【雑記】ミラノ日記 個人用 DAY5 無計画
我々夫婦、ほぼ何も事前情報を集めていない
行き当たりばったり旅である。
5日目にして、ついに予定一切無しのアドリブ旅になる。笑
なのでこれ!といったテーマ性がない日ではあったが
歩く歩数が18000歩を超え、歩行距離10kmを超えたので
散歩日とでも言えば良いだろうか。

ぶっちゃけドイツ人と共に生きることを決意した人間にとって
長距離の散歩は避けては通れぬ永遠のテーマである。
片道3kmくらいまでなら、間違いなく散歩。まず嫌がるドイツ人はほとんどいないのではないだろうか?
さて、昨日おとづれたところをまとめてみようと思う。
スカラ座
おそらく、ミラノ大聖堂の次に確実に行かないといけないだろうと思われるのは
このスカラ座。
ミラノ大聖堂からも近く、アクセスもいいだけではなく、イタリアのオペラ界で最高峰の劇場である。
僕は正直どんな形であれチケットを購入して入りたかったのだが、妻が流石にイタリア語で聞いてもわからないし時間の無駄じゃないかということで控えることにした。
ただ、それでもスカラ座には併設されたミュージアムがあり、スカラ座に遺されている芸術品や楽器などをみることができる。
また、スカラ座の演奏は聞けなくとも、スカラ座の座席までは行くことができ、僕たちの時間ではその日に行われるだろう演目の稽古の風景を見ることができた。(写真はNGだったのでとっていない)
スカラ座は、本当にあらゆる劇場のモデルにもなった最高峰の場所である。
映画のワンシーンのような素晴らしい劇場だ。特に座席が面白い。
側面からの鑑賞席は、それぞれが独立している。
なので部屋のように分かれていて、扉もある。その個室みたいなところから内部の劇場の風景を鑑賞できるようになっている。
実際はどうなのかわからないが、ここでワインを飲んだりしてオペラグラスで鑑賞したらどれだけ素晴らしいんだろうか?と思うくらいの環境だ。
空間に余裕があるようにも思える。
ただ、音響はどうか?と言われると難しそうだ。正直ただ音楽に集中したいのであれば、ハンブルクのエルプフィルハーモニーの方が向いている。
そうではなく、環境全体でオペラを楽しむことを考えれば、どうやってもスカラ座の方がいいだろうなと思う。
すごくリラックスしてみれそうな雰囲気を感じた。
美術館としては、悪くはないだろう。英語もそれなりに記載されているし、昔の演奏家が使用していた楽器を見ることもできる。
ただそこまで大きくないのと、これこそガイドが欲しくなる。
美術館みたいに強いテーマ性があるわけでもないので。
ツアーガイドがここでは結構団体客に対して説明をしていたため
なるほどツアーにはこういうメリットあるんだな〜と横耳を立てながら聞いていた。
ただ、何度でも思うのが、色使い。
部屋が変わるごとに色が変わる。それもまあまあ派手目な色なのだが
うまく空間や展示物と調和されていて、毎度のこと不思議に思う。

この色使いのバランス感覚が、おしゃれなイタリア人を産み続けている土壌を醸しているのだろう。
総じて申し上げると、スカラ座は僕個人として、まず間違いなく観劇をするべきだ。
ミュージアムだけで満足できる内容ではない。
またいつかイタリアに来た時には、是非とも観劇をしたいと思う。
ただその場合は1ヶ月以上前に席を予約するのがいいだろう。
当日でも取れるチケットはあるものの、まず二人と並んでいる席はほぼない。
一人なら意外と当日でもなんとかなるかもしれない。という感じである。
ブレラボタニカルガーデン
こちらは妻が先日も行きたがっていた、ボタニカルガーデンという庭園に行ってきた。
ブレラ美術館の隣に併設された施設で、無料で見ることができる。
比較的普通の庭園という感じで、都市圏の中にあるオアシス感がある。

正直に言えば、本当に人疲れ、観光疲れした人なら
行ってもいいかなくらいの感じではある。
敷地面が狭いということもあるが、ちょっと植物を詰め込みすぎている感じがする。
もっと言えば、ここはドイツの庭園や公園の方がクオリティが明らかに上。
さすがはドイツ人。散歩しまくってて基本外にいる人たちが作っているものは違うんだなとしみじみと感じることができた。
ただ、先日行ったブレラ美術館の絵画から刺激を受けて、光の具合を意識しながら、また枠というべきか、どこを奥行きにしたいのかを考えながら植物園の写真をとっていた。
今更だが光の差し込み具合や、光のラインを考えながらとってみると全然見え方が違うもんだな〜と思い、結構楽しめた。
カメラが好きな人、こんな気持ちなんかいな〜と。
僕は高いものを買うなら車・時計・カメラの中でもカメラを選ぶだろうと考えていたが、やはりカメラがいいのかもしれない(そんな余裕はないが)
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
ここも突発的いった教会である。
ここは何を隠そう、超有名なダヴィンチの壁画、最後の晩餐がある教会である。
知名度はミラノでNo.1かもしれない。

