【地方創生Phase0】AI格闘記⑪・GPT-4からの古参ユーザーの私が、地域活性化プラン指導のために「Claude」にも課金した理由(前編)
私はGPT-4がリリースされた当初(2023年3月)から、ChatGPTを有料契約して日々の業務に使い倒してきました。
しかし昨年5月、あるミッションが課せられた時、こう直感しました。何とか各グループの活動に応じて、もっときめ細かなサポートを提供したい。でも「今のChatGPTだけでは、突破できない」のでは。
8つの地域プロジェクトを、同時に支援せよ
昨年5月から12月にかけて行われた「地域活性化に取り組む人材育成研修」。昨年で13年目。
私に与えられた役割は、8つの班がそれぞれ作成する『地域活性化プラン』の指導とサポートでした。
通常、1人の人間が8つの異なるプロジェクトの文脈を同時に、かつ深く把握し続けることは物理的に不可能です。
どのグループが何を議論し、何が障害になっているか
どこで躓いているか
今、どこの地域の人たちと向き合っているか
こうした情報を8グループ分、頭の中で整理し続けるなんて、できるわけがない。どうしても表面的なアドバイスになってしまいます。
仮説:「Claude Projects」なら、不可能を可能にできる
そこで私は、ある仮説を立てました。
「Claudeの『Projects(プロジェクト)』機能を使えば、これまで為し得なかった深いレベルでのハンズオン支援ができるのではないか?」
これを検証するため、私はすでに契約していたChatGPTに加え、自腹でClaudeのProプラン(有料)も契約しました。
63歳、AIの「2台持ち」体制です(笑)。
8つの仮想会議室を作る
Claudeの「Projects」機能の最大の魅力は、特定のテーマごとにAIの脳内に「専用の小部屋」を作れることです。
私はさっそく、Claudeの中に「1」から「8」までの8つのプロジェクトルームを作成しました。
そして、各グループから上がってくる情報を、それぞれの部屋に次々とアップロードしていきました。
毎回のミーティング議事録
地域活性化プランのドラフト
リサーチした地域のデータ
フィールドワークで得た写真
各部屋には、それぞれの班の「文脈」がどんどん蓄積されていきます。
AIが「8人の副担任」になった日
結果として、私の仮説は的中しました。
各班の部屋に入って「この企画書の課題はどこか?」と壁打ちをすると、AIはその班の過去の議論の文脈を完璧に踏まえた上で、驚くべきスピードと精度でフィードバックを返してくれました。
私1人では到底処理しきれない情報量をAIが整理し、各班に対する的確なアドバイスの「原案」を作ってくれる。
私はそれを自分の「現場知(経験)」で微調整して、塾生に伝えるだけです。
まさに、私専用の優秀な「副担任」が8人同時に働いてくれているような、圧倒的なハンズオン支援の実現でした。
しかし、光には必ず影がある
「よし、このシステムなら最後まで完璧に並行支援できるぞ」
そう確信した私でしたが、プロジェクトが中盤から佳境に入るにつれ、AIの「目に見えない限界」が静かに牙を剥き始めます。
明日の後編では、その「限界」との泥臭い格闘と、最終的にNotebookLMへと進化していった経緯をお伝えします。
8つの班を最後まで支援するため、63歳の私は再び「システムの壁」と戦うことになります。
続きは明日、お楽しみに。
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