発展した合理的なドイツだと、この人=宗教=自然=科学=芸術が複雑にからみあって一緒になった上で全体がその空気感を享受している感覚を持ちにくいと思ったんです。
芸術の対象も、なんというかここまで人間をテーマにしていないなと思うというか。素人の感想ではありますが。
ここまで人を賛美し、芸術とするこの文化の力強さと言いますか。ある意味自分が受け入れられているような感覚になるというか。
これはなんだろうな〜なんて思って、ちょっと調べてみれば
それを一言で表している言葉が「ルネサンス」であったわけです。
本当にまんま自分が思ったことを文章にしているサイトがあり
そのまま文章を引用します。
「ルネサンス」と聞いて、いつ頃の時代かあいまいな方も多いのではないでしょうか。
ルネサンスは、15世紀のイタリア・フィレンツェを中心に、古代ギリシャ・ローマ世界の秩序を規範として「古典復興」をスローガンとした運動のことです。
レオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》や、優しい顔立ちをした聖母マリアの肖像画などは、ルネサンス期の作品です。
この頃、教会による支配への反発や経済の発展による社会の変化にともなって、人びとは自由で人間らしい生き方を求め、古代ギリシャやローマに見られる「人間を中心とした文化」を理想としていました。
ルネサンス以前は、「人生(現世)は苦しみの世界である」と考えられていたため、彫刻や絵画の中では、キリストは悲しみに顔をゆがめ、マリアは目を伏せ、使徒たちは厳しい表情を浮かべた作品ばかりでした。当時のキリスト教では、この苦しみを耐えたものだけが死後、天国へ行けるとされていました。
しかし、人びとは人間の可能性を信じ、死後の世界よりも現実世界での生活を優先するようになります。これは、キリスト教との新しい調和、伝統的なキリスト教のテーマに新しい人間的な解釈などを加えて表現しようとするものでした。
ルネサンスでは、古代ギリシャやローマをただ真似るのではなく、それ以上のものをつくりだそうとしたのです。
また、ルネサンス美術は古典と科学を土台として成り立っています。
まず、人間の肉体や人生の喜びを賛美するギリシャ・ローマの芸術に、リアルと理想のバランス性を見出し、それまでの神中心の禁欲的な世界観ではタブーとされていた、自然の美や現実の世界の価値を再認識しようとしました。
ルネサンス期に活躍した芸術家たちは、遠近図法や解剖学といった科学の分野にも関心をもち、個性や人格を尊重した人間中心の世界観を描き出しました。
この、「人々の可能性」を街全体で感じることができたのが
今回の旅行で一番良かったことなのではないかなと思っています。
もちろん、妻との新婚旅行であるため、妻との思い出もたくさんあって
初めてドイツ以外に旅行する国が、イタリアで良かったなと感じました。
非常に長くなりましたが
僕はミラノが好きになりました。
この、人が人であることの美しさや寛容さをこれでもかと見せてくれる
ミラノのかっこよさ。美しさ。
人生につまづいても、人には可能性があって。立ち上がって生きていくために
芸術や宗教や、仕事がある。
人間として情熱を傾ける何かを、ミラノは僕に教えてくれたような気がします。
