【AI格闘記㉘】娘たちの笑顔でLINEスタンプ作り。AIが忘れた「お父さん」の哀愁(ゆる〜い回)
平日、ビジネスの最前線でAIと殴り合うのはもう十分だ。
日曜の午後、私はiPadの中に眠る画像を整理していた。
そこでふと、私の一番好きな写真に目が止まった。

幼い長女と次女がブランコに乗って、最高の笑顔を見せている宝物のような1枚だ。
今日は少し、AIに「お遊び」を付き合ってもらうことにした。
写真の温もりを再現するAIの魔法
このお気に入りの写真でLINEスタンプを作れないかと思い立った。
画像生成AI「Nano Banana 2」に手伝ってもらうことにする。
元画像をベースに「ありがとう」「笑」「はーい」のイラストをリクエストすると、可愛らしいイラストが即座に生成された。

調子に乗って「おはよう」「お疲れ様」「やったね」もリクエスト。
昔の娘たちの姿が重なり、おっさんの目頭は少し熱くなった。

学習データでも「母>父」なのか?
しかし、ここでAIの限界(?)に直面する。
欲を出して「お父さんがんばれ」「お母さんがんばれ」「おじいちゃんありがとう」「おばあちゃんありがとう」と4つ同時にリクエストすると、見事にエラー(生成不可)を弾かれた。
気を取り直して「お母さんありがとう」「お父さんありがとう」の2つに絞って再リクエストした。
するとどうだろう。
画面には「お母さんありがとう」のイラストだけが出力されたのだ。

忘れられた父親の哀愁
「あれ、お父さんは?」
思わず画面にツッコミを入れた。
現実世界同様、生成AIの世界(LLMの学習データ)でも母親の方が立場が上だというのか。
そんなこじつけをしながら自嘲する私。
すかさず「お父さんありがとうは?」と催促し、ようやくお父さん版もゲットできたが、なんだか少し切ない。
AIには描けない、手描きの「時間」
AIが数秒で描いてくれたイラストも確かに可愛い。
しかし、あのブランコで愛くるしい笑顔を見せていた下の娘は、その後中学校で美術部に入り、私の似顔絵を描いてくれた。

さらに芸術科の高校へ進学し、私の大好きな「柴犬」の絵を描いてプレゼントしてくれた。

AIは一瞬で画像を生成する。
だが、娘が私のために何時間も筆を動かしてくれた「時間」と「手描きの愛」には、最新のテクノロジーを束ねても絶対に敵わない。
明日からまた、現場でAIと格闘する日々が始まる。
だが今日だけは、この宝物の絵を眺めながら、ゆっくり休むとしよう。
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