上層席から見えたのは、空まで含めたライブだった。BE:FIRST味スタで見た、光の海と風の記録
BE:FIRSTの味スタライブについて、これで何本目かの記事になります。
でも今回は、メンバーの感想というより、上層席から見えた景色のことを残しておきたいと思いました。
あれは、近い席ではきっと見えなかった景色だったからです。
私は最初、上層席だとわかったとき、少しだけ不安がありました。
遠いのかな。
ちゃんと見えるのかな。
アリーナや近い席の人たちとは、感じ方が違ってしまうのかな。
そんなふうに思っていました。
でも、実際にその席に座ってみたら、まったく違いました。
上層席から見えた景色は、ただ「綺麗」だっただけではありませんでした。
緑、紫、青、白、オレンジ。
いろんな光が客席の中で混ざり合って、音に合わせて少しずつ色を変えていく。その光は止まっていませんでした。
客席の上をゆっくり流れて、波のようにうねって、スタジアム全体を包んでいました。
ペンライトがひとつひとつ光っている、というより、会場そのものが大きな光の海になっているようでした。
その光の海の中に、ステージがあって、音があって、人の熱があって、BE:FIRSTの歌が広がっていく。
私はステージだけを見ていたのではなく、ライブ全体がひとつの景色になっていくのを見ていたのだと思います。
そして、その光の海の上にいるような場所で、風が吹いていました。
上層席だからこそ感じられる、少し高いところを通る風。
たぶんアリーナでは感じられなかったかもしれない、静かで心地いい風でした。
その風が肌に触れたとき、ただライブを見ているだけではない感じがしました。
光がうねって、音が広がって、風が通っていく。
その全部が重なって、私は光の中に浮かんでいるような気がしました。
まるで、天国みたいな光の海を、船に乗ってゆっくり進んでいるような感覚でした。
ふと空を見上げると、星も見えました。
その空を、飛行機がゆっくり飛んでいました。
地上には、何万人ものペンライトの光。
空には、星の光。
そのあいだを、飛行機の小さな光が通っていく。
現実のスタジアムにいるのに、少しだけ現実ではない場所を見ているようでした。
地上の光と、空の光がつながっているように見えました。
近くの席なら、メンバーの表情や動きをもっと近くで追えたのかもしれません。
それはそれで、きっと素晴らしかったと思います。
でも上層席からは、違うものが見えました。
ステージだけではなく、客席も、空も、光も、風も、全部がひとつになっている景色。
ライブが、ステージの上だけで起きているのではなく、スタジアム全体に広がっていることが見えました。
上層席は、遠い席だと思っていました。
でもあの日、上から見えたのは、遠さではありませんでした。
スタジアム全体に広がる、天国みたいな光の海でした。
あれはきっと、上層階だけの特権だったのだと思います。
遠い席ではなく、全体の美しさを見渡せる席。
ステージだけではなく、空まで含めてライブを感じられる席。
そう思えたことが、今でも胸に残っています。
配信では、メンバーの表情やパフォーマンスはきっと綺麗に映ると思います。
でも、あの上層席の風は映らない。
空に見えた星も、飛行機の小さな光も、会場全体が波のようにうねっていた感じも、全部は映りきらないと思います。
だから、言葉にして残しておきたくなりました。
うまく言えないけれど、あの景色は本当に綺麗でした。
ただの「綺麗」では足りないくらい、綺麗でした。
BE:FIRSTの音楽があって、光があって、人の熱があって、空があって、風があった。
その全部が重なったあの時間を、私はたぶん忘れないと思います。
上層席でよかった。
あの日、そう思えたことも含めて、私にとって大切なライブの記憶になりました。
