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上半期ベスト選びまし照 | sasaki george

折角お誘いを頂いたのに、前回から時間が経ってしまった。
もっと早くやろうと思ったのに今年もあと3ヶ月を切る。
そこで、上半期ベストミュージックをしようと思う。

自分は毎年「ecrn awerd」という1年間のベストミュージックを投票して
サイトで公表するという企画に以前から参加しており、選ぶからには記録していかないと年明けに聴いた曲も半年過ぎれば遥か昔に思えてしまうので、グーグルのエクセルみたいなものに良かった曲やアルバムを書き出して、そこから選別していく、という事をしている。

誰かにお勧めしたい、他の方の知らない曲ともアクセス出来る(Vaporwaveもこの企画が縁で知った)し、自分がこの年はこういう曲を聴いていたんだというまとめにもなる。

で、お誘いいただいたこの連載で上半期編を一旦吐き出して見ようと考えてる内に既に10月。まあ、いいかな。やってみるぞ。

とりあえず、順不同。
アーティスト名 / タイトル
※ジャケット画像にリンクが貼ってあります

・drktrx テレパシーのビジョンを持つもの / Cyber Psychosis

いきなりヘビーだ。Vaporwave(の事は追々書きます)系のレーベルからリリース。テンポこそ遅いが重厚かつノイジーな音。映画の劇伴でありそうな感じ。なんでか分からないが、身体に染みた。心か。色々あってこういう音が
当時の心のザラついた質感に合ってた。今聴いても良いぞ(良い事なのか?)

・Forbidden Cremme / Songs For The Mute

いやーまた物騒なジャケットで…Barber BeatsというVaporwaveの派生ジャンルがあって、その代表格の一人でもあるhaircuts for menのレーベル”GENOM”からリリースしたアルバム。いろんなアーティストを出している様だが、もしかして一人が気分や曲調で色々名義を変えてやっているかも…?
ブルータルなブレイクビーツでリスナーを圧迫する様な楽曲は、友達から勧められた某有名少年雑誌の長期連載漫画を勧められ、その漫画を読む時のBGMとして流していた。作品の展開と音楽がよく噛み合って自分の中では二つでひとつのサウンドトラックと化している。

・Lifestyle / Promenade Promises

ここでやっとカラッと健やかな感じに。夕日でしょうか。個人的には日が昇ってこれから1日が始まるイメージ。ユッタリと、コーヒーかお茶か飲みつつ、優しく窓から入ってきた太陽の光が心地よい。支配された時間から解放され、優雅に自分の”時”を過ごしていく…そんな感じですかね。

・遅い: 再同期 Slow: Resynch / Vault 82

日々BandcampにVaporwaveの楽曲が大量にリリースされて、良いかなってものをダウンロードしている。大概のものは”投げ銭”か無料ダウンロードが多く、自然と自分のPCやスマホの中の音楽の大半はここ十数年でVaporwaveが幅を利かしているのだけど、リピートする程聴いてるのは結構少ないという…選んでDLしているのにね。不思議だなぁ。
で、そんな大量にDLしても定期的に聴いている一枚。ザ・Vaporwaveって感じで特に変わった事をしてない。ジャケットのデザインも好きじゃ無いんだけど、やっぱりサンプリングしてる曲のセンス。どの食材(サンプルする音)を包丁でさばくかミキサーでミックスする(Vaporwave化)か。ここがキモだと思う。特に好きなのは3曲目の「Soundproof Isolation」。
日本語のボーカルをサンプリングしてる曲は多いけど、この曲は完全にクリーチャー状態で、そこにムードのあるお洒落なメロディがかかる。このキモ良い絶妙さが心の琴線に触れ、土日のマルイなんかに行く時のBGMになってイる。

・bodyline / STAR OF THE WINDS

bodylineじゃなくてbodyline。全角。Vaporwaveっぽい。
でもこの人はそんな感じからはだいぶ離れていて、Synthwave(これも追々書いて行きます)という”派生の様でそうでも無い”ジャンルに”近い”。
”近い”と言うのはSynth〜から「更に派生した」曲調のレーベルからこの人がリリースしていて、そこでBnadcamp内の下部にあるハッシュタグに”twilightsynth”と書かれてあった。トワイライト・シンセ、なかなか良いネーミングだ。このアルバムにはそのタグは無いのだけど、とってもフレッシュで若々しくドラマティック&ドリーミング。この上で紹介したアルバムとは全く違う方向性だ。狭い様で深さがあるのか、はたまたその逆なのか、そんな中で日々曲を探し回っている。

・Testpattern / APRÈS-MIDI

1982年に細野晴臣と高橋幸宏は設立した”YENレーベル”から比留間雅夫と市村文男によるテクノポップ・ディオ。彼らが82年に唯一残したアルバム。
自分はリアルタイムではなく更に10年以上経った頃にCDを購入。
特に後半のインストゥルメンタルの曲が好きでよく聴いていた。
それから数年が経ち、YMOを中心にYENレーベルからリリースされたアルバムも再発されるが何年経ってもこのアルバムは再発されず、今年になってやっと。既にCD持ってるし、リッピングしてMP3で聴いてるから良いじゃん?と思うが、いつCDがダメになるか分からないし、音質は良くなるだろうし、未発表曲なんかも期待する(無かった→後述)。再発の際に知ったのは、このアルバムを持ってこのユニットは解散、メンバーの比留間雅夫氏は海外の女性ボーカリストと組んでアルバム未収録曲を中心に1年間活動、そして比留間氏は11年に亡くなってしまったそうだ。もっと前から再販の希望はネットでも見られたし、細野氏のラジオ番組でも今作の再発については話されていたそうだ。
なぜ彼が亡くなって更に十数年の時間がかかってしまったのであろう?
アーティストの権利関係?
─とにかく、自分の好きな後半のインスト曲はYMOとも彼らのソロとも、他のシンセポップ・アーティストとも違う不思議な優雅な雰囲気があった。自分が聴いてるダンサブルじゃないシンセ・ミュージックに繋がるところがあるのかもしれない。
※ちなみに比留間氏が解散後に活動した音源(アルバム未収録音源)がEvelyne / Masao名義で海外のBandcampページで発売された

…2600文字か。ちょっと長くなってしまった。残り(と言ってもそんなに無いんだけど)はまた近いウチに書きます。

あと定期的にDJ MIXを作って更新してますので、作業用BGMとかで、聴いてみてね✨

★コチラが最新(画像にリンクが貼ってあります)↓



(文 : sasaki george )


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