ここは予約しないと壁画は絶対に見れない。しかも訪問予定3ヶ月前から予約が解放されていくが、予定がすぐ埋まるらしい。
東京で先輩たちが必死になって予約していたTHE SAUNAと同じくらいの難易度が、旅行先で繰り広げられていると考えるとちょっときつい。
この教会を予約できた日を軸にミラノ旅行を組んだ方がおそらく効率いいだろうと思う。
ただし、最後の晩餐は見れなくとも、普通に教会内は見て回ることはできる。
比較的小さな教会とインターネットでは書いてあったが、とんでもない、まあまあでかい。
ただでかい割には確かにそこまで装飾が華美ではないというか、本当に少しだけ落ち着いた印象がある。
日常でもよく使うんだろうな〜という設備感である。
ここには、本当にお祈りをする人たち用の礼拝室があり、僕は妻にお願いをしてカトリックの方式でのお祈りを教えてもらい、祈ることにした。
せっかくきたんだし、素晴らしい場所なんだから
ぶっちゃけ神様に顔を出すという神道的な考えから祈ろうと考えたわけだ。
礼拝室だけは、お香が焚いてあり、ちょっとだけいい匂いがする。
そこで膝を折って祈るカトリック式用に、クッションがあるので
膝をおり、祈った。祈っている最中に何を考えるべきかはよくわからないので
挨拶と感謝の意だけ考えて終わった。
観光地なのに教会の人と地元の人が普通にいて、地元の人は知り合いにちょっとだけ声をかけてその場を後にしていた。日常感がある。いい教会だと思う。
また、この教会には中庭があり、そこにお土産などを買えるショップもあるので
単純に教会の中身を見るだけでなく、少し散策してみることをお勧めする。

Naviglio地区
ここも妻が行きたいということでいった地区になる。
ミラノの中でも人工で作られた運河?があり
観光客で賑わい、運河の周りでは飲食店がずらっと並ぶエリアだ。
こういった水回りの観光地はどこも美しいが、特にここはイタリア。
建物の色がカラフルなのがなお良い。

十分に美しいし、良かったとは思う。
だが、それ以上に僕はトイレに行きたくて、ものすごい我慢をしていた。
ぶっちゃけうんこ漏らしそうだった。
また人もいっぱいで程よいレストランを見つけ出せず、四苦八苦していたところ
なんとこんな観光地にも真ん中あたりにでん!と教会があったので
トイレを借りられないか、中に入ってみた。
もちろん、トイレが明らかにある教会なんぞ、ない。
ので、裏側らしきところまで行ってみて、そこにいた教会で仕事?お手伝い?をしているちょっとぽっちゃりした男の子(10歳前後?)に声をかけてみた。
もちろん男の子もそこまで英語がわかるわけもなく、僕も必死にトイレ!トイレ!と言っていたのだが、必死さからかトイレだと理解してもらえて、男の子が周りに相談してくれて、OKをもらえた。
実は妻も行きたかったということだったので、本当に助かった。
感謝の意というか、ドイツだと普通に有料だったりするのでトイレの後男の子にお金を渡そうとしたが、断られた。
「その代わりに、お布施をここにしてよ」と言ってくれた。
どこの教会もそうだが、蝋燭を買うことでお布施をしたことになる。
僕は実際にお小遣いとしてそのまま彼に渡せないかなとすら思うくらい彼に感謝していたので、この純粋さというか高貴さというか。
この優しさに感動した。
僕にとっての神の子は、あのイタリアの男の子なのかもしれない。
ので、彼に渡そうとしてたお金はそのままお布施として教会に寄付した。
同時に祈って神とここにあった教会に感謝した。
この場を借りて。本当に、ありがとうございました。

キリストの洗礼を模した施設があるのだ。
妻が見たの初めてだとも言っていたので
ここは意外と観光としても穴場なのかもしれない。

この教会で無事大事を成した後
僕たち偶然空いていたカフェを見つけて、そこで一服することができた。

景色が綺麗で、通りの活気もあり、僕としては十分に楽しめた。
ここでひとしきり妻と話した後、日も沈み、帰ることになる。

本日のまとめ
今日は本当に行き当たりばったりだったため
何か特別なことがあったかと言われると、観光的にはないが
教会での男の子とのやりとりが最もでかいハイライトだった。
僕が子供の時に、観光客がトイレで困っていたら
彼のように案内できただろうか。
とにかくあの子がおそらく今回の旅でトップクラスの
記憶に残るイタリア人となるだろう。
また、ミラノは本当に美しい都市だと思う。
のどかでは無い。都市も大都市なので
僕たちが泊まっているところもうるさいし
街中も活気で溢れている。
そして、イタリア人プライベートでうるさい。
ただ、そういう文化を許容する土壌があり
また芸術がベースにある感じがすごいする。
建物から内装や食べ物まで
人が関わるありとあらゆるものに芸術性を感じるし
生活と芸術が密接であるように思える。
そして今日は本当にしっかり晴れた日だったので
歩いていて楽しかった。
川沿いにいったのも正解だったと思う。
今日はミラノでの、贅沢な1日の過ごし方をしたなと思い
本投稿を終えるとする。
