炭素14(¹⁴C)による年代測定のしくみ
炭素14(¹⁴C)による年代測定は、考古学や地質学で使われる「放射性の時計」と言えます。
生物は生きているあいだ、大気中の二酸化炭素(CO₂)を通じて¹⁴Cを体に取り込み続けています。しかし、死んだ瞬間に新しい¹⁴Cの取り込みが止まり、体内の¹⁴Cは放射性崩壊によって減っていきます。この減少の速さは物理法則で決まっていて、半減期は約5730年です。
・死後5730年 → ¹⁴Cは半分に
・死後11460年 → 4分の1に
・死後17100年 → 8分の1に
つまり、残っている¹⁴Cの割合を測れば、「死後の経過年数」が推定できます。
測定の限界
¹⁴C年代測定には限界があります。
半減期が5730年なので、5万年以上前になると¹⁴Cがほとんど残らず、測定が困難になります。
そのため、約5〜6万年前が上限です。
他の年代測定方法
年代や試料によって測定方法は使い分けられています。
・~5万年前: 炭素14法が主流
・5万年~数十万年前: ルミネッセンス法、K-Ar法数
・十万年~数億年前: K-Ar(カリウム-アルゴン)法、U-Pb(ウラン-鉛)法、フィッション・トラック法
・数億年以上: U-Pb(ウラン-鉛)法
このように、色々な方法があります。
炭素14の年代測定は「死後に動き出す放射性の砂時計」を読み取る技術と言えるかもしれません。
